看護師の年収調査|お役立ちガイド | 【マイナビ看護師】≪公式≫看護師の求人・転職・募集

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看護師の年収調査~年代別の給料、ボーナスも公開!
看護師の年収調査

【2023年版】看護師の年収調査結果 平均年収は約499万円! 年代別の給料、ボーナスも公開

2023.06.01 2023.06.01
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新型コロナウイルスの感染拡大によって、あらためてその存在の大切さがクローズアップされた看護師のお仕事。病気に悩む人に寄り添い、感謝されるやりがいのあるお仕事ですが、現役の看護師さんたちはどれくらいのお給料を得て働いているのでしょうか。

ここでは2023年版の看護師さんたちの平均年収や月収、ボーナス事情のほか、男女別、都道府県別、職種別などの平均年収などについても紹介していきます。

2023年版 看護師の年収は?

看護師や、看護師を目指す方にとって、平均年収は多くの方が気になるポイントではないでしょうか。看護師は経験年数を積むことで平均年収が上がりやすく、かつ夜勤が多い場合は同年代の方と比較しても高給となることが多い傾向です。

ここでは、看護師の平均年収から、経験年数別の年収・ボーナスの金額・男性看護師と女性看護師の年収差まで、幅広いデータをご紹介するため、ぜひ参考にしてください。

看護師の平均年収

厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」によると、看護師の平均年収は508万1,300円。は35万1,600円で、ボーナスは86万2,100円でした。なお、調査対象の平均年齢は40.7歳で、勤続年数が9.1年となっています。昨年の看護師の平均年収である498万6,200円と比較すると、平均年収は約9.5万円上がっています。

看護師の平均年収は
5081,300

平均年齢40.7歳、勤続年数9.1年、月収35万1,600円、ボーナス86万2,100円
※年収は、夜勤手当や残業代等の各種手当を含めた金額です。

出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

この数字は、医療関係の職種の中ではやや低めで、厚生労働省の同調査によれば、薬剤師の年収は583万3,900円。看護師の平均年収と比較すると、約75万円の開きがあります。

看護師の年代別年収・月収

次に、年収や月収を年代別にみてみましょう。まずは年齢別の年収です。

看護師 年齢別平均年収一覧
年齢 平均年収
男性 女性
20~24歳 約376万円 約403万円
25~29歳 約485万円 約476万円
30~34歳 約520万円 約470万円
35~39歳 約539万円 約501万円
40~44歳 約573万円 約522万円
45~49歳 約580万円 約564万円
50~54歳 約600万円 約564万円
55~59歳 約528万円 約582万円
60~64歳 約461万円 約484万円
65~69歳 約422万円 約394万円
70歳~ 約316万円 約401万円

出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

男女とも経験を重ねるごとに年収が上昇しますが、男性は50~54歳、女性は55~59歳で年収額のピークを迎え(男性:約600万円、女性: 約582万円)、その後は基本的に減少していくことが分かります。

昨年は男性の年収額のピークは約642万円、女性が約558万円であったことから、男女間の賃金格差は昨年と比較して小さくなっています。

次に、年齢別の月収をご紹介します。

看護師 年齢別平均月収一覧
年齢 平均月収
男性 女性
20~24歳 約27.8万円 約29.7万円
25~29歳 約33.0万円 約33.4万円
30~34歳 約36.0万円 約32.8万円
35~39歳 約36.8万円 約34.3万円
40~44歳 約38.5万円 約35.7万円
45~49歳 約40.0万円 約38.4万円
50~54歳 約41.1万円 約38.2万円
55~59歳 約36.5万円 約39.3万円
60~64歳 約33.1万円 約34.5万円
65~69歳 約26.6万円 約29.1万円
70歳~ 約25.9万円 約31.0万円

出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

女性は20〜24歳で約29.7万円、30〜34歳で約33.4万円と59歳までは順調に上昇。60歳以降は月収が減少する傾向にあり、年齢別年収とほとんど同じように金額が推移しています。

なお手取り額は、基本給に夜勤手当・残業手当などをプラスした総支給から税金や保険料が引かれるため、月収の8割程度となります。

看護師の経験年数別年収・月収

以下は、看護師の経験年数別年収・月収です。経験年数が上がるにつれ、どの程度給料も上がっていくのかを確認してみましょう。

看護師 経験年数別平均年収一覧
経験年数 平均年収
男性 女性
0年 約304万円 約315万円
1~4年 約418万円 約409万円
5~9年 約464万円 約443万円
10~14年 約523万円 約460万円
15年~ 約538万円 約522万円

