30代看護師の給料・年収は平均年収はいくら?基本給、ボーナスと給料を上げる方法を解説|お役立ちガイド | 【マイナビ看護師】≪公式≫看護師の求人・転職・募集

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30代看護師の給料・年収は平均年収はいくら?基本給、ボーナスと給料を上げる方法を解説

2025.01.24 2025.03.18

30代になると、看護師として積み重ねてきた経験が豊富になり、専門的なスキルも高まります。一方で、同時に現在の収入が将来の生活やキャリアに見合っているか不安を感じる方も多いのではないでしょうか。

30代はこれまでの経験やスキルが収入に反映されやすく、収入アップを目指すための選択肢も広がる時期です。しかし、結婚や出産などライフステージの変化によって従来通りの働き方が難しくなり、収入が減少することもあるでしょう。

本記事では、30代看護師の平均年収と内訳について解説します。年収に差が出る理由や出産・育児に利用できる制度、収入アップを叶える方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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1. 30代看護師の平均年収

30代は看護師として経験を重ね、さらに専門性や責任感を深める時期です。20代からさらに実績やスキルが蓄積され、より幅広い業務やリーダー的なポジションを任される機会が増えます。では、30代になるとどのくらいの年収が期待できるのでしょうか。

ここでは、30代看護師の平均年収について詳しく解説していきます。

関連記事:【2023年版】看護師の年収調査結果 平均年収は約499万円! 年代別の給料、ボーナスも公開

1-1. 30~34歳は「約487万円」

30歳から34歳の看護師の平均年収は「約487万円」です。内訳は以下の通りになります。

金額(男女計)
平均年収 487万1,500円
平均月収 33万7,600円
平均賞与 82万300円

出典:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査(第5表)

なお、全職種の平均年収(30~34歳)は以下の通りです。

金額(男女計)
平均年収 463万4,900円
平均月収 31万9,400円
平均賞与 80万2,100円

出典:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査(第1表 )

30代に入ると十分な知識と現場経験から一人前と見なされるようになり、年収は20代前半の平均「約401万円」に比べて約80万円アップしています。全職種での平均年収を見ても看護師はやや高い傾向にあり、安定した収入を得られるといえるでしょう。

1-2. 35~39歳は「約485万円」

一方、35歳から39歳の看護師の平均年収は「約485万円」でした。内訳は以下の通りになります。

金額(男女計)
平均年収 485万3,100円
平均月収 33万6,700円
平均賞与 81万2,700円

出典:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査(第5表)

全職種の同年代では、平均年収(35~39歳)は以下の通りです。

金額(男女計)
平均年収 512万9,700円
平均月収 34万9,300円
平均賞与 93万8,100円

出典:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査(第1表 )

30代後半に入ると現場ではベテランの立ち位置になり、より責任のある業務も任されるようになります。しかし、平均年収は30代前半より低くなる傾向にあり、全職種と比べても看護師の年収は低い結果となっています。

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2. 30代看護師の給料の内訳

看護師の給料や年収は、主に以下の内訳によって構成されています。

  • 基本給
  • 各種手当
  • ボーナス

それぞれを詳しく解説していきます。

2-1. 基本給

30代看護師の基本給は「25万5,575円」です。20代看護師の基本給「21万5,566円」と比べると約4万円アップしているものの、看護師全体の基本給である「27万9,326円」よりも低い結果となっています。

引用:日本看護協会|2021年 看護職員実態調査(P69)

基本給には各種手当は含まれておらず、給料の基本となる金額です。一般的に勤続年数が長くなるほど上がる傾向にあるほか、管理職や専門的な業務を担当することで上がるケースもあります。

関連記事:看護師の時給はいくら? 時給換算した給与額とパート時給の平均額

2-2. 各種手当

看護師の給料に含まれる手当は主に以下の通りです。

  • 夜勤手当
  • 残業手当
  • 時間外手当
  • 資格手当

看護師の給料は基本給が高いわけではなく、各種手当がつくことで高くなる傾向です。とくに、夜勤手当は1回あたり約5,000~10,000円ほどの手当がつくため、各種手当のなかで大きな割合を占めています。

一方で看護師は残業手当がつくことはほとんどなく、月の残業時間は「5時間未満*」が大半です。主に日勤の終業後に発生することが多く、その内容は看護記録や患者対応が上位に上がっています。

*引用:マイナビ看護師|看護師白書 2023年度版(P16)

