看護師のキャリアアップにおすすめの資格11選|主なキャリアの種類も|お役立ちガイド | 【マイナビ看護師】≪公式≫看護師の求人・転職・募集

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vol.004 キャリアアップの強化書

看護師のキャリアアップにおすすめの資格11選|主なキャリアの種類も

2018.05.17 2022.09.29

看護師がキャリアアップを目指す場合は、上位資格や関連資格を取得することが有効です。資格を取れば業務の幅が広がるだけでなく、資格手当などによる待遇面の向上が期待できるほか、転職する場合にも有利となるでしょう。

当記事では、看護師のキャリアの種類について解説したうえで、スキルアップにつながる資格11選を紹介します。「今よりもっと成長したい」「自分の市場価値を高めたい」と考えている看護師の方は、ぜひ最後まで参考にしてください。

看護師のキャリアは大きく4種類

看護師として働く中で、自身のキャリアについて悩む人は多くいます。キャリアの選択肢は複数あるものの、「どのような道を進みたいか」が定まらなくては行動に移すことはできません。ここでは信頼性のある情報を用いながら、看護師のキャリアを4通り解説します。

ジェネラリストを目指す

ジェネラリストとは、幅広い知見や多面的な視野を持った人材を意味します。日本看護協会は看護師のジェネラリストについて、「経験と継続教育によって習得した暗黙知に基づき、その場に応じた知識・技術・能力が発揮できる者」と定義しています。つまり、特定の分野や領域にとらわれず、直接的に質の高い看護サービスを提供できる人物といえるでしょう。一般的には「中堅以上の看護師」「ベテランナース」などがジェネラリストのイメージとなります。

ジェネラリストには根拠のある看護実践能力や組織的役割を遂行する能力、自己教育・研究能力などが求められます。患者さんやその家族と医療従事者間との調整も行うため、コミュニケーション能力も必要です。

出典:公益社団法人 日本看護協会「継続教育の基準 ver. 2

スペシャリストを目指す

特定の専門分野に精通した人材がスペシャリストであり、専門看護師や認定看護師などが該当します。教育制度が確立されているので目指しやすく、キャリアの選択肢としてポピュラーな位置付けです。スペシャリストはがん看護・精神看護・小児看護など、さまざまな分野で卓越した能力を発揮します。高度な専門知識や技術だけでなく、後輩を育成するための教育力も必要です。

医療は日進月歩であり、継続的かつ能動的な学習と経験の積み重ねが不可欠です。スペシャリストは将来的に、チーム医療推進による医療の質向上や患者視点に立った医療システムの再構築などの役割も期待されています。

出典:公益社団法人 日本看護協会「継続教育の基準 ver. 2」

管理者を目指す

看護師たちの統制を図る管理者は、看護部長・看護師長・看護主任などの職位に分かれます。認定看護管理者制度の導入や大学院における教育課程の普及にともない、マネジメントに携わる看護師の数は増加傾向にあります。

管理者は多様な看護ニーズに対応した人員配置を計画するとともに、組織の目標達成に向けて看護師を指導・評価します。そのため、主体的に行動できることを前提に、柔軟な対応力や現状改善に向けた問題解決能力のほか、経営的・倫理的な視点も求められます。看護部は病院組織の中で最大規模となることが多く、その中枢を担う管理者は病院全体の活性化に貢献できるやりがいの大きいポストです。

出典:公益社団法人 日本看護協会 継続教育の基準 ver. 2

教育者・研究者を目指す

看護師のキャリアには、看護職の能力開発に携わるという選択肢もあります。教育者は「継続教育の責任を担う者、部門や部署の教育を担う教育の担当者、新人看護職員研修における研修責任者・教育担当者・実地指導者、看護学生を指導する実習指導者など」と定義されます。教育者を目指す場合、臨床看護分野の経験や、関連機関での研修・講習の参加が必須です。

研究者は大学院や研究所に在籍し、理論と科学的根拠に基づく看護実践を可能にするための研究を行います。看護学を深く探求することで、効果的かつ患者さんに寄り添った治療や看護を提供できるようになります。なお、研究者になるには大学院卒が一般的な要件です。

出典:公益社団法人 日本看護協会 継続教育の基準 ver. 2

キャリアアップを目指している看護師は多い? 1000人にアンケート!

