取得難易度は高いがチャレンジしたい「専門看護師」|看護師転職お役立ちガイド | 看護師の求人・転職・募集なら【マイナビ看護師】≪公式≫

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vol.002

取得難易度は高いがチャレンジしたい
「専門看護師」

全国で1883人(2017年 日本看護協会調べ)しか取得しておらず、認定看護師よりも資格取得の難易度が高いとされている「専門看護師」。地域と連携し、患者さんをサポートしたり、チーム医療を支えたりします。認定看護師との大きな違いは大学院に2年間通う必要があるという点です。ここでは、医療現場のエキスパート「専門看護師」の資格取得までのノウハウをお伝えします。

専門看護師の基本情報

1. 専門看護師とは

専門看護師は、認定看護師と同様、日本看護協会によって認定される資格のひとつ。対象となるのは「複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識・技術を深めた人」です。資格を取得するには、①5年以上の実践経験がある、②看護系大学院での修士課程を修了後、日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位を取得するという2つの条件をクリアした看護師が、専門看護師認定審査に合格する必要があります。

2. 専門看護師の役割

専門看護師の役割は、「実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究」の6つ。患者や家族に対して高水準の看護を提供するだけでなく、施設や地域全体の看護の質を向上させることが求められます。

実践 相談 調整
個人、家族及び集団に対して卓越した看護を実践する。 看護者を含むケア提供者に対しコンサルテーションを行う。 必要なケアが円滑に行われるために、保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行う。
倫理調整 教育 研究
個人、家族及び集団の権利を守るために、倫理的な問題や葛藤の解決をはかる。 看護者に対しケアを向上させるため教育的役割を果たす。 専門知識及び技術の向上並びに開発をはかるために実践の場における研究活動を行う。
3. 専門看護分野

専門看護分野とは、「変化する看護ニーズに対して、独立した専門分野として知識及び技術に広がりと深さがあると制度委員会が認めたもの」(日本看護協会)を指します。2016年12月現在、特定されている分野は以下の13分野。専門看護師を目指すなら、「自分がどの分野を極めたいのか?」を踏まえながら仕事に取り組むことをおすすめします。

①がん看護
②精神看護
③地域看護
④老人看護
⑤小児看護
⑥母性看護
⑦慢性疾患看護
⑧急性・重症患者看護
⑨感染症看護
⑩家族支援
⑪在宅看護
⑫遺伝看護
⑬災害看護
4.専門看護師の仕事内容

身につけた専門知識を生かしながら、医師、薬剤師、栄養士、介護士などの医療スタッフと連携して、チーム医療を支えることになります。専門看護師の仕事において特徴的なのは「患者だけでなくその家族までケアの対象になること」と「地域と連携して患者さんをサポートすること」の2点。たとえば老人看護分野の場合、退院後も自宅で適切な看護を受けられるように家族にケアの方法を教えたり、地域の訪問看護ステーションやケアマネジャーなどに働きかけて在宅医療のサポートを行うのも専門看護師の仕事です。また、後輩看護師を育成することも大事な役目。看護の質を高めるために勉強会を開催するなど、看護師のリーダー的存在を担うことになります。

<活動例>
●がん看護分野
・がんそのものや治療による副作用による身体的・精神的な苦痛を理解し、適切な臨床判断の下、患者やその家族に対してQOL(生活の質)の視点に立った高度な看護を提供する。

●老人看護
・高齢者が入院・入所・利用する施設において、認知症や嚥下障害などをはじめとする複雑な健康問題を持つ高齢者のQOLを向上させるために水準の高い看護を提供する。

●家族支援
・患者の回復を促進するために家族を支援する。患者を含む家族本来のセルフケア機能を高め、主体的に問題解決できるよう身体的、精神的、社会的に支援し、水準の高い看護を提供する。

資格取得までの流れ

専門看護師にチャレンジするために必要な実務経験期間や、資格取得までの大まかな流れは次の通りとなります。

①実務経験

必要とされる実務経験期間は5年間。この期間は、転職・休職などでブランクがあったり、勤務施設が変わったりしても通算することが可能です。ただし、資格取得したい認定分野での経験も3年以上必要になります。

②看護系大学院を受験

専門看護師資格を取得するためには、まず看護系大学院に合格し、日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位(総計26単位または38単位)を取得する必要があります。所定の単位が取得できる大学院は全国で106カ所(2017年4月現在)。学校によって入学金や受講料、学べる専門分野が違うため、「自分が住んでいるエリアや近隣エリアの学校に学びたい専門分野があるか?」など、しっかりと情報収集しておきましょう。国立と私立とでは入学金や受講料がかなり違いますが、奨学金制度を設けている学校もあるので、あわせて確認しておくといいでしょう。
専門看護師教育機関検索

③看護系大学院を受講

入学後は大学院生として実習や勉強、研究に専念することになるため、病院で勤務している場合は基本的に休職、退職するのが一般的。ただし、勤務先の病院が資格取得を推奨していたり、仕事復帰のサポートを行っている場合は、休職、退職せずに勉学に励むことが可能です。そうしたケースでは、在学中にアルバイトとして働き続けるケースもあるようです。

③認定審査を受験〜合格

認定試験は毎年1回。7月中旬に受付を開始し、11月1日に筆記試験が行われるのが通例となっています。試験内容は一次が書類審査、二次が筆記試験(論述式)。筆記試験には事例問題と総合問題があり、時間は120分です。2017年の認定審査では、全13分野で344名が受験し238人が合格しています。

④認定交付登録

認定審査に合格した場合は、認定料5万円を納入して認定看護師として看護協会に登録。「認定証」が交付されれば、認定看護師としての活動ができます。なお、認定看護師はレベル保持のために、5年ごとの認定更新制を施行しており、更新審査では過去5年間の看護実践の実績、研修実績、研究業績などについての書類審査が行われます。

専門看護師になるメリット

1. 高度な知識とスキルが身につく

特定の看護分野についてより専門的に学ぶことができるため、高度な知識とスキルを身に付けることができます。特定の専門分野における看護を極めたいと考えている人にとっては、最高の環境といえるでしょう。

2. やりがいが大きい仕事を任される

一般の業務以外に、現場の人材育成やコーディネーター役、地域社会を含めた看護活動など、やりがいの大きな仕事を任されるようになります。また、有資格者が全国でも約2100人しかいないため、患者やその家族にもより大きな安心感や信頼感を与えることができるでしょう。

3. 夜勤が減ったり、免除になることが多い

認定看護師と同様、資格を生かすことができるのは、患者さんの起きている日中が中心。そのため夜勤が免除になるケースも少なくありません。

4. 昇進にプラスの影響がある

ほかの看護師の模範となる存在であり、重要なポジションの仕事を担うケースも多いため、管理職への昇進のチャンスが増えます。また、一般の看護師とは違ったキャリアを積むことになるので、転職の際にも大きなアピールポイントになるでしょう。

文:マイナビ看護師

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