20代看護師の給料・平均年収はいくら?基本給、ボーナスと給料を上げる方法も解説|お役立ちガイド | 【マイナビ看護師】≪公式≫看護師の求人・転職・募集

20代看護師の給料・平均年収はいくら?基本給、ボーナスと給料を上げる方法も解説|お役立ちガイド | 【マイナビ看護師】≪公式≫看護師の求人・転職・募集

vol.060 キャリアアップの強化書

20代看護師の給料・平均年収はいくら?基本給、ボーナスと給料を上げる方法も解説

2025.01.24 2025.03.18

看護師として働くなかで、同年代の年収がどのくらいなのか気になる方も多いのではないでしょうか。

看護師は夜勤や資格手当などによって収入が高くなる一方、勤務先や地域、働き方によって年収に差が生じます。20代のうちに収入をどう伸ばしていけるのか、収入アップにつながるスキルやキャリアの選択肢を知ることは将来に向けた重要な一歩です。

ここでは、20代看護師の平均年収と内訳について解説します。年収に差が出る理由や、年収アップを狙う方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

収入アップを目指したい方必見!非公開求人や高収入の求人も豊富に掲載しているマイナビ看護師への登録はこちら

1. 20代看護師の平均年収はいくら?

厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、看護師全体の平均年収は「約488万円」 でした。そのなかでも、まだ経験の浅い年代である20代の看護師は、どのくらいの年収を得ているのでしょうか。

ここでは、20代看護師の平均年収を詳しく解説します。

関連記事:看護師の給料、手取り額はいくら?データに基づいた手取り額の目安とは

1-1. 20〜24歳は「約401万円」

20歳から24歳の看護師の平均年収は「約401万円」です。

内訳は以下の通りになります。

金額(男女計)
平均年収 401万4,700円
平均月収 29万5,900円
平均賞与 46万3,900円

出典:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査(第5表)

なお、20代前半の就業者の平均年収は以下の通りです。

金額(男女計)
平均年収 335万1,300円
平均月収 24万7,700円
平均賞与 37万8,900円

出典:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査(第1表 )

全職種の同年代平均と比較すると、20代看護師の年収は高い傾向にあります。ただし、この平均額には税金や社会保険料が含まれていないため、実際に手元に残る金額は総額の約75~80%程度です。

1-2. 25〜29歳は「約474万円」

一方、25歳から29歳の看護師の平均年収は「約474万円」でした。

内訳は以下の通りになります。

金額(男女計)
平均年収 474万1,500円
平均月収 33万3,800円
平均賞与 73万5,900円

出典:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査(第5表)

全職種の同年代では、平均年収(25~29歳)は以下の通りです。

金額(男女計)
平均年収 414万700円
平均月収 28万9,800円
平均賞与 66万3,100円

出典:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査(第1表 )

20代前半と比べると、20代後半の看護師の平均年収は約70万円増加しています。年齢を重ねるにつれて年収が上昇する傾向があるのは、経験を積むことで業務量が大幅に増え、後輩の指導を任される機会が増えるといった要因が挙げられるでしょう。

転職・復職に悩んだら、まずはマイナビ看護師にご相談ください。

業界を熟知したキャリアアドバイザーと一緒に、
理想の転職を叶えましょう!

転職・復職に悩んだら、
まずはマイナビ看護師にご相談ください。

業界を熟知したキャリアアドバイザーと一緒に、理想の転職を叶えましょう!

