50代看護師はいつ転職すべき?転職理由・転職活動をする上でのポイント|お役立ちガイド | 【マイナビ看護師】≪公式≫看護師の求人・転職・募集

vol.019 キャリアアップの強化書

50代看護師はいつ転職すべき?転職理由・転職活動をする上でのポイント

2021.07.26 2021.07.26

50代に入ってからの転職は、どの職業でも難しいと考えるのが一般的です。60歳で定年を迎える場合、働けるのはあと数年のため、採用側にはメリットがほぼありません。50代で転職を考えている看護師も状況は同じだと思っていませんか?実は、看護師は50代になっても転職しやすい職業なのです。当記事では、50代看護師の働き方と求人市場での立ち位置、転職理由、50代で転職するメリットデメリットをご紹介します。

1.50代看護師の働き方と求人市場での立ち位置

50代看護師の多くは年齢的に体力が衰えてくるため、夜勤や救急対応など体力が必要な業務はきつくなってきます。そこで転職を考える人が出てきますが、看護師はほかの職業よりも転職しやすいことが特徴です。

2021年2月の有効求人倍率を見てみると看護師は2.15倍ですが、全職業の平均は1.04倍です。ほかの職業はひとりに対してひとつの求人ですが、看護師はひとりに対して2つ以上の求人があることがわかります。

50代看護師を必要としている職場は、病院以外の医療施設が多いことも特徴です。主に次のような医療施設で50代看護師の募集が多くあります。

・療養型病院
・老人介護・福祉施設
・デイサービス
・クリニック・診療所

①50代以上の看護師が転職しやすくなった要因1:介護施設の需要増加

介護施設からの看護師需要の高まりが、50代看護師が転職しやすい要因のひとつです。その証拠に、厚生労働省の「看護職員の現状と推移」では、看護師の就業場所の割合が年齢とともに変化していることがわかります。

20代や30代看護師の就業場所の多くは病院です。しかし、50代看護師は病院の割合が少なくなるものの、その分介護老人保健施設などの割合が増えているのです。

それに、厚生労働省の「介護分野をめぐる状況について」を見ると、20年間で要介護(要支援)認定者が大幅に増加していることがわかります。2000年4月末には218万人でしたが、2019年4月末には約3倍の659万人にまで増加しているのです。
介護サービス利用者も増加しており、2000年4月には149万人でしたが、2019年4月には約3.3倍の487万人まで増加しています。

要介護(要支援)認定者や介護サービス利用者はさらに増加していくと予想されるため、50代看護師が転職しやすい状況は今後も続くものと考えられます。

②50代以上の看護師が転職しやすくなった要因2:在宅医療の推進による需要の増加

在宅医療が推進されていることも50代看護師の転職しやすさと関係しています。

在宅医療が推進される背景には、高齢者人口の増加が影響しています。厚生労働省の「在宅医療・介護の推進について」を見ると、65歳以上の高齢者は2012年8月には3,058万人でした。その後2025年には3,657万人まで増加し、2042年には3,878万人になると予想されています。
さらに75歳以上の高齢者は2012年8月には1,511万人でしたが、2055年には2,401万人まで増加する見込みです。

高齢者人口は増加すると予想されているものの、同資料では60%以上の人が「自宅で療養したい」と希望していることがわかります。そして、要介護状態になっても在宅での介護を希望する人は40%を超えているのです。

在宅医療には医師や看護師が欠かせないため、50代以上の看護師が転職しやすい状況は今後さらに続くでしょう。

③看護師は常に人手不足

一般的に50代に入ってからの転職は難しいケースがほとんどですが、看護師はそうとも限りません。看護師は慢性的に人手不足のため、常に売り手市場の職業といえるのです。

マイナビ看護師の「看護師白書 2020年度版」では、看護師の配置状況を調査しています。「不足している(16.3%)」「やや不足している(41.6%)」と感じている事業者の合計は57.9%でした。

また、厚生労働省も看護師の少なさを危惧しており、2025年には3~13万人も不足すると予想しています。
看護師は常に人手不足が叫ばれている職業ですが、この流れがすぐに解消される可能性は低いでしょう。そのため、ブランクや経験不足を心配する50代看護師でも、転職することをマイナスに捉える必要はないのです。

2.50代看護師の転職理由とは?

看護師の転職はそれほど珍しいものではありません。ストレスの多い職業といわれることもあり、転職する人は常に一定数存在します。

では、50代看護師は、なぜ一般的には転職しにくい50代で働く環境を変えるのでしょうか?

