佐賀県には、豊かな自然が多く残っています。佐賀県は医療体制がしっかりと整備されており、たくさんの医療施設があります。看護師に対する需要が高く、有効求人倍率は一般企業に比べても高い水準です。さまざまな求人が出ているため、求める働き方にあわせて勤務先を選べます。
佐賀県では、具体的にどのような看護師の求人があるのでしょうか。当記事では、佐賀県の看護師の平均給与とともに、看護師支援施策や求人が多いエリアについての情報をまとめて解説します。
佐賀県で看護師の求人を探している人は、ぜひ参考にしてください。
1. 【2022年】佐賀県における看護師の有効求人倍率と求人市場の特徴は?
佐賀県における看護師・准看護師・一般企業の有効求人倍率は、下記の通りです。
佐賀県の看護師の有効求人倍率は、一般企業の2倍以上の水準となっています。そのため、佐賀県で看護師としての就職を目指せば、比較的スムーズに進む可能性が高いでしょう。
なお、看護師の有効求人倍率の全国平均は、2.63倍です。よって、佐賀県の看護師の有効求人倍率は全国平均と同水準だといえます。
また、佐賀県の准看護師の有効求人倍率は、看護師よりもさらに高くなっています。准看護師としての就職を希望している場合は、より多くの選択肢の中から自分に適した勤務先を探せるでしょう。
■医療資源・医療提供体制が良好
佐賀県の医療機関数などの医療資源は、いずれも全国平均以上の水準を保っています。佐賀県の人口10万人当たりの医療機関数は、病院が11.95施設、一般診療所が71.97施設です(2021年11月時点)。
ただし、佐賀県の一般病床と療養病床を比較すると、療養病床の割合のほうが高くなっています。(出典:日本医師会・地域医療情報システム「地域別統計(佐賀県)」)
■急性期医療をカバーしやすい体制
佐賀県は複数の基幹病院が分散して配置しており、急性期医療に対応しやすい体制が整っています。60分以内の搬送人口率が高く、スムーズに必要な医療を提供できている状態です。(出典:救急医をめざす君へ 救急科専門医・専攻医のなり方など情報サイト「九州・沖縄地方の基幹医療施設一覧」)
そのため、3次救急の負担が集中する傾向があり、今後の課題として3次救急と2次救急の連携があげられています。
2. 【2022年】佐賀県の看護師の平均年収は?
ここでは、佐賀県と全国における看護師関連職と給与所得者の平均給与をご紹介します。
佐賀県の看護師関連職の平均年収は、全国平均よりも低くなっています。ただし、給与所得者の平均年収と比較すると、佐賀県の看護師の平均年収は高い水準です。
ここで紹介しているのは、あくまでも平均年収です。そのため、実際に勤務する医療施設によってはより高い年収を得られる可能性もあります。賞与や手当の有無まで含めて確認し、希望に沿った収入を得られる求人を探しましょう。
■働き方により収入は大きく変化する
佐賀県内の看護師や准看護師の求人をみると、さまざまな勤務条件があります。就職先によって、勤務時間や曜日はそれぞれ異なります。また、夜勤のある施設もありますが、日勤のみの施設も少なくはありません。
看護師や准看護師として勤務する場合、働き方によっても得られる年収は変化します。年収と働き方の希望についてバランスをとりつつ、自分自身が納得できる就職先をみつけることが大切です。
3. 佐賀県で看護師の求人が多いエリアは?
佐賀県で看護師や准看護師の求人が最も多いのは、佐賀市です。その次に鳥栖市、唐津市が続いています。
ここでは、佐賀県における求人情報の特徴を解説します。
求人情報の特徴 |
佐賀市 |
- ・正社員、パート・アルバイトを同時に募集している求人が多い
- ・老健やグループホーム、デイサービスなどの施設からの求人が豊富にある
- ・寮・借り上げ住宅や託児所などの支援制度が充実している
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鳥栖市 |
- ・非常勤を募集する求人が多い
- ・教育制度が充実しており、スキルアップを図れる
- ・残業少なめの求人が多く、プライベートの充実も可能
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唐津市 |
- ・療養型病院、訪問看護、産婦人科など幅広い求人がある
- ・休暇制度が整っているなど、働きやすい環境の施設が多い
- ・能力や経験を考慮した給与を支給する求人がある
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伊万里市 |
- ・駅から近い病院が多い
- ・託児所あり、日勤のみの子育てしながら働きやすい病院もある
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佐賀県の医療拠点は、県内の中心部に集中している点が特徴的です。病床数や医師数なども充実しています。
「マイナビ看護師」では、佐賀県の看護師求人を90件以上掲載しているので、ぜひ参考にしてください。
4. 佐賀県が進める看護人材の支援・取り組みは?
佐賀県においては、看護人材を確保するために、さまざまな支援や取り組みが展開されています。たとえば、佐賀県看護協会では、看護師の免許を持つ人の復職を支援するための活動として、6日間にわたる看護職再就業支援研修会を開催しています。看護職再就業支援研修会は無料で参加可能です。
講義内容は、近年の看護を取り巻く環境の変化を学ぶ座学から、病院施設・医療機器の見学、実習まで多岐に及び、非常に充実した内容となっています。年に2回の開催を予定していて、各回10名程度の参加者を募っています。研修としては上記以外にも、「採血・注射」に特化した看護職再就業支援技術セミナーも開催しています。
興味をお持ちの方はぜひ、佐賀県ナースセンターのHPで最新の情報をご覧ください。(出典:公益社団法人 佐賀県看護協会「再就業支援研修」)
研修以外の支援としては、看護師の免許があるものの就業していない人は、氏名や連絡先などを届け出ると無料の職業紹介支援を受けることができます。相談員からさまざまなアドバイスを受けられるため、スムーズに就職先を探せます。専用のWebサイトとして公開されている「とどけるん」から届け出が可能です。(出典:看護師等の届出サイト)
その他、佐賀県に限らない看護人材への取り組みとして、災害時にご活躍いただける災害支援ナースの募集をしており、研修や派遣訓練などを行っています。(出典:公益社団法人 佐賀県看護協会「災害支援ナース募集」)
5. 佐賀県の魅力・名所・生活環境
佐賀県の2021年3月現在の人口は、809,824人です。(出典:さが統計情報館「推計人口/令和2年度(2020年度)」)
佐賀県は九州の北西部に位置しており、福岡県や長崎県と隣接しています。また、玄界灘や有明海にも面しており、豊かな自然に恵まれています。佐賀県の年間の平均気温は16度前後であり、暖かく穏やかな気候が魅力的です。
朝鮮半島までは約200キロメートルと近いため、古い時代から大陸文化を迎え入れる窓口としても機能してきました。そのため、歴史的にみても佐賀県は重要な役割を果たしています。
佐賀県には、佐賀県産米の「さがびより」や佐賀牛など、たくさんの名産品があります。また、世界遺産の三重津海軍所跡があり、観光客も多く訪れています。
まとめ
佐賀県には看護師の求人がたくさんあり、求人によって年収や働き方はさまざまです。佐賀県は温暖で暮らしやすい環境も整っている点が魅力的です。看護師としての就職を支援する制度もあるため、上手に活用しましょう。
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※当記事は2022年1月現在の情報を基に作成しています