2. 20代看護師の年収内訳

20代看護師の年収・給料には、以下の内容が含まれています。

  • 基本給
  • 各種手当
  • ボーナス

ひとつずつ詳しく解説していきます。

2-1. 基本給

20代看護師の平均基本給は「21万5,566円」です。看護師全体の平均基本給である「27万9,326円」と比べて約6万円低い水準ではあるものの、経験を積むことで徐々に上昇していくと考えられます。

看護師の給与構成を見ると、基本給の割合は約75%です。残りの25%は各種手当で補われるため、基本給自体が特別高いわけではありません。そのため、夜勤の回数が少なかったり、資格手当がつかなかったりする場合には、物足りなさを感じることもあるでしょう。

引用:日本看護協会|2021 年 看護職員実態調査
関連記事:看護師の時給はいくら? 時給換算した給与額とパート時給の平均額

2-2. 各種手当

看護師の給料に含まれる主な手当は以下の通りです。

  • 夜勤手当
  • 資格手当
  • 時間外手当
  • 資格手当

夜勤1回あたりの手当額(平均)は以下の通りです。

三交替制 準夜勤 4,234円
三交替制 深夜勤 5,199 円
二交替制 夜勤 11,368 円

引用:日本看護協会|2023年病院看護実態調査

夜勤手当は看護師の給与において大きな割合を占めており、夜勤の種類によって支給額が大きく異なります。とくに、二交替制は三交替制に比べて拘束時間が長く、業務負担も重いため、夜勤手当だけで月に3~5万円程度の収入となることが一般的です。

一方で、時間外手当の支給額はそれほど多くありません。看護師の月平均時間外労働は約5.2時間であり、基本給をもとに計算すると月に1~2万円程度にとどまります。そのため、時間外手当が給与や年収全体に大きな影響を与えることは少ないといえるでしょう。

2-3. ボーナス

20代看護師の平均賞与(ボーナス)額は以下の通りです。

20~24歳 46万3,900円
25~29歳 73万5,900円

出典:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査(第5表)

20代前半と後半を比較すると、20代後半のボーナス額が大幅に増加していることがわかります。この差の主な要因は、20代前半にはボーナス額が低くなりがちな初年度が含まれているためです。

さらに、ボーナスは基本給を基準に算出されるため、基本給が上昇する20代後半ではボーナス額も比例して増える傾向があります。

転職・復職に悩んだら、まずはマイナビ看護師にご相談ください。

業界を熟知したキャリアアドバイザーと一緒に、
理想の転職を叶えましょう!

転職・復職に悩んだら、
まずはマイナビ看護師にご相談ください。

業界を熟知したキャリアアドバイザーと一緒に、理想の転職を叶えましょう!

3. 20代看護師の給料に差が出る主な理由

20代看護師の給料に差が出る理由は、学歴や働く地域など、さまざまな要因が考えられます。年収アップを目指している方は、各項目のポイントを把握しておきましょう。

3-1. 学歴|3年過程新卒より大卒のほうが給料が高い

多くの職業では高卒よりも大卒のほうが収入が高い傾向にありますが、看護師にもわずかながら差があります。

新卒看護師の初任給は以下の通りです。

高卒+3年課程新卒 20万4,950円
大卒 21万963円

引用:日本看護協会|2023年病院看護実態調査(P37)

高校卒業後に短大や専門学校などの3年課程を修了した看護師と比較すると、大卒看護師の初任給は高い傾向があります。

しかし、これはあくまで初任給に限った差です。勤続年数を重ねたり、資格取得によるスキルアップを図ったりすることで、学歴による収入の差は次第に小さくなっていくでしょう。

関連記事:看護師の年収は大卒ではいくら?調査結果を詳しく解説!

3-2. 地域|勤務地によって差が出る

日本看護協会「2023年病院看護実態調査」によると、新卒看護師の初任給は各地域によって差があることがわかっています。

都道府県別での看護師初任給(高卒+ 3年課程新卒)は以下の通りです。

上位地域 平均基本給
奈良県 21万8,092円
神奈川県 21万4,071円
千葉県 21万3,857円
埼玉県 21万3,474円
東京都 21万3,340円
兵庫県 21万2,860円
静岡県 21万2,647円
愛知県 21万1,896円
大阪府 21万1,827円
滋賀県 20万9,306円

引用:日本看護協会|2023年病院看護実態調査(P123)

また、都道府県別での看護師初任給(大卒)は以下の通りになります。

上位地域 平均基本給
奈良県 22万124円
千葉県 21万9,940円
東京都 21万9,334円
埼玉県 21万9,230円
神奈川県 21万8,977円
兵庫県 21万8,625円
愛知県 21万7,893円
静岡県 21万7,766円
大阪府 21万7,567円
滋賀県 21万4,470円

