内視鏡室看護師の主な職場は胃腸科、消化器科、肛門科など。がんや胃潰瘍などの患者の増加や、新たに専門の内視鏡科を設ける医療機関も増えており、総合病院から個人クリニックまで幅広く求人があります。主な業務は検査だけでなく、医師や患者との打ち合わせ、機械・器具の準備、検査中や検査後の患者の状態チェック、機械・器具の洗浄&消毒、その他片付けなど。内視鏡検査を専門的に行う病院では1日に何件もの検査が入るため、安全、的確、迅速にテキパキと対応するフットワークの軽さが求められます。基本、予約制のため他の部署と比べると急患は少なく、比較的穏やかな現場と言えます。残業が少なく、日勤のみの職場が多いため、子育て期間中のナースママも働きやすいという魅力があります。一般病棟と比べ求人数そのものは少なく、仕事内容が専門的なため一般的な看護スキルは身につきづらいですが、特定の診療科で専門性とスキルを高め、キャリアアップを目指す看護師も多く、その頂点は「内視鏡技師資格」の取得と言われています。この資格を取得すると多くの医療機関で資格手当が支給されることになります。残業が滅多にないため年収は一般病棟看護師よりも低めで、相場は約350~400万円。賞与の多い国立系、公立系の医療機関は年収も高めのようです