50代看護師の転職理由で多いのは次の3つです。

・ワークライフスタイルの変更
・人間関係
・体力的な問題

ここからは転職理由を詳しく見ていきましょう。

転職理由①ワークライフスタイルの変更

まず、親の介護などで働き方を変えざるを得ないことを転職理由として挙げる人が多くいます。親が高齢で在宅介護が必要になれば、仕事の時間を減らして介護に充てる時間を増やさなければなりません。

厚生労働省が実施した2019年の「国民生活基礎調査」では、介護状況に関する調査も行われました。これを見ると、介護者の割合は同居している配偶者が23.8%で最も多く、同居している子が20.7%で2番目に多いことがわかります。同居している介護者の男女比率は男性が35%、女性が65%でした。

同資料では要介護度が高くなるにつれて介護時間は増える傾向にあることもわかり、在宅介護の負担の大きさがうかがえます。
親の介護がはじまった場合は介護施設の利用を検討する場合もあるでしょう。しかし、自宅や子の家での介護を希望する人も多いため、子が働き方を変えて介護に充てる時間を作る必要があるのが実情です。

転職理由②人間関係

職場の人間関係に不満を感じて転職するケースも多くあります。

マイナビ看護師の「看護師白書 2020年度版」では、年代別に「退職を考え始めたきっかけ・理由」を調査しています「人間関係」と回答した割合が最も多かったのは50代(44.2%)でした。全体平均は37.9%だったため、ほかの年代よりも高い傾向にあることがわかります。

50代まで看護師一筋で働き続けていれば、30年以上の経験があります。しかし、同じ職場で長く働き続けた場合、人の入れ替わりも起こります。世代交代で若い看護師が増えれば、人間関係も変わるでしょう。すると話が合わない、関係をうまく築けないといった状況になるかもしれません。居心地の悪さを感じれば働きにくくもなるため、50代に入ってからでも転職を考える人がいるのです。

転職理由③体力的な問題

50代に入れば多くの人は体力が衰えてくるため、体力的な問題で転職するケースも存在します。

病院業務の夜勤や救急対応は体力が必要です。20代や30代では難なくこなせていた業務も、50代では厳しく感じるケースも多くあります。

マイナビ看護師の「看護師白書 2020年度版」でも、「退職を考え始めたきっかけ・理由」で「健康上の理由」を最も多く挙げているのは50代です。この結果を見ても、50代は「無理がきかなくなった」「若い頃のようにはいかない」と感じやすい年代といえるでしょう。

しかし、看護師が働ける場所は夜勤や救急対応などが必要な病院ばかりではありません。体力的な問題は感じても、体の負担が少ない職場に転職すれば50代はまだまだ看護師として活躍できる年代なのです。

3.50代で転職するメリットデメリット

先述したように看護師が転職する理由は様々ですが、50代での転職はメリットだけではなく、デメリットも当然存在します。

ちなみに、公益社団法人 日本看護協会が公表した「2020年 病院看護実態調査」の正規雇用看護職員と既卒採用者(看護職経験者)の離職率を比べると、 正規雇用看護職員の離職率は11.5%でしたが、既卒採用者(看護職経験者)は16.4%でした。つまり、転職経験のある看護師のほうが辞めやすいというデータもあります。

50代は看護師としての経験も長い分、自身が働く上で譲れない部分も多いでしょう。これからご紹介する50代の看護師が転職するメリットとデメリットをしっかり見極めて転職失敗を回避しましょう。

①メリット

【50代看護師が転職するメリット】
・(採用側から見て)年齢的に退職する可能性が低い
・経験が豊富
・管理職としても働ける

50代看護師は年齢的に結婚や出産などのライフイベントが起きにくい年代です。採用側からすれば退職するリスクが低いため、安心して仕事を任せられます。

50代まで看護師を続けている人なら30年以上の経験があることもメリットです。複数の診療科目を経験していたり、さまざまな困難な場面を乗り越えたりしているベテラン看護師は、どの職場でも頼りにされるでしょう。若手の指導役としても活躍できるため、経験の豊富さは転職において有利にはたらきます。

看護主任や看護師長などリーダー職の経験がある人なら、転職先でも管理職として働ける可能性があります。看護師スタッフとして働くより給与も高いため、収入を落とさずに転職できるでしょう。

②デメリット

【50代看護師が転職するデメリット】
・(採用側から見て)給与が高い
・長く働けない
・若手が多い職場には向かない

50代と20代を比較した場合、採用コストが異なります。50代看護師は20代看護師よりも経験はあるものの、その分採用側は余分に給与を支払う必要があります。若い看護師のほうが安く採用できるため、50代看護師の給与の高さはデメリットとなるのです。

年齢的に50代は採用後に長く働けないこともデメリットです。若手であればその後10年以上働いてくれる可能性があります。しかし、50代となれば働けるのは数年程度となるため、採用コストに見合わないかもしれません。

若手の多い職場なら、50代看護師は雰囲気に馴染めないと見なされて、採用されにくいこともデメリットです。転職後に年下の同僚から教えてもらうことを嫌がるのでは?と判断される可能性もあります。

4.まとめ 

50代看護師は体力的には衰えるものの、求人市場では需要のある存在です。日本の高齢化は今後も加速していくため、介護施設などでの看護師需要はさらに増えていくでしょう。50代で転職する理由には、ワークライフスタイルの変更や人間関係などがあります。それぞれの事情によって職場を変えることはあっても、看護師は常に人手不足のため、転職は成功しやすいでしょう。ただし、50代看護師が転職する場合、給与の高さや年齢的に採用されにくいといったデメリットもあります。

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