出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

※上記にはデータの関係上「所定内給与額」が使用されており、きまって支給する現金給与額から超過労働給与額を差し引いた額となっております

男性は経験年数が10~14年の時期に、女性は15年を超えたあたりから年収が500万円を超す傾向があります。

たとえば、女性の35~39歳の平均年収は約501万円でしたが、新卒から継続して働いた場合だと、35~39歳の頃はおおよそ経験年数15年程度なので、可能性として約522万円の年収を見込めます。

次に、経験年数別の月収をご紹介します。

看護師 経験年数別平均月収一覧
経験年数 平均月収
男性 女性
0年 約24.7万円 約25.5万円
1~4年 約28.8万円 約28.3万円
5~9年 約30.8万円 約30.1万円
10~14年 約34.0万円 約31.0万円
15年~ 約36.2万円 約34.9万円

出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

※上記にはデータの関係上「所定内給与額」が使用されており、きまって支給する現金給与額から超過労働給与額を差し引いた額となっております

上記のように、看護師の平均年収・月収は、経験年数に比例して上昇が期待できます。また、平均年収をより高めたい場合は、給料の高い職場への転職も選択肢に入れるとよいでしょう。

看護師のボーナスの金額

看護師のボーナスは、【2023年版 看護師の平均年収】で示した通り、最新のデータで86万2,100円。これは夏と冬のボーナスを合算した金額ですので、1回あたりにすると約43万円ということになります。男女比では男性のほうが高い傾向にありますが、その差はほとんどありません。

以下では、年代別のボーナス金額を紹介します。

看護師 年齢別ボーナス(※)一覧
年齢 平均ボーナス額
男性 女性
20~24歳 約41.5万円 約46.7万円
25~29歳 約88.7万円 約75.0万円
30~34歳 約87.7万円 約76.2万円
35~39歳 約97.3万円 約89.6万円
40~44歳 約110.6万円 約94.0万円
45~49歳 約99.7万円 約103.9万円
50~54歳 約106.5万円 約105.8万円
55~59歳 約89.8万円 約110.2万円
60~64歳 約64.0万円 約70.6万円
65~69歳 約103.3万円 約44.4万円
70歳~ 約5.2万円 約28.7万円

出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

(※)年間賞与その他特別給与額

なお、給与所得者のボーナスの平均支給額(※1)は67万円です。男性は86万円、女性は41万円のため、看護師は一般的な給与所得者より高いボーナスを得られます。

(※1出典:国税庁「令和3年分民間給与実態統計調査結果について」

准看護師の平均年収

准看護師の年収は約418万円(平均年齢51.2歳、勤続年数12.2年、月収約29.6万円、ボーナス約62.7万円)。

看護師と比べて平均年収は90万円ほど低く、月収ベースでは約5.6万円、ボーナスも23.5万円ほど低いことになります。年収を重視するのであれば、やはり看護師資格は取っておくべきでしょう。

看護師の給与の内訳

給与は大きく分けると「基本給」「残業(時間外労働)代」「その他の手当」によって構成されています。看護師の仕事は2交代や3交代で働くケースが多く、夜勤となる場合は基本給とは別に夜勤手当が支給されます。一方で、残業代についてはそれほど多く発生しません。

したがって、看護師の給与は多くの場合、基本給と夜勤手当によって構成されていると考えてよいでしょう。

男性看護師と女性看護師の年収差

前出の男女別の平均年収の表を見ると、男性のほうが基本的に年収が高く推移していますが、20~24歳・55~64歳・70歳以上の場合は、女性の年収のほうが高くなることが分かります。

20~24歳の時点では約27万円女性が上回っている年収は、25~29歳の時点で男性が約9万円女性より高くなります。その後、年収差は約25~50万円男性が高いものの、55歳~64歳の間は約20~50万円、および70歳以降は約85万円、女性の年収が男性を上回ります。

こうしたことから、看護師は男性よりも女性のほうが長く腰を据えて働くメリットがあり、じっくりとキャリアを積める仕事だといえます。管理職になることでも、平均年収のアップが期待できるでしょう。

