看護師の時給はいくら? 時給換算した給与額とパート時給の平均額|お役立ちガイド | 【マイナビ看護師】≪公式≫看護師の求人・転職・募集

vol.038 キャリアアップの強化書

看護師の時給はいくら? 時給換算した給与額とパート時給の平均額

2021.09.21 2021.09.21

看護師が給与アップを目指したいときは、現在の給与額と目標額との差を正しく理解する必要があります。看護師の給与額を比較するときに便利な方法が、年収額を時給換算して、1時間あたりの給与額で考えることです。時給換算した給与額には基本給のほかに、賞与や手当の金額も含まれています。時給換算した給与額を比較して、給与アップに必要な要素を探りましょう。

当記事では、時給換算した看護師の給与額から、パート・アルバイト看護師の平均時給、看護師が給与を上げる方法までを解説します。

時給換算した看護師の給与はいくら?

時給換算した看護師の平均的な給与相場は、約2,483円です。

看護師が受け取る給与は、年齢や施設規模などの諸条件で金額が変動します。自分が受け取っている給与額は高いか安いかが気になる人は、自分に当てはまる条件の給与額と比較しましょう。

下記では、「性別」「規模別」「年齢別」「都道府県別」の4カテゴリーに分けて、時給換算した看護師の給与と特徴を解説します。

【性別】時給換算した看護師の給与

最初に、男女計・男性・女性の性別で分けた、時給換算した看護師の給与を紹介します。

男女計 約2,483円
男性 約2,570円
女性 約2,474円

(出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

時給換算した看護師の給与を男性・女性で比較すると、男性のほうが女性よりも約96円高い金額です。女性は出産・育児でキャリアを一時中断するケースが多く、勤続しやすい男性よりも給与が低くなる傾向にあります。

とはいえ、看護師という職種は男性のほうが女性よりも高収入を得られるとは限りません。時給換算した看護師の給与において、女性のほうが低い金額に見える理由は、女性看護師の数が圧倒的に多く、勤続年数や業務内容によって給与に大きな差があるためです。中には、男性看護師よりも高い給与を受け取っている女性看護師ももちろんいます。

【規模別】時給換算した看護師の給与

次に、施設規模別で時給換算した看護師の給与を紹介します。規模の分け方は労働者数に応じて、1,000人以上・100~999人・10~99人の3つです。

1,000人以上 約2,602円
100~999人 約2,452円
10~99人 約2,303円

(出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

規模別で時給換算した看護師の給与では、規模が大きい施設であるほど給与も高くなる傾向にあります。

規模が大きい施設の特徴は、入院患者に対応できるように病床数を多く確保したり、高度な救急医療体制を整えたりしていることです。規模が大きい施設で働く看護師は、夜勤手当や特殊業務手当が支給される機会が多く、給与も高くなります。

【年齢別】時給換算した看護師の給与

看護師の給与額に大きな影響を与える要素が、看護師の年齢です。20歳から70歳までの年齢別に、時給換算した看護師の給与は下記の通りとなっています。

20~24歳 約1,948円
25~29歳 約2,282円
30~34歳 約2,379円
35~39歳 約2,428円
40~44歳 約2,559円
45~49歳 約2,715円
50~54歳 約2,803円
55~59歳 約2,844円
60~64歳 約2,489円
65~69歳 約2,165円
70歳~ 約1,945円