2-3. ボーナス

30代看護師の平均賞与(ボーナス)額は以下の通りです。

30~34歳 82万300円
35~39歳 81万2,700円

出典:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査(第5表)

ボーナスは20代に比べて大幅にアップしており、とくに30代前半は20代前半の「約46万円」と比べて約40万円ほどの差があります。ただし、ボーナスの支給額は職場によっても差があるため、ひとつの目安として覚えておきましょう。

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3. 30代看護師の給料や年収に差が出る原因

30代看護師の給料や年収で差が出る主な原因は、以下の通りです。

  • 勤務先の規模によって変わる
  • 働く地域によっても差が出る
  • 男女での違いも大きい

それぞれ理由を把握して、自身の年収を照らし合わせてみましょう。

3-1. 勤務先の規模によって変わる

看護師の給料は、勤務先の病院の規模によっても左右されます。

30~34歳 30〜34歳 35〜39歳
職員10~99人 445万4,500円 417万7,300円
職員100~999人 443万2,500円 449万3,400円
職員1000人以上 531万1,200円 574万200円

出典:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査(第5表)

規模の大きい病院と小さな病院で給料に差が生じる理由のひとつは、夜勤の有無です。大学病院のような大規模な病院では、深夜勤や準夜勤が一般的ですが、クリニックなどの小さな病院では日勤のみの勤務がほとんどになります。

さらに、規模が大きくなると高度な医療スキルが求められることが多く、その結果として給料が上がる傾向です。

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3-2. 働く地域によっても差が出る

看護師の年収は、働く地域によっても差が出ることがわかっています。

以下は平均年収上位の都道府県です。

都道府県 平均年収
大阪府 約568万円
神奈川県 約545万円
静岡県 約545万円
山梨県 約544万円
山形県 約539万円
富山県 約539万円
福井県 約537万円
宮城県 約535万円
京都府 約532万円
和歌山県 約530万円

出典:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査(都道府県別第3表)

平均年収は都道府県によってばらつきがあり、上位と下位の都道府県を比較すると約150万円ほどの差がありました。ここまで大きな差が出るのは、最低賃金の違いや物価などさまざまな要因が考えられます。

ただし、都道府県のランキングは年度によって順位に変動があるため、目安として覚えておきましょう。

関連記事:看護師の給料を都道府県別にランキングで紹介!

3-3. 男女での違いも大きい

看護師の年収は、男女別でも大きな差があります。

30~34歳 515万8,500円 417万7,300円
35~39歳 554 万3,400円 476万9,100円

出典:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査(第7表)

30代に入ると、女性の看護師の多くが結婚や出産など、ライフステージの変化を迎えます。それにともない、退職や家庭と両立しやすい働き方に変える人も少なくありません。

夜勤やフルタイムなど今まで通りの働き方ができなくなることから、収入も上がりにくくなると考えられます。

一方で男性はキャリアが中断される機会が少ないため、年収が上がりやすい傾向にあるでしょう。

関連記事:子育てとの両立のために夜勤なしの条件で転職したい

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4. 子育て中の30代看護師が収入を確保する3つのポイント

働き方が制限される子育て中の30代看護師は、どのように収入を確保すればよいのでしょうか。ポイントとなるのは以下の3つです。

  • 産前産後休業制度を利用する
  • 育児休業・出生時育児休業を取得する
  • 手当金や給付金を申請する

それぞれの制度を利用して、生活の安定を目指していきましょう。

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4-1. 産前産後休業制度を利用する

「産休」といわれる産前産後休業は、出産予定日の6週間前(多胎妊娠の場合は14週間前)から休業申請ができる制度です。労働基準法第65条によって定められており、すべての女性労働者が条件に関係なく取得する権利をもっています。

産後は出産翌日から8週間の休業を取得でき、産後6週間を過ぎて医師が認めた場合には就業も可能です。女性が安心して出産に臨めるようにする産休制度は、家庭だけでなく職場における働きやすい環境づくりの一環としても重要視されています。

参照:労働基準法 第65条

関連記事:産休・育休はいつから取れる? 制度の概要ともらえる手当について解説

4-2. 育児休業・出生時育児休業を取得する

一方で育児休業とは、子どもを養育するために労働者が一定期間、仕事を休める制度です。原則として子どもが1歳になるまで男性・女性ともに取得でき、保育所に入所できないなどの事情がある場合は最長で2年まで延長できます。