看護師の夜勤手当の金額

日本看護協会の「2020年病院看護実態調査」によれば、3交代の場合における準夜勤(夕方~深夜勤務)の平均手当は4,154円、深夜勤(深夜~朝勤務)の場合は5,122円。2交代の場合は夜勤手当の平均が11,286円とされています。

(出典:日本看護協会「2020年病院看護実態調査 報告書」

「2022年病院看護・助産実態調査」では、3交代の場合看護師の夜勤回数はいずれも1か月平均で7.6回、2交代の場合の夜勤回数は月平均4.9回となっています。

(出典:日本看護協会「2022年病院看護・助産実態調査 報告書」

ここから算出すると、給与全体の3~5万円(年収にすれば36~60万円)は夜勤手当が占めていることになります。

都道府県×男女別 看護師の平均年収

都道府県によっても、看護師の年収に差があるのでしょうか。下記の表でチェックしてみましょう。

都道府県別 看護師の平均年収
男女計 男性 女性
全国平均約508万円約523万円約506万円
北海道約504万円約514万円約503万円
青森県約449万円約488万円約445万円
岩手県約479万円約570万円約468万円
宮城県約504万円約529万円約503万円
秋田県約487万円約473万円約490万円
山形県約473万円約525万円約465万円
福島県約489万円約493万円約489万円
茨城県約502万円約536万円約500万円
栃木県約450万円約530万円約444万円
群馬県約485万円約523万円約480万円
埼玉県約541万円約578万円約536万円
千葉県約514万円約570万円約506万円
東京都約564万円約568万円約564万円
神奈川県約528万円約534万円約527万円
新潟県約530万円約551万円約528万円
富山県約535万円約530万円約536万円
石川県約476万円約517万円約472万円
福井県約512万円約530万円約509万円
山梨県約498万円約452万円約510万円
長野県約497万円約588万円約483万円
岐阜県約532万円約606万円約526万円
静岡県約523万円約556万円約520万円
愛知県約521万円約519万円約521万円
三重県約490万円約483万円約491万円
滋賀県約518万円約535万円約515万円
京都府約516万円約496万円約519万円
大阪府約530万円約495万円約532万円
兵庫県約541万円約533万円約542万円
奈良県約546万円約553万円約545万円
和歌山県約530万円約568万円約524万円
鳥取県約451万円約444万円約452万円
島根県約483万円約487万円約483万円
岡山県約482万円約502万円約480万円
広島県約491万円約575万円約482万円
山口県約513万円約538万円約511万円
徳島県約495万円約429万円約500万円
香川県約497万円約476万円約499万円
愛媛県約438万円約388万円約446万円
高知県約458万円約480万円約456万円
福岡県約498万円約529万円約494万円
佐賀県約484万円約482万円約485万円
長崎県約481万円約495万円約479万円
熊本県約444万円約446万円約444万円
大分県約433万円約479万円約427万円
宮崎県約427万円約447万円約423万円
鹿児島県約396万円約434万円約390万円
沖縄県約478万円約517万円約464万円

出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

平均年収のトップは東京都で、約564万円。奈良県が約546万円、埼玉県・兵庫県が約541万円と続きます。そのほか、富山県・岐阜県・新潟県・大阪府・和歌山県・神奈川県・静岡県・愛知県・滋賀県・京都府・千葉県・山口県・福井県の看護師の平均年収は全国平均を上回っています。

昨年度からの給与の伸び率が最大であった都道府県は徳島県で、平均年収の増加額は約59万円です。また、富山県・兵庫県・宮崎県・新潟県・佐賀県・長崎県・沖縄県・奈良県の平均年収は30万円以上増加しています。特に九州・沖縄地方の看護師の待遇が改善傾向にあることが分かるでしょう。

なお男性看護師の平均年収は、岐阜県・長野県・埼玉県・広島県・岩手県・千葉県・東京都・和歌山県・静岡県・奈良県の順に、女性看護師の場合は、東京都・奈良県・兵庫県・埼玉県・富山県・大阪府・新潟県・神奈川県・岐阜県・和歌山県の順に高い結果でした。

看護師の平均年収は、大規模医療機関の数などによって変動する部分が大きく、調査年によって多少の違いはありますが、これから看護師として就職先を探すのであれば、こうした地域ごとの数字も参考の1つにしてみるとよいかもしれません。

