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vol.29 転職Q&A

訪問看護ってどんな仕事?

2019.02.22 2021.09.09

訪問看護ってどんな仕事?

現在、病院の病棟看護師として勤務しています。退院指導をしていくうちに、実際の退院後の生活のサポートや療養の支援をする訪問看護に興味を持ちました。今後、訪問看護に携わりたいと思っているので、実際の訪問看護はどのような仕事内容か知りたいです。

高給与と働きやすさが魅力。今後需要が高くなる分野です

今後ニーズは拡大する

訪問看護師は、在宅で医療を受けたいという患者さんや家族をサポートする役割を担います。 現在の日本の医療制度では、3カ月以上の長期入院ができない仕組みになっているので、3カ月を超える場合は必然的に以下のいずかを選択するしかありません。

①転院 ②施設への入所 ③退院

若い人であれば難なく自宅へ帰れますが、高齢者は退院する際にも準備が必要になります。在宅での治療を選択する高齢者は増えており、自宅で介護する人手が不足していることから、訪問看護師のニーズは今後さらに高まっていくと考えられます。

患者さんとご家族に丁寧に寄り添う仕事

訪問看護師として働くには、訪問看護ステーションまたは訪問看護業務を行う病院に勤務する方法があります。どちらも仕事内容はほぼ同様です。 具体的には、カテーテルの交換や点滴、血糖測定、インスリン注射など、主治医の指示書に基づいた医療行為を行います。また、利用者のバイタルサインを測定し、異常がないか判断する必要もあります。そして、患者さんの体調や測定結果を医師に報告するのも大事な仕事です。入浴介助や栄養指導したり、機能回復を目指す方に対して外出訓練をしたりすることもあります。

そのほか、患者さんとご家族のメンタルサポートも仕事のひとつです。在宅医療は病院と異なり、周りに常に相談できる人がいるわけではありませんので、患者さんやご家族が心細くなることもあるでしょう。そんな不安をフォローし、安心して過ごせるようメンタルケアをしていくことも、訪問看護師の役割なのです。 訪問看護を利用する方は、リハビリが必要な方、寝たきりの方、終末期の方、認知症の方などさまざま。訪問看護師は幅広い知識と対応力を求められるので、勤務するにあたり3年以上の実務経験を必要とする訪問看護ステーションもあります。ある程度経験値がある看護師のほうが有利ともいえるでしょう。

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夜勤なしで高給与、勤務時間の融通がきく

訪問看護師の給与は地域によって差がありますが、基本的に高水準です。時給で比較すると、病院やクリニックに勤務する看護師が時給1500円前後である一方、訪問看護師は時給2000円を超えるケースが多いです。都心では時給3000円近くにのぼる職場もあります。訪問看護師の勤務時間は日勤帯がメインですから、「夜勤なしで高給与」という点に惹かれるかもしれませんね。

パートタイムでの募集が多いのも訪問看護の特徴です。日中数時間だけ働くという選択もでき、比較的融通がききます。 正規職員として働く場合、多くの職場では8時半~17時ぐらいを就業時間としています。場所にもよりますが、1日に510のお宅に訪問することが多く、午前中に24軒、午後に36軒くらいの訪問が一般的です。 正規職員の場合は、オンコールがある職場もありますので、あらかじめ調べてから求人に応募しましょう。 土日祝日休みの職場も比較的多いので、子育て中や介護中の看護師が働きやすい職場といえます。

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臨機応変な判断と幅広い知識が求められる

給与水準の高さや働きやすさが魅力の訪問看護師ですが、訪問先でのケアや処置などを単独で行う必要があります。看護師ひとりにかかる負担は病院看護よりも重いと言えるでしょう。訪問看護師には、緊急時にも臨機応変に対応できる力と、幅広い知識が必要とされます。 また、患者さんやご家族との相性が悪い場合でも、他の看護師との交代が難しい場合もあります。簡単な仕事ではないからこそ、給与も高いのだといえますね。

病院と違い、患者さん一人ひとりと真摯に向き合うことができるのが訪問看護の大きな魅力。在宅医療を学びたい方や、患者さんと丁寧にコミュニケーションをとりたい方にぴったりの仕事です。

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この記事を書いた人

松浦 典子(まつうら のりこ)
看護師/ライター

大学保健室に勤務する看護師。大学病院外科病棟(頭頸部外科、泌尿器科)にて勤務後、養護助教諭として公立高校に勤める。その後病院看護師(透析室)として復帰ののち、現職にいたる。現在は、保健室看護師として、応急処置や健康相談活動、障害支援のサポートなどに尽力している。