なお、「育児・介護休業法」にもとづき、以下の条件に当てはまる場合は取得できません。

  • 子どもが1歳6ヵ月になる前に雇用関係が終了する方
  • 入職後1年未満の方
  • 週の所定労働日数が2日以下の方

自身が取得条件を満たしているかどうかは、あらかじめ職場に確認をしておきましょう。

参照:厚生労働省|育児・介護休業法

4-3. 手当金や給付金を申請する

基本的に産休・育休中は給料が支払われませんが、健康保険や雇用保険から手当金と給付金を受け取れることがあります。

主な給付金は以下の通りです。

出産育児一時金 50万円 ※令和5年4月より、
42万円から50万円に変更
出産手当金日額 標準報酬月額の2/3
育児休業給付金 休業開始時賃金の67%
(181日目以降は50%)

参照:厚生労働省|出産育児一時金の支給額・支払方法について
   厚生労働省|育児休業給付について

これらの手当金を請求することで、完全に収入が途絶えることを避けられます。ただし、産休・育休中に勤務先から給与の支払いを受けた場合は、出産手当金・育児休業給付が支給されなかったり、支給額が変わったりするので注意しておきましょう。

関連記事:出産手当金を受け取るには? 対象者や申請方法を詳しく解説

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5. 30代看護師が給料・年収を上げる3つの方法

30代看護師が給料や年収を上げる主な方法は、以下の3つです。

  • キャリアを積んで管理職を目指す
  • 資格を取得してスキルアップする
  • 待遇のいい職場に転職するのもひとつ

それぞれのポイントを把握して、年収アップを目指していきましょう。

5-1. キャリアを積んで管理職を目指す

給料や年収を上げるには、キャリアを積んで管理職を目指すのもひとつです。看護主任や看護師長などの管理職に就くと、役職手当や昇給が期待できます。

非管理職 25万6,176円
中間管理職 31万4,454円
管理職 35万9,459円

引用:日本看護協会|2021 年 看護職員実態調査

管理職はすぐになれるものではなく、マネジメントやリーダーシップに関する研修を受けてスキルアップしていくことが大切です。将来的なキャリアパスとして視野に入れておきましょう。

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関連記事:看護管理者とは?どんな仕事? 魅力や役割は?

5-2. 資格を取得してスキルアップする

専門看護師や認定看護師など専門性の高い資格を取得すると、毎月数千円~数万円ほどの資格手当が支給されるケースもあります。ほかにも、助産師や保健師といった高度な資格は業務の幅が広がり、キャリアアップも目指せるので長期的にも収入を増やせるでしょう。

ただし、資格手当が出るかどうかは職場によって異なります。手当が出ても金額に決まりはないため、職場の条件をしっかり確認したおきましょう。

また、資格を取得するには学校に通う必要があるため、費用や取得後の年収を検討したうえで目指してみてください。

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関連記事:看護師のキャリアアップにおすすめの資格11選|主なキャリアの種類も

5-3. 待遇のいい職場に転職するのもひとつ

現職の待遇に不満を感じ、スキルアップによる収入アップを見込めないときは、待遇のいい職場に転職するのもおすすめです。キャリアを積んできた30代の看護師は即戦力になる存在なので、多くの医療機関から重宝される傾向にあります。

また、ライフステージの変化にともなって、働き方を見直したい人にも転職は最適です。日勤中心の働き方でも高収入を目指したい、家庭事情にも柔軟に対応できる職場で働きたいなど、ワークライフバランスを重視したい人にも転職は有効な手段となります。

ぜひ、現状にあった働き方を実現して、看護師としてのキャリアを積んでいきましょう。

関連記事:30代看護師はいつ転職すべき?転職理由・転職活動をする上でのポイント

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6. 給料や年収を把握して理想のキャリアを築いていこう

今回は、30代看護師の給料や年収について紹介しました。

30代になると看護師としての経験が増え、スキルも成熟していきます。夜勤や資格手当が加わることで年収が上がるものの、ライフステージの変化によってワークライフバランスに悩むこともあるでしょう。自分の望む働き方や将来設計を見据え、スキルアップやキャリアの方向性を見直すことが大切です。

マイナビ看護師では、専任のキャリアアドバイザーが求職者一人ひとりにあった転職サポートをおこなっております。家庭の事情で希望条件が多く、自分にあった求人がなかなか見つからないときは、ぜひ一度マイナビ看護師へご相談ください。

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