勉強熱心な看護師さんたちは、患者さんによりよいケアを提供したいと願ったときも、あこがれの職場への転職を視野に入れたときも、資格取得を通してスキルアップを考える方が少なくありません。実際のところ、看護師のみなさんはどんな資格に注目しているのでしょうか。「マイナビ看護師」が2018年1月に実施した、全国の看護師1000人対象のアンケート調査結果をもとに、資格にまつわるリアルな声をお届けします。

2018年1月「マイナビ看護師」実施―楽天リサーチアンケート

みんなが抱える「スキルアップの悩み」とは?

看護師が職場に対して感じる不満といえば、「忙しすぎる」「お給料が仕事上の責任の大きさに見合ってない」「人間関係がややこしい」といった内容が思い浮かぶかもしれませんが、意外にもアンケートで多く聞かれたのがスキルアップに関する不満でした。特に注目したいのは、およそ4人に1人が「今の仕事にやりがいが感じられない」「仕事内容に不満がある」と感じていること。現状に満足できず、もっとやりがいのある仕事に挑戦したいと考えている方は少なくないようです。 そうでありながら、「職場でキャリアアップが望めない」という回答が15%あったという事実も見逃せません。「教育体制が整っていない」(19.2%)ために学びの機会が少なかったり、キャリアアップの指針となるロールモデルが見当たらなかったりする現状があるようです。自身の適性や能力を最大限に発揮して働くためには、資格取得で専門性を高め、よりよい職場へ転職することも視野に入ってくるのかもしれません。

転職してキャリアアップを目指したい方はこちら

スキルアップを目指す看護師の方におすすめの資格11選

現役看護師を対象とした「これからスキルアップのために取得したい資格ランキング」(回答者1,000人、複数回答可)では、下記の資格がトップ3に入りました。

いずれの資格もハードルは決して低くないものの、専門性を確立できるために高い人気を得ています。トップ3以外にも、看護師からの関心が高い資格はたくさんあります。ここからは、上記を含めて看護師におすすめの資格を11種類ご紹介します。

助産師

助産師は、出産の介助や妊産婦の相談、妊娠・産後における母子の保健指導などにかかわる資格です。取得すれば病院の産婦人科やクリニック、助産所などで活躍できるようになります。育児指導や不妊治療、思春期の性の悩みなどについての理解が深まることもメリットです。助産師は、助産師国家試験に合格すると取得できます。

〈主な受験条件〉

・看護師国家試験に合格後、看護系大学にて助産師選択課程を修了する
・看護師国家試験に合格後、看護系大学院で2年間または看護大学専攻科・別科、看護短期大学専攻科、助産師養成所のいずれかで1年間の専門教育を修了する

妊娠や出産に携わる仕事に就きたいという人に必須の資格ですが、受験資格は女性に限られます。受験までに最短1年以上かかるので、取得を目指す際には計画的に準備を進めましょう。


出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O‐NET)「助産師」

保健師

保健師は乳児から高齢者まで、すべての人が健やかな生活を送れるように必要な保健サービスを提供する資格で、厚生労働省が認可する国家資格です。健康・保健・栄養について的確な指導や助言を行えるようになるため、看護師が取得するメリットは豊富です。看護師としてではなく、保健師として働くこともできます。

〈主な受験条件〉

・看護師国家試験に合格後、看護系大学にて保健師選択課程を修了する
・看護師国家試験を合格後、看護系大学院で2年間または看護大学専攻科・別科、看護短期大学専攻科、保健師養成所のいずれかで1年間の専門教育を修了する

保健師の資格は、予防医療が求められる介護や福祉の現場で特に役立ちます。介護施設や訪問看護ステーションなどで働いている、企業や学校で健康管理に携わりたいという人におすすめです。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O‐NET)「保健師」

認定看護師

認定看護師は、特定の看護分野において熟練した知識と技術を持つことを証明します。高水準の看護実践能力を身に付けられるとともに、看護師への指導や相談業務が行えるようになる有用な資格です。

〈専門看護分野一覧〉

救急看護/皮膚・排泄ケア/集中ケア/緩和ケア/がん化学療法看護/がん性疼痛看護/訪問看護/感染管理/糖尿病看護/不妊症看護/新生児集中ケア/透析看護/手術看護/乳がん看護/摂食・嚥下障害看護/小児救急看護/認知症看護/脳卒中リハビリテーション看護/がん放射線療法看護/慢性呼吸器疾患看護/慢性心不全看護

