経験が浅くても転職は大丈夫？

2018.09.26 2022.09.27

経験が浅くても転職は大丈夫？

新卒で、急性期病院で働いていましたが、毎日が緊張の連続で、怖い先輩の指導に耐えられず体調を崩し、退職してしまいました。半年ほど休んだのですが、看護師としてまた働きたいと思っています。知識も技術も未熟な状態なので大病院で働きたいと思うのですが、また耐えられずに辞めてしまったらと思うと不安です。こんな私でも転職はできますか？

気負わずに挑戦を

病院の特色を踏まえた上で検討を

知識や技術を身につけたい場合、大病院で働くことを考えがちですが、それだけがベストな選択ではありません。学びたいという意欲があれば、大病院でなくても十分に知識や技術の習得は可能ですので、大病院以外の選択も視野に入れると良いでしょう。例えば、点滴管理や体位変換、食事介助などの基礎看護技術を身につけたい場合は、総合病院や一般病院で習得することが可能です。しかし、脳神経外科や循環器科などのように、特定の分野で、より専門的な知識や技術を身につけたいのであれば、総合病院では希望が通らないこともあるため注意が必要です。ご自身のなかで「どんなことを学びたいのか」「どうして学びたいのか」を事前に明確にしておきましょう。

前向きな意欲を大切に

先輩からの指導でつらい思いをされたようですが、耐えられずに辞めてしまった過去があるからといって、未来もそうであるとは限りません。人は経験していないことに対して不安を抱きやすいのですが、起きていないことに対しての不安を長く持ちつづけることは、精神衛生上好ましいことではありません。いま、この瞬間に問題が起きているわけではないのですから、「看護師としてチャレンジしたい」という意欲があるのならば、その気持ちを大切にしていきましょう。たとえ、また耐えられずに退職を考えたとしても、人は何度でもやり直すことが可能です。あまり気負わずにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

キャリア人間関係坂口千絵転職

この記事を書いた人

坂口千絵（さかぐちちえ）
看護師/カウンセラー/ライフコーチ/セミナー講師/WEBライター

看護師、教育・指導サポート歴25年以上。コーチング、カウンセングなどの個人セッション実績豊富。2019年、「サポート職に携わる人のサポートに徹する」ことを決断し、25年間の看護師人生に幕を下ろす。家族の死、最愛の夫の病死を通じ、死生観について学んだ経験をもとに、魂の望みを叶えながら、周りの人の幸せもしっかりとサポートしたい人に向け、オンライン講座を提供。セッションは「とにかく話しやすい」「具体的でわかりやすい」と好評。直観力を駆使したセッションが大好評にて、続々と全国から受講生が集まっている。

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ブログ：http://ameblo.jp/counselor-chisa/