看護師の働き方 平成30年間でどう変わった? 第5回 | 看護師の求人・転職情報はマイナビ看護師日本最大級の看護師転職サービス

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vol.24

看護師の働き方 平成30年間でどう変わった?

第5回 「看護師=女性」の時代は終わった【看護師のポジション・前編】

平成時代30年あまりを通して、看護師の働き方はどのように変化してきたのでしょうか。このシリーズ「看護師の働き方 平成30年間でどう変わった?」では全8回にわたり、平成年間の看護師を取り巻く環境の変化を振り返ります。新元号が「令和」に変わり、新たな時代がスタートする節目において過去に学び、現状をとらえ、来るべき将来に思いを馳せてみませんか?

【 「看護師の働き方 平成30年間でどう変わった?」 全8 タイトル一覧】

第1回 看護師のニーズはとどまるところを知らない【キャリア・前編】
2 看護師資格の急増とキャリアプランの変化【キャリア・後編】
第3回 看護師の待遇とワークライフバランス【職場環境・前編】
第4回 潜在看護師の「浮上」に期待【職場環境・後編】
5 看護師=女性の時代は終わった【ポジジョン・前編】
6 チーム医療の中で看護師はどう振る舞う?【ポジション・後編】
7 地域包括ケアシステムと看護師の役割【医療システム・前編】
8 令和時代の看護師に求められることは?【医療システム・後編】

まずはクイズに挑戦!

1.「看護婦/看護士」から「看護師」へ

国内で「看護婦」という呼び方が定着したのは、1915年(大正4年)に制定された「看護婦規則」がきっかけでした。「婦」という言葉からも分かるとおり、当時は看護婦の資格を取得できるのは女性に限られていたのです。

その後、男性の看護への進出もわずかながらみられるようになり、1968年(昭和43年)に改正された「保健婦助産婦看護婦法」(保助看法)で、男性の看護人を「看護士」と呼称することが定められました。当時、看護士は精神科に勤務することを想定したカリキュラムで養成されていたといいます。

このように「看護は基本的に女性の仕事」とみなされる時代が長く続いたわけですが、大きな転換点となったのは1985年(昭和60年)に制定された「男女雇用機会均等法」でした。労働者が性別により差別されることを禁止したこの法律は、看護の世界、ひいては社会に大きな変化をもたらしました。とはいえ、性別により名称が異なる状態が解消され、「看護師」に統一されたのは2001年(平成13年)の保助看法改正時で、意外にも最近のこと。今では当たり前となった名称ですが、当時は「耳慣れない言葉」として困惑する声も少なくなかったそうです。

2.男性看護師はどのくらいいるのか

それでは、平成の間に男性看護師の数はどれくらい増えたのでしょうか。就業している全看護師に占める男性の割合および人数をみると、1998年(平成10年)はわずか2.917807人、参照データ<1>)だったのに対して、2016年(平成28年)には7.384193人、参照データ<2>)と大幅に上昇したことが分かります。この間、2002年(平成14年)にTVドラマ「ナースマン」が放映されてヒットし、男性看護師の存在が一般に周知された影響もあったかもしれません。

男性看護師数の推移

(厚生労働省「平成28年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」をもとに作成)

上記のグラフのように、平成の後半に絞っても男性看護師数は増加の一途をたどっていますが、7.3%という数字からまだまだ男性が少数派であることは明らかです。しかし、2011年(平成23年)に「看護の日」のポスターに初めて男性看護師が単独で登場し2014年(平成26年)には男性看護師ならびに看護師をめざす男子学生が連携を深める団体として「全国男性看護師会」が立ち上がるなど、看護の世界における男性の存在感は高まっており、今後ますますの活躍が期待されるところです。

3.ナース服の変化

3-1.ナースキャップの廃止

看護師が「男女どちらでも就業する職業」として認知されるようになってきたことを一つの背景として、大きな変化を遂げたのがナースウェアです。かつては、ナースといえば「白いワンピースを着て、ストッキングを履き、ナースキャップを被った女性」というイメージが一般的でした。しかし、前述のように男性看護師が増えたこともあり、1990年代後半から2000年代にかけて、パンツスタイルのナース服を採用する病院が一般的になったといわれています。

また、ナースキャップを廃止する流れも加速しました。毎日洗濯できないナースキャップは病原微生物の温床となり、感染源になるおそれがあることから、ほとんどの病院で着用されなくなっています。現在は看護師養成学校の「戴帽式」に姿を残すのみと言ってよいでしょう。

3-2.実用性の高いナースウェア

かつての「ナース」のイメージであった白いワンピーススタイル

いま看護現場の多くで採用されている「スクラブ」とパンツを合わせたナースウェア

こうした時代の流れの中で、実用的かつファッション性の高いナースウェアが多数登場しました。特に平成の間に急増したのが「スクラブ」と呼ばれるユニフォーム。もともとは1990年代から海外の医療用ユニフォーム(手術着など)として採用されていた、Vネックで半そでの医療用白衣です。丈夫で動きやすく、洗濯しやすいことなどから、看護師を含む医療従事者全般のユニフォームとして採用されるようになりました。小児病棟では、小さなお子さんの緊張感を解いたり親しみを感じてもらったりするという目的で、アロハシャツと見まがうようなカラフルでポップなスクラブも着用されています。

従来の看護師のイメージが強い人からは、「病院内で誰が看護師なのか一目で分からない」「昔ながらのクラシカルなスタイルが良かった」という意見があるかもしれません。しかし、看護師の本分はいつの時代も変わらず、患者さんに寄り添ってベストのケアを提供すること。そのために最適だと思われる装いを、その時代ごとに選び取っているのです。

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【監修者プロフィール】
木村憲洋(きむら・のりひろ)
高崎健康福祉大学 健康福祉学部 医療福祉情報学科 准教授

1971年、栃木県足利市生まれ。武蔵工業大学工学部機械工学科卒業後、神尾記念病院、医療法人杏林会・今井病院を経て、現職。著書に『医療費のしくみ』『病院のしくみ』『薬局のしくみ』(いずれも日本実業出版社)などがある。

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