※下記は2020年度から教育開始
感染管理/がん放射線療法看護/がん薬物療法看護/緩和ケア/クリティカルケア/呼吸器疾患看護/在宅ケア/手術看護/小児プライマリケア/新生児集中ケア/心不全看護/腎不全看護/生殖看護/摂食嚥下障害看護/糖尿病看護/乳がん看護/認知症看護/脳卒中看護/皮膚・排泄ケア

認定看護師を取得するためには、日本看護協会が実施する認定試験に合格する必要があります。看護師免許の取得後、実務研修が通算5年以上(うち3年以上は認定看護分野の実務研修)あることが受験の条件です。

現場のスペシャリストを目指す人はもちろん、キャリアアップの足掛かりがほしいという人にも向いている資格です。


出典:公益社団法人 日本看護協会「認定看護師」

専門看護師

専門看護師は複雑で解決困難な症状を持つ患者さんに対して、高水準で効率的な看護を行うことを証明する資格です。認定看護師プラスαの役割範囲を持ち、取得すれば教育的役割を果たせると同時に、実践の場で研究活動に参加できるようになります。

〈専門看護分野一覧〉

がん看護/精神看護/地域看護/老人看護/小児看護/母性看護/慢性疾患看護/急性・重症患者看護/感染症看護/家族支援/在宅看護/遺伝看護/災害看護/放射線看護

資格は専門看護師制度に基づく試験に合格すると取得できます。

〈主な受験条件〉

・看護系大学院修士課程修了者で専門看護師教育課程基準の単位を1年以上取得している
・看護師免許取得後、実務研修が通算5年以上ある(うち3年以上は専門看護分野の実務研修)

専門看護師はスキルアップを目指す現場従事者や、看護学や保健医療福祉の発展に貢献したいと考える人に向いている資格です。

出典:公益社団法人 日本看護協会「専門看護師」

ケアマネジャー

ケアマネジャーは個人に最適なケアを目指して、介護サービスなどを総合的にコーディネートする資格です。介護福祉士や社会福祉士に加えて、看護師が取得するケースも少なくありません。

介護の視点を持つことでアセスメント能力が向上する、退院支援の知識が増えるなどが主なメリットとして挙げられます。資格は介護支援専門員実務研修受講試験に合格した後、介護支援実務研修を修了すると取得できます。

〈主な受験条件〉

看護師や社会福祉士などの資格を持ち、5年以上かつ900日以上の対人援助業務の経験がある(または施設などで相談援助支援業務に5年以上かつ900日以上従事している)

ケアマネジャーは、介護現場で働く看護師のスキルアップにつながる資格です。退院調整部署や病院が委託する地域包括支援センターで働きたいという人にも適します。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版O‐NET)「介護支援専門員/ケアマネジャー」 

臨床心理士

臨床心理学の知識や技術に基づき、相手の心の問題にアプローチするのが臨床心理士です。

資格を取れば、多種多様な価値観を尊重しながら理想的なケアを行えるようになります。資格取得は、日本臨床心理士資格認定協会が行う認定試験に合格することが条件です。

〈主な受験条件〉

・指定大学院(1種・2種)を修了し、所定の条件を満たす
・臨床心理士養成に関する専門職大学院を修了する

試験は1次試験(筆記)と2次試験(面接)に分かれています。臨床心理士は心療内科や精神科で働く人や、患者さんのためにメンタルケアを本格的に学びたいという人に最適です。

出典:公益財団法人 日本臨床心理士資格認定協会

栄養サポートチーム専門療法士

栄養サポートチーム専門療法士(NST専門療法士)はNSTに関わる資格であり、患者さんに対して高度な栄養療法を実現することに貢献します。静脈栄養・経腸栄養などを用いた臨床栄養学に関する高度なスキルを習得できるのが特徴です。資格試験は日本臨床栄養代謝学会が実施しています。

〈主な受験資格〉

・管理栄養士・看護師・薬剤師などの資格を持っている
・医療や福祉施設に5年以上勤務し、栄養サポートに関する実務経験がある
・NST専門療法士受験必須セミナーなどに参加し、規定数以上の単位を取得している
・認定教育施設で実地修練を修了している

NST専門療法士はNSTに参加している看護師や、チーム医療に興味のある看護師に適した資格です。

出典:日本臨床栄養代謝学会「NST専門療法士認定資格制度」

笑い療法士

笑い療法士は笑いの力で患者さんの自己治癒力を高めたり、病気の予防をサポートしたりすることを目的とした資格です。笑わせるのではなく笑いを引き出すことが特徴であり、専門性を身に付ければ怪我や病気で落ち込んでいる患者さんに元気を与えられます。