(出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

年齢別で見ると、基本的に看護師の給与は年齢を重ねるごとに高くなることが分かります。

給与のピークは50代後半にあたる55~59歳です。定年が近くなる60歳以降は給与が下がり、70歳~になると20~24歳とほぼ同じ給与ラインとなります。

【都道府県別】時給換算した看護師の給与

最後に、北海道から沖縄県までの47都道府県別に、時給換算した看護師の給与を紹介します。

北海道 約2,482円
青森県 約2,697円
岩手県 約2,314円
宮城県 約2,386円
秋田県 約2,634円
山形県 約2,309円
福島県 約2,336円
茨城県 約2,532円
栃木県 約2,777円
群馬県 約2,223円
埼玉県 約2,605円
千葉県 約2,462円
東京都 約2,670円
神奈川県 約2,667円
新潟県 約2,490円
富山県 約2,541円
石川県 約2,640円
福井県 約2,533円
山梨県 約2,504円
長野県 約2,495円
岐阜県 約2,797円
静岡県 約2,518円
愛知県 約2,593円
三重県 約2,378円
滋賀県 約2,471円
京都府 約2,622円
大阪府 約2,579円
兵庫県 約2,486円
奈良県 約2,471円
和歌山県 約2,472円
鳥取県 約2,493円
島根県 約2,450円
岡山県 約2,222円
広島県 約2,405円
山口県 約2,530円
徳島県 約2,562円
香川県 約2,294円
愛媛県 約2,190円
高知県 約2,295円
福岡県 約2,368円
佐賀県 約2,224円
長崎県 約2,378円
熊本県 約2,143円
大分県 約1,928円
宮崎県 約2,297円
鹿児島県 約2,242円
沖縄県 約2,250円

(出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

看護師の給与を都道府県別でみると、最も給与が高い県は岐阜県の約2,797円です。次いで栃木県の約2,777円、青森県の約2,697円と続きます。東京都・神奈川県・大阪府などの給与額も決して低くはないものの、大都市が地方よりも給与が高いとは限らないことが分かります。

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地方ごとに分けてみると、関東地方や関西地方など大都市圏が複数存在する地方では、全体的に給与が高いことが特徴です。一方で、四国地方や九州地方では給与が低い傾向が見られます。

時給換算した看護師の給与は安い?

自身の給与額を気にしている看護師

時給換算した看護師の給与を見て「看護師の給与は安い」と感じる人もいるのではないでしょうか。他医療系職種の給与も時給換算して、看護師の給与と比較してみましょう。

看護師 約2,483円
医師 約6,705円
歯科医師 約3,837円
獣医師 約2,813円
薬剤師 約2,770円
保健師 約2,332円
助産師 約2,844円
准看護師 約2,111円
診療放射線技師 約2,674円
臨床検査技師 約2,359円
理学療法士・作業療法士・言語聴覚士・視能訓練士 約2,090円
歯科衛生士 約1,695円
歯科技工士 約1,890円

(出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

医師・歯科医師・獣医師・薬剤師・助産師・診療放射線技師が、看護師の給与を上回る医療系職種です。診療放射線技師を除く5つの職種は、いずれも独立開業しやすいという特徴があり、自分自身が事業経営者となることで収入を伸ばせます。

独立開業が難しい職種の中では、看護師は給与が比較的高い職種です。特に同じ看護職で国家資格ではない准看護師と比較すると、国家資格が必要な看護師の給与は高いことが分かります。

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パート・アルバイト看護師の平均時給

パート・アルバイト看護師の女性

パート・アルバイト看護師の平均時給は1,776円です。パート・アルバイト看護師の平均時給は下記の通り、性別によって大きな差が見られます。

男女計 1,776円
男性 2,489円
女性 1,759円

(出典:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

パート・アルバイト看護師として働く男性の平均時給は2,489円です。時給換算した看護師の平均的な給与額である約2,483円に金額が近く、男性看護師は就業形態が異なっても1時間あたりの給与額は大きく変わりません

一方、女性の平均時給は1,759円でした。男性の平均時給と比べると金額は低いものの、令和2年度における東京都の最低賃金である1,013円よりも女性の平均時給は高い金額です。

(出典:厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧」

パート・アルバイトの時給を左右する要素

パート・アルバイト看護師の時給は、求人によって金額が異なります。パート・アルバイトの時給を左右する要素は、主に下記の4点です。

● 地域の給与水準
パート・アルバイトの時給は、地域の給与水準をベースに設定されます。地域の給与水準は労働力確保の競争と関わっており、地方よりも大都市のほうが給与水準は高い傾向にあります。