引用:日本看護協会|2023年病院看護実態調査(P125)

主に都心部では初任給の基本給が高い傾向にあり、平均21~22万円です。一方、地方では初任給の基本給が低い水準にあり、上位の奈良県と比べると高卒+ 3年課程新卒、大卒ともに約3万円の差があります。

地域による収入の差は、転職を検討する際の参考指標として活用するとよいでしょう。

3-3. 規模|勤務先の規模が大きいと高収入が期待できる

看護師は、勤務先の規模によっても収入が異なります。20代看護師の勤務先規模別での平均年収は以下の通りです。

職員10~99人 職員100~999人 職員1000人以上
20〜24歳 349万1,600円 378万9,100円 417万1,900円
25〜29歳 400万2,900円 445万8,300円 506万200円

出典:厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査(第5表)

職員が100人未満の小規模な勤務先と、1000人以上の大規模病院を比較すると、年収に約70~100万円の差があることがわかります。

大学病院などの大規模施設では、小規模なクリニックに比べて高度なスキルが求められ、豊富な知識や経験が必要です。ほかにも、小規模なクリニックや診療所では夜勤がないことが多く、これも年収に影響を与える要因のひとつと考えられるでしょう。

3-4. 資格|保有している資格によっても変わる

看護師には下位資格として准看護師がありますが、保有している資格によっても年収が異なります。

以下、20~24歳の看護師と准看護師の平均年収です。

看護師 准看護師
平均年収 401万4,700円 280万1,400円
平均月収 29万5,900円 21万4,600円
平均賞与額 46万3,900円 22万6,200円

出典 :厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査(第5表)

一方、25~29歳の看護師と准看護師の平均年収は以下の通りになります。

看護師 准看護師
平均年収 474万1,500円 375万800円
平均月収 33万3,800円 27万2,000円
平均賞与額 73万5,900円 48万6,800円

出典 :厚生労働省|令和5年賃金構造基本統計調査(第5表)

看護師は厚生労働大臣が認めた国家資格であるのに対し、准看護師は都道府県知事から発行される免許です。看護師は自分の判断で業務をおこなえますが、准看護師は医師や看護師からの指示がなければ業務を遂行できません。

このように、看護師と准看護師では業務内容や年収に大きな差があることを理解しておきましょう。

転職・復職に悩んだら、まずはマイナビ看護師にご相談ください。

業界を熟知したキャリアアドバイザーと一緒に、
理想の転職を叶えましょう!

転職・復職に悩んだら、
まずはマイナビ看護師にご相談ください。

業界を熟知したキャリアアドバイザーと一緒に、理想の転職を叶えましょう!

4. 20代看護師が年収アップさせる方法

20代の看護師が年収をアップさせる方法は、主に以下の4つです。

  • 積極的に夜勤に入る
  • 資格を取得する
  • 昇進や昇格を目指す
  • より年収の高い病院へ転職する

それぞれのポイントを把握して、収入アップを目指していきましょう。

関連記事:2024年度に行われる看護師の処遇改善|看護師の賃上げについても解説

4-1. 積極的に夜勤に入る

看護師の年収や給料において、夜勤手当は大きな割合を占めており、夜勤を多くこなすことは収入を早く増やす方法として有効です。1回の夜勤で約5,000~10,000円の手当が支給されるため、年収アップを目指す20代の看護師にとっては魅力的な選択肢となるでしょう。

しかし、夜勤は生活リズムを崩しやすく、心身に大きな負担がかかることもあります。年収に目を向けすぎず、無理のない範囲で夜勤をこなすことを心掛けましょう。

常勤(三交替制)の看護師求人はこちら

常勤(二交替制)の看護師求人はこちら

4-2. 資格を取得する

認定看護師や専門看護師などの資格を取得すると、資格手当が支給されることがあります。保有する資格に応じて毎月数千円から数万円の手当が支給されますが、手当の金額や支給の有無は職場によって異なるため、事前に職場の条件を確認しておくことが大切です。