資格は3級〜1級があり、いずれも「癒しの環境研究会」が行う研究会に参加し、笑い療法士講習とフォローアップ研修に合格すると認定されます。

〈資格の種類〉

・3級:笑い療法士の理念を理解し、熱意がある
・2級:笑い療法士として十分な実績がある
・1級:笑い療法士として社会に貢献し、特に優れた実績がある

笑い療法士は、患者さんの精神的なストレスを少しでも緩和させたいと考える看護師におすすめの資格です。

出典:一般社団法人 笑い療法士募集のご案内 | 一般社団法人癒しの環境研究会

リンパ浮腫療法士

リンパ浮腫療法士はリンパ浮腫の複合的治療を中心に、リンパ浮腫の診療に従事するのに必要な専門知識や技術水準を持つことを証明します。複合的リンパ浮腫療法や日常的なセルフケアについての指導・実施スキルを習得することが可能です。資格は日本リンパ浮腫治療学会の認定試験に合格すると取得できます。

〈主な受験条件〉

看護師や理学療法士などの資格を持ち、2年以上の実務経験がある
・リンパ浮腫治療に関する研修を修了している
・研修後にリンパ浮腫外来やそれに準ずる医療機関
・施術施設にて、実施症例を5つ以上積んでいる

がん治療を受けた患者さんは、リンパ浮腫を発症することが少なくありません。資格はリンパ浮腫外来だけでなく、外科・婦人科・放射線科などで働く場合にも役立ちます

出典:日本リンパ浮腫治療学会認定 リンパ浮腫療法士

福祉住環境コーディネーター

高齢者や障がい者の方が住みやすい住環境を提案するのが、福祉住環境コーディネーターです。資格を取得すれば、体調面に加えて患者さんの生活面の不具合にも対応できるようになります。資格は3級〜1級があり、2級以上は住宅改修の保険給付を得るための「住宅改修が必要な理由書」を作成できるなどの違いがあります。

福祉住環境コーディネーターは、東京商工会議所が主催する検定試験に合格することが条件です。検定試験には年齢・性別・学歴などを問わず誰でも受験できます。介護福祉施設で働く人や、訪問看護を行う人はスキルアップの一環として特に有効です。

出典:東京商工会議所「福祉住環境コーディネーター検定試験」

体外受精コーディネーター

体外受精コーディネーターは、高度生殖医療を受ける人に必要な情報提供やカウンセリングを行うための資格です。医師や胚培養士(エンブリオロジスト)と同水準の知識を獲得できるのが特徴であり、不妊で悩むカップルに寄り添った最適なケアが行えるようになります。

資格取得の主な条件は、日本不妊カウンセリング学会が行う養成講座を3回以上受講したうえで、筆記と記述試験に合格することです。受験にあたっては「ART(生殖補助医療)に関わる実務経験が1年以上ある」などの要件を満たす必要があります。体外受精コーディネーターは、不妊治療を行う産婦人科や、専門クリニックで働く人に向いている資格です。

出典:特定非営利活動法人(NPO法人)日本不妊カウンセリング学会「不妊カウンセラー・体外受精コーディネーターとは

経験年数が上がるにつれ看護師の年収はアップする?

資格取得とは別に、看護師は経験年数によっても収入が増える傾向にあります。たとえば、女性看護師の平均年収は勤続年数1〜4年で約397万円、10〜14年で約450万円となっており、男女ともに勤続15年目以降から年収500万円を超えます。

看護師はやりがいがたくさんある反面、夜勤を含めて精神的・体力的にきついと感じる場面が少なからずあるかもしれません。お金で報われるわけではないものの、モチベーションを保つうえでは、ある程度納得のいく給料をもらうことは重要です。しかし、残業代や賞与額は職場によって違うため、現状よりも収入を増やしたい場合は、長く働ける環境を選ぶことが大切な要素となるでしょう。

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まとめ

看護師のキャリアは大きく分けて、「ジェネラリスト」「スペシャリスト」「管理者」「教育者・研究者」の4種類があります。キャリアプランがイメージできたら、どのような資格を取るべきかじっくり検討してみましょう。

「もっと効率的にキャリアアップできる環境に移りたい」という看護師の方は、マイナビ看護師のキャリアアドバイザーにぜひご相談ください。専門的な立場から、それぞれに合った最適な転職プランを提案させていただきます。

※当記事は2022年5月時点の情報をもとに作成しています

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