● 施設の規模
施設の規模が大きくなると施設利用者数が増え、労働力確保が課題となります。パート・アルバイトの時給も、施設の規模が大きいほど高いことが一般的です。

● 業務内容
パート・アルバイト看護師の業務内容も、時給を左右する要素です。たとえば、日勤パートと夜勤パートでは、夜勤パートのほうが時給は高くなります。

● 個人の能力を考慮した時給設定
個人の能力とは、看護師としての職務経歴・業務経験・取得資格などです。求人情報の時給に「経験・実績を考慮する」と記載されている場合は、自分自身の能力を積極的に提示することで時給アップが期待できます。

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時給アップ! 看護師の給与を上げる方法

給与を上げるために資格の勉強をする様子

看護師としての給与を時給換算すると、自分の給与は平均より高いか低いかを正確に把握することが可能です。時給換算した金額を上げるためには、基本給を上げる必要があります。そもそもの給与が上がれば、1時間あたりの給与額もアップします。

ここからは、看護師の給与アップにつながる4つの方法を解説します。

認定看護師や専門看護師の資格を取って資格手当の支給対象者になると、給与アップが期待できます。

● 認定看護師
認定看護師とは、特定の看護分野における熟練した技術・知識を証明する資格です。認定看護師資格を取得するためには、下記の条件をすべて満たす必要があります。

  • 看護師免許を取得する
  • 看護師の実務経験を5年以上有し、うち3年以上は認定看護分野の実務経験である
  • 認定看護師教育機関に入学・修了する

上記の条件を満たした上で認定審査を通過すると、認定看護師資格を取得できます。

● 専門看護師
専門看護師とは、特定の専門看護分野における技術・知識を持ち、患者・家族に対して質の高い看護が提供できることを証明する資格です。専門看護師資格を取得するためには、下記の条件をすべて満たす必要があります。

  • 看護師免許を取得する
  • 看護系大学院の修士課程で、専門看護師教育課程を修了する
  • 看護師の実務経験を5年以上有し、うち3年以上は専門看護分野の実務経験である

上記の条件を満たした上で認定審査を通過すると、専門看護師資格を取得できます。

医療系の専門資格を取る

認定看護師や専門看護師以外にも、看護師は医療系の専門資格を取ることで給与アップが期待できます。医療分野別の主な専門資格は下記の通りです。

医療分野 主な専門資格
血液系 ・自己血輸血看護師制度
・臨床輸血看護師
呼吸器系 ・3学会合同呼吸療法認定士
循環器系 ・体外循環技術認定士
消化器系 ・消化器内視鏡技師
泌尿器系 ・排尿機能検査士
救急科系 ・BLSプロバイダー
・PALSプロバイダー
精神科系 ・臨床心理士
・認知症ケア専門士
不妊治療系 ・体外受精コーディネーター
・不妊カウンセラー

資格手当で給与アップを目指すときの注意点は、資格手当を支給していない職場も存在することです。まずは職場が資格手当を支給していることを確認した上で、支給対象となっている資格の取得を目指しましょう。

管理職を目指す

管理職になると役職手当が支給されるため、看護師の給与アップにつながります。看護師のキャリアパス上にある主な管理職は、看護主任・看護師長・看護部長の3つです。

● 看護主任
看護主任とは、看護師長を補佐して、病棟全体の円滑な看護業務をサポートする役職です。看護師の教育や、作成された看護案の伝達・共有促進なども行います。

● 看護師長
看護師長とは、病棟の看護師を統括して、質の高い看護業務を運営・管理する役職です。組織体制の整備や地域社会との連携など、施設運営にかかわる職務も担います。

● 看護部長
看護部長とは、全病棟の看護師長・看護師を統括する看護部の責任者です。看護部長は施設の経営にも参画する立場であり、経営者の一人として財務知識やマネジメント能力が求められます

都市部の大病院や国立病院で働く

現在の職場では給与アップが期待できないときは、都市部の大病院や国立病院へと転職する方法がおすすめです。経営母体が大きい医療施設は、給与計算の基礎となる基本給が高くなりやすく、看護師の給与アップにつながります。大病院の経営母体は基本的に医療法人、国立病院の経営母体は独立行政法人国立病院機構と、どちらも経営母体が大きな病院です。

