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vol.32 転職Q&A

突然、手術室への異動を命じられて不満です

2019.03.14 2021.01.18

突然、手術室への異動を命じられて不満です

これまでずっと病棟勤務をしていましたが、ある日突然、手術室への異動を命じられました。病棟患者さんの看護は奥が深くて、やりがいがありました。偏見かもしれませんが、手術室は医師のご機嫌伺いをしたり、スタッフ同士の人間関係が希薄だったり、なにより看護ができない気がして良いイメージが浮かびません。いっそ転職して他の病院の病棟勤務をしたほうがいいのかなと迷っています。

自分にとっての「看護」とは何かを見直そう

行為ではなく感性を大切に

看護観は人によってそれぞれですし、どれが正しいというわけではありませんが、奥の深さややりがいは「何をするか」という「行為」ではなく、「どう感じたか」という「感性」の領域に該当します。「何をするか」に注目しすぎると、「じっくりとかかわる時間がとれないから、ちゃんとした看護ができない」などのように自分の可能性を自分で奪ってしまう可能性があります。

大切なのは「置かれている環境で、いかに奥の深さややりがいを見つけることができるか」という視点です。そのうえで、「合う」「合わない」を肌で感じ取ってから転職を考えても遅くはないといえるでしょう。

手術室でしか学べない看護もある

手術室の勤務は、たくさんある器械や器具の種類だけではなく、術式の詳細を把握する必要があり、覚えるだけでも大変です。また、医師へスムーズな介助をするための流れをつかんだり、術前訪問や手術が安全に行われるための環境整備をしたりと、業務は多岐にわたります。

また、病棟看護師の業務内容とは大きく異なるぶん、自在に器械を使いこなし、医師との連携がとれるようになるまでには、疾患についての解剖生理をさらに掘り下げ、さまざまなケースに対応できるよう感性を研ぎ澄ませるなどの専門性が必要です。患者さんへの看護も、術前訪問や術直前での短時間でいかに不安を最小限にし、安心感を与えた状態で手術に臨んでもらえるかという視点で考えると、手術室での看護は非常に高度なコミュニケーション技術や看護師としてのあり方が問われる分野であるといえるでしょう。

また、これから数分後に手術を受けるという患者さんのそばで看護を行うのは、手術室看護師にしかできないことです。自分にとっての「看護」とは何かをこの機会に見直すことをおすすめします。

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この記事を書いた人

坂口 千絵(さかぐち ちえ)
看護師/カウンセラー/ライフコーチ/セミナー講師/WEBライター

看護師、教育・指導サポート歴25年以上。コーチング、カウンセングなどの個人セッション実績豊富。2019年、「サポート職に携わる人のサポートに徹する」ことを決断し、25年間の看護師人生に幕を下ろす。 家族の死、最愛の夫の病死を通じ、死生観について学んだ経験をもとに、魂の望みを叶えながら、周りの人の幸せもしっかりとサポートしたい人に向け、オンライン講座を提供。セッションは「とにかく話しやすい」「具体的でわかりやすい」と好評。 直観力を駆使したセッションが大好評にて、続々と全国から受講生が集まっている。

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