看護師資格を生かした働き方 「イベントナース」ってどんな仕事?|お役立ちガイド | 【マイナビ看護師】≪公式≫看護師の求人・転職・募集

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vol.013 キャリアアップの強化書

看護師資格を生かした働き方 「イベントナース」ってどんな仕事?

2019.10.07 2022.09.29

看護師としての資格、スキルは、病院以外でも生かせることをご存知ですか。そのひとつが、イベントナース。文字通り、音楽やスポーツなどのイベント会場に出向いたり、宿泊ツアーに帯同したりしながら、突発的なけが人や病気の看護を行う仕事のことです。ここでは、実際にイベントナースとして活動する江口順子さんのコメントを交えながら、その勤務内容や魅力、やりがいについてご紹介していきましょう。

イベントナースの基礎知識

1.どんな仕事場がある?

音楽コンサートやスポーツ大会、お祭りなど多様なイベントで必要とされます。場所も屋内に限らず、野外ステージ、海辺などさまざま。また、学校主催の林間学校や修学旅行、シニア世代向けの国内・海外旅行などに付き添うケースもあります。 「私の場合は、学校主催の宿泊イベントや一般向けのツアーに付き添う仕事が多く、そうした働き方はツアーナースとも呼ばれます。いろいろな場所に行ける楽しさがある反面、修学旅行が増える秋ごろは、似たようなツアーが重なることもしばしば。日光から帰ってきたばかりなのに、また日光ということも珍しくありません(笑)」(江口さん 以下「」同)

2.求められる職務・役割

音楽イベントや、スポーツイベント、お祭りなど、たくさんの人が集まるイベントでは、臨時の救護所や医務室が設けられます。イベントナースは、そうした救護所・医務室に待機しつつ、体調不良を訴える人や不慮のトラブルでけがをしてしまった人に対して、①応急処置をする、②状態に応じて病院に行くようアドバイスする、③必要であれば救急搬送を要請するなどの対応を行います。 「ツアーナースの場合も、学校の先生や添乗員の方々と連携しながら、ベストな処置を行います。加えて、けがをしないためにはどう伝えていくのがよいか、具合が悪くならないために何か工夫するべき点はないかなど、予防的な関わり方ができるのも、ツアーナースの面白さ。修学旅行などの場合、児童の悩みを聞いてあげるなど、精神的なサポートをすることもあるんですよ」

2. 勤務期間・労働条件は?

イベントナースの勤務は、基本的にそのイベントの期間のみ。1日のイベントならば当日、23日の場合はその間が勤務期間になります。報酬は拘束時間や場所、イベント内容などによって異なりますが、1日あたり1万円程度からスタートするのが一般的。もちろん、拘束時間が長くなれば、報酬額も増えます。 「拘束時間が長い分、報酬はイベントナースよりツアーナースのほうがやや高めです。金額は契約しているエージェントによっても違うので、あくまで参考ということになりますが、1日あたり1200014000円くらいが多いように思います」

関連記事:トラベルナースとは?

イベントナースのメリットとデメリット

1. イベントナースのメリットとやりがい

自分の都合に合わせて仕事ができる 単発の仕事になるため、「自分にとって都合のいい日」に働くことができます。そのため、ほかの仕事とのダブルワークで収入を増やしたい人や、子育て中にスポットのバイトをしたい人などにとっては、最適な働き方のひとつといえるでしょう。

精神的なストレスが少ない 単発であるがゆえに、人間関係や仕事量などに対する精神的ストレスが少なくて済むのもイベントナースのよさ。また、毎回違うイベント会場が勤務先になるため、新鮮な気持ちで仕事にのぞむことができます。

視野や人脈を広げることにもつながる 普段は見ることができないイベントの裏側を知ることができるうえに、医療業界以外の人たちとも交流できるため、視野や人脈がぐんと広がります。 「修学旅行なら先生、添乗員さん、バスの運転手さん、シニア向けのツアーなら他業種出身のツアー客、イベントならイベント会社や広告代理店の方など、仕事を通じて多種多様な人たちと出会うことができます。その中で、意見交換や情報交換を行っていくうちに、視野の広さはもちろん、柔軟さも身についたように感じます」

2. イベントナースのデメリットと注意点

いつ、何が起きるかわからない イベント中は、熱中症や急なめまい、転倒によるけがなど、いつ、どのようなことが起きるかわかりません。また、病院と違って限られた医療資材で処置を行うことになるため、常に臨機応変な対応が求められます。

自主的に考えての対応を必要とされる イベント会場には医師が待機していないことが多く、看護師も1人~少人数の配置が一般的。その日の天候や観客数によっては、たくさんの救護が必要になる場合もありますが、そうしたときにも「緊急性があるか? それとも少し様子をみるべきか?」など、自分で考え、正確かつ迅速に対応しなければなりません。

季節によって求人数にばらつきがある イベントナースの仕事は常時あるわけではなく、季節や時期によって求人の数にもばらつきがあります。加えて、人気の高い働き方でもあるため、希望通りの求人に出会うためには、こまめな情報収集が不可欠です。

イベントナースになる条件

基本的に看護師資格があれば、イベントナースとして働くことが可能です。とはいえ、緊急対応が必要な場面も少なくないため、①適切な応急処置ができる、②疾患についての幅広い知識がある、③冷静かつ的確な対応ができる、④スピード感を持って自主的に行動できるなど、一定のスキル・経験が必要とされます。 「適切な処置のためには、まわりのスタッフとコミュニケーションを取り、協力関係を築くことも大事です。私もツアーナースの現場では、自分はこう思うのですが、いかがですか?と、その場にいる人たちの意見を聞きながら、一番良い答えを探すように心がけています」

イベントナースは、看護師の知識やスキルを生かしながら「普段と違う環境」で働ける、とても魅力的な仕事。空き時間を有効に使いたい人や副業に挑戦してみたい人、環境を変えてリフレッシュしたい人には、特におすすめです。イベントナースの仕事を探すには、看護師専門の転職エージェントを利用するのが近道。希望に合った求人に出会うためにも、まずは転職エージェントに登録し、担当のコンサルタントにあなたの条件を伝えておくといいでしょう。

 

江口順子さん(仮名・30歳) 病院勤務:4年(ICU2年・OPE室2年) ツアーナース4年目

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