職場の規模別 看護師の平均年収

看護師の年収は、大規模な総合病院か開業医院かなど、勤務先の規模によっても違いがあります。以下に、職場の規模別の平均年収をまとめました。

職場の規模別 看護師の平均年収
労働者数 10~99人 100~999人 1000人~ 平均
年齢 47.2歳 41.9歳 36.7歳 40.7歳
平均勤続年数 8.1年 9年 9.7年 9.1年
月の労働時間 161時間 157時間 159時間 158時間
月の残業時間 5時間 5時間 9時間 6時間
支給額 約33.0万円 約33.8万円 約37.7万円 約35.2万円
年間賞与 約64.8万円 約79.4万円 約103.1万円 約86.2万円
年収 約460万円 約485万円 約556万円 約508万円

出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

10~99人規模の職場の平均年収は約460万円。1,000人以上規模の職場の平均年収は約556万円となっており、その差は約96万円。1か月の給与額で平均すると約4.7万円違ってきます。

月の労働時間を見ると、10~99人規模の職場が161時間であるのに対し、1,000人以上規模の職場は159時間。単純計算で考えれば、規模の大きな職場ほどしっかり稼げる環境だといえるでしょう。

一方で、昨年度の平均年収と比較した場合、年収額は10~99人規模の職場が約20万円増加しているのに対し、1,000人以上規模の職場では増加金額は15万円です。

また、残業時間については、10~99人規模で5時間程度であるのに対し、1,000人以上規模の場合は9時間程度。規模が大きい病院ほど救急対応などで拘束時間が伸びる可能性があるため、子育てなどの事情があり決められた時間の中で働きたい場合は中~小規模の職場のほうが安心して働けるでしょう。

そのため、特に女性看護師の中には、新卒時には大学病院や総合病院で経験を積み、結婚や出産を期により柔軟な勤務体制で働ける小さい医院や診療所で働く方もいます。

職種別 看護師の平均年収

看護師は大きく「看護師」「准看護師」「看護助手」にその職種が分けられます。また、関連資格として「保健師」「助産師」の資格を取得すれば、活躍の場をより広げることが可能です。

それぞれの平均年収は以下の通りとなっています。

職種別 看護師の平均年収
職種 平均年収
男性 女性
看護師 約523万円 約506万円
准看護師 約427万円 約417万円
看護助手 約317万円 約308万円
保健師 約477万円
助産師 - 約584万円

出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

当然ではありますが、上位の資格を持っているほど年収は高くなります。

男性看護師の平均年収約523万円に対して、男性看護助手の平均年収は約317万円となっており、年収差は約206万円。女性の場合は看護師の平均年収が約506万円なのに対して、看護助手が約308万円となっており、その差は約198万円。看護師として働くことを目指すのであれば、早めに上位の資格を取っておきたいところです。

また、女性の場合は助産師資格を取得することで、男性看護師以上の平均年収が期待できます。

看護師の生涯年収はいくら?

厚生労働省の「令和3年賃金構造基本統計調査」の年齢別データをもとに、大学卒業後の22歳から一般的に定年を迎える60歳までを、看護師の生涯年収として生涯賃金を算出したところ、男性は約2億5,872万円、女性は約2億5,596万円となりました。

平均年収では歳を重ねるごとに女性の年収が増える傾向にあると前述しましたが、生涯年収では男性のほうが約276万円高いという結果になっています。

看護師の年収はほかの職業に比べて高い?

看護師の平均年収は、ほかの国家資格職と比較するとやや平均年収は低いものの、医療・福祉職の中では、比較的高い傾向を示します。医療・福祉職に就きたいと考えている人には、ぜひ看護師資格の取得を検討してみてはいかがでしょうか。