また、都市部の大病院や国立病院は、各種手当を支給する施設が多い点もメリットです。認定看護師や専門看護師、医療系の専門資格がある人は、保有資格の資格手当を支給している施設を探してみましょう。都市部の大病院や国立病院で、かつ手当の支給がある職場で働くと、大きな給与アップが期待できます。

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パート・アルバイト看護師の時給を上げる方法

美容外科で働く看護師の女性

パート・アルバイト看護師の平均時給は1,776円であるため、時給1,800円以上であれば十分な高時給といえます。しかし、もっと高時給を得て働きたいときは、看護師としての働き方や勤務先の選び方を検討することが重要です。

ここからは、パート・アルバイト看護師の時給を上げる3つの方法を解説します。

夜勤専従に働き方を変える

パート・アルバイト看護師は、夜勤専従に働き方を変えることで時給アップができます。夜勤専従とは、夜間のシフト勤務専門で就労する働き方のことです。夜勤シフトは、一般的に17時~翌日9時となっています。夜勤シフトで働くと基本給にプラスして夜勤手当・深夜手当も支給されるため、9時~17時の日勤よりも高い給与で働くことが可能です。

夜勤専従では、主に下記の仕事内容を行います。

  • 点滴や投薬の準備・チェック
  • 病棟巡回と患者の健康状態チェック
  • 患者の介助や体位変換
  • ナースコール対応

夜勤専従で働くときは、昼と夜の生活時間が逆転して体調を崩しやすい点に注意してください。体調管理を常に意識して勤務日数を決定し、休みの日にはしっかりと休憩する習慣を付けることが大切です。

自由診療がメインの医療機関で働く

自由診療がメインの医療機関は、高額な治療・施術を行うことが特徴です。診療代が高額となる分、パート・アルバイト看護師の時給も高めに設定されています。自由診療をメインに行う医療機関としては、下記の2つが代表的です。

● 美容外科クリニック
美容外科クリニックは、身体の審美性を追求する美容医療専門の医療機関です。自費診療に該当する施術内容は、フェイスラインの整形や脱毛、アンチエイジングなどが挙げられます。

● 産婦人科クリニック
産婦人科クリニックは、女性特有の病気の治療・妊娠検査などを専門に行う医療機関です。自費診療に該当する施術内容は、妊娠に伴う検査・健診や、子宮がん・乳がんの検診、性感染症の定期検査などが挙げられます。

自由診療がメインの医療機関で働くときの注意点は、病棟勤務の看護経験が積めないことです。将来的に活躍したい業界や希望するキャリアパスも踏まえて、勤務する施設を選びましょう。

訪問看護ステーションで働く

近年は在宅での療養・医療ケアが推進されており、訪問看護の需要が高まっています。訪問看護を提供する訪問看護ステーションでは、パート・アルバイト看護師を積極的に募集しており、高時給を提示していることが特徴です。

訪問看護ステーションで働くパート・アルバイト看護師は、主に下記の仕事内容を行います。

  • 入浴や食事などの介助と健康管理
  • 医師の指示に基づく医療処置・服薬管理
  • 病状の観察やバイタルチェック
  • 医療機器の管理や機器使用者へのケア
  • 家族への指導・相談対応や、介護予防のアドバイス

上記の仕事内容では看護業務全般のスキルだけでなく、利用者の状態を的確に把握できる観察力や、高いコミュニケーション能力も求められます。高い能力を持つ臨床経験者の看護師を募集していることが、訪問看護ステーションで高い時給を得られる理由です。

まとめ

時給換算した看護師の給与は約2,483円です。看護師の給与は性別・施設規模・年齢・都道府県によって変動するものの、医療系職種の中では比較的高い給与水準といえます。パート・アルバイト看護師の平均時給は1,776円です。

看護師が給与アップを上げる方法には、認定看護師・専門看護師や医療系の専門資格を取得したり、管理職を目指したりといった方法があります。現在の職場よりも給与が高い職場への転職もおすすめです。給与アップできる職場に転職する際は、看護師の求人情報を多数掲載しているマイナビ看護師をご利用ください。

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