最後に、看護師の平均年収を他職種と比較した結果をご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

【主な職種別】年収ランキング

ほかの職業と比較した場合の看護師の平均年収はどのような水準にあるのでしょうか。

厚生労働省の「令和4年賃金構造基本統計調査」によれば、国家資格を必要とする職業を中心とした各職業別の平均年収は以下の通りとなっています。

看護師の年収はほかの職業に比べて高い?
職種 月給 賞与 年収
1航空機操縦士約131万円約34万円約1,600万円
2医師約110万円約114万円約1,429万円
3大学教授(高専含む)約66万円約273万円約1,065万円
4法務従事者約57万円約293万円約971万円
5大学准教授(高専含む)約54万円約207万円8約860万円
6歯科医師約62万円約629万円約810万円
13獣医師約49万円約93万円約687万円
27助産師約40万円約106万円約584万円
28薬剤師約41万円約86万円約583万円
37診療放射線技師約37万円約101万円約544万円
41車掌約35万円約99万円約520万円
42はん用・生産用・業務用機械器具・電気機械器具整備・修理従事者約34万円約107万円約515万円
43クレーン・ウインチ運転従事者約37万円約75万円約513万円
44化学製品製造従事者約34万円約105万円約510万円
45臨床検査技師約35万円約91万円約509万円
46看護師約35万円約86万円約508万円
47電気工事従事者約34万円約94万円約507万円
48製銑・製鋼・非鉄金属製錬従事者約34万円約89万円約502万円
49自動車組立従事者約34万円約94万円約501万円
50宗教家約34万円約90万円約497万円

出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

同じ医療関係の中で見ると、看護師は医師、歯科医師、獣医師、助産師、薬剤師、診療放射線技師に次いで7番目の水準です。医師は平均1,000万円超えで別格だとしても、薬剤師は約583万円で、その差は約75万円程度です。ただし、昨年度よりも薬剤師との賃金格差は小さくなっています。

また、臨床検査技師と看護師はほぼ同じ年収額で、ボーナス額では臨床検査技師が上回っているという結果が出ています。

【医療・福祉職種別】年収ランキング

続いて、看護師の平均年収をほかの医療・福祉職と比較してみましょう。

看護師の年収はほかの職業に比べて高い?
職種 月給 賞与 年収
1医師約110万円約114万円約1,429万円
2歯科医師約62万円約629万円約810万円
3獣医師約49万円約93万円約687万円
4助産師約40万円約106万円約584万円
5薬剤師約41万円約86万円約583万円
6診療放射線技師約37万円約101万円約544万円
7臨床検査技師約35万円約91万円約509万円
8看護師約35万円約86万円約508万円
9保健師約33万円約81万円約481万円
10その他の保健医療従事者約31万円約68万円約443万円
11理学療法士,作業療法士,言語聴覚士,視能訓練士約30万円約70万円約430万円
12歯科技工士約33万円約35万円約429万円
13准看護師約30万円約63万円約418万円
14介護支援専門員(ケアマネージャー)約28万円約64万円約406万円
15保育士約27万円約71万円約391万円
16栄養士約26万円約62万円約379万円
17介護職員(医療・福祉施設等)約26万円約54万円約363万円
18看護助手約22万円約46万円約309万円

出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査」

上記の表から分かる通り、看護師の平均年収は医療・福祉職の中で8番目と高いことが分かります。特に看護師の関連資格である助産師は、医師・歯科医師……などに次いで4番目と、好待遇の傾向です。

1,000万円以上の年収を得ている看護師は存在する?

看護師が1,000万円以上の年収を得る場合、ボーナスが月給の2.5か月であるものとして計算すると、月給として70万円程度が必要になります。

2012年の「病院勤務の看護職の賃金に関する調査」では、副院長相当職に専任している看護師のうち、35.6%が70万円以上の月給を得ています。副院長相当職に昇進することで、年収1,000万円を狙うことが可能といえるでしょう。

(出典:日本看護協会「病院勤務の看護職の賃金に関する調査」

また、現在は看護師の処遇改善運動が行われており、看護師の給料は上昇傾向にあります。2012年と比べて、現在はさらに1,000万円以上の年収を得やすい環境です。

(出典:日本看護協会「看護職員の処遇改善について」

まとめ

今回は、2023年版の看護師の平均年収や月収、ボーナス事情、そして、男女別・都道府県別・職種別などの平均年収などについても紹介しました。

これからますます加速する少子高齢化の時代において、医療の現場が担う役割がより大事になっていくのは確実。看護師も、今後ますます重要度が高まるお仕事といえるでしょう。現場で頼りにされる存在として活躍し、その活躍に見合った給与を受け取るために、また看護師として長く腰を据えて働けるよりよい職場が増えていくとよいですね。

現在の職場の給与水準や昇給モデル、賞与、キャリアアップ制度などに不満があるものの、なかなか改善の見込みが薄いという場合は、転職してもっと条件のよい職場で働くという選択肢もぜひ考えてみてはいかがでしょうか。マイナビ看護師では、求職者さま一人ひとりに合った求人を紹介していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

※当記事は2023年5月時点の情報をもとに作成しています

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