また、認定看護師や専門看護師の資格を取得するには「5年以上の実務経験」が求められます。20代前半での取得は難しいため、20代後半を目指して経験を積むことが望ましいでしょう。

資格の取得は収入を増やすだけでなく、スキルアップや転職時にも有利になります。将来的なキャリアアップにもつながるため、長期的な目標をもって取り組んでみてください。

関連記事:看護師のキャリアアップにおすすめの資格11選|主なキャリアの種類も

4-3. 昇進や昇格を目指す

年収を上げるために、管理職への昇進や昇格を目指すのもひとつの手です。

看護師の主な管理職は、以下の通りになります。

  • 看護主任
  • 看護師長
  • 看護部長

また、管理職別での平均基本給額は以下の通りです。

非管理職 25万6,176円
中間管理職 31万4,454円
管理職 35万9,459円

引用:日本看護協会|2021 年 看護職員実態調査(P16)

管理職に就くと役職手当が支給され、毎月の給料や年収が増加します。

しかし、看護主任などの役職に就くには30代前後までの経験が必要であり、すぐに実現できるわけではありません。管理職への昇進や昇格には時間がかかるため、将来的なキャリアパスとして目指していきましょう。

4-4. より年収の高い病院へ転職する

看護師の平均年収や給料は勤務先の規模や地域によって異なるため、ほかの病院に転職をするのも年収を上げる手段です。今の待遇に不満を抱いていたり、同年代に比べて収入が低いと感じたりする場合は、条件のよい病院への転職を検討してみましょう。

マイナビ看護師「看護師白書 2023年度版 」によると、転職活動でもっとも重視されるのは「給与条件」で、87.7%が給与を重要視していると報告されています。また、入職を決める際も「給与条件」が重視されています。

転職時には勤務条件や職場環境を慎重に調査し、無理なく働ける職場を選ぶことが大切です。自分の希望にあった職場に転職し、年収アップを目指していきましょう。

高収入を目指せる年収500万円以上可の看護求人はこちら

関連記事:20代看護師はいつ転職すべき?転職理由・転職活動をする上でのポイント

転職・復職に悩んだら、まずはマイナビ看護師にご相談ください。

業界を熟知したキャリアアドバイザーと一緒に、
理想の転職を叶えましょう!

転職・復職に悩んだら、
まずはマイナビ看護師にご相談ください。

業界を熟知したキャリアアドバイザーと一緒に、理想の転職を叶えましょう!

5. 年収や給料を把握して計画的にキャリアを積み重ねていこう

今回は、20代看護師の平均年収や給料についてご紹介しました。

20代の看護師の年収は、夜勤手当や資格手当が加わることで高くなる傾向があるものの、職場の規模や地域によって差が生じます。早い段階から収入を増やすには、スキルアップや転職を検討することが重要です。年収アップにつながる要素をしっかりと把握し、計画的にキャリアを積み重ねていきましょう。

マイナビ看護師では、看護師専門のキャリアアドバイザーによる丁寧な転職サポートをおこなっております。最新の求人情報をもとに、求職者様の希望にあった求人を紹介できますので、ぜひ一度お気軽にお問い合わせください。

転職・復職に悩んだら、まずはマイナビ看護師にご相談ください。

業界を熟知したキャリアアドバイザーと一緒に、
理想の転職を叶えましょう!

転職・復職に悩んだら、
まずはマイナビ看護師にご相談ください。

業界を熟知したキャリアアドバイザーと一緒に、理想の転職を叶えましょう!

関連記事はこちら 関連記事はこちら

Related article

看護師転職 お役立ちガイド 看護師転職 お役立ちガイド

人気記事ランキング 人気記事ランキング

Ranking

新着・注目のコンテンツ 新着・注目のコンテンツ

New arrival・Featured

転職・復職に悩んだら、
まずはマイナビ看護師にご相談ください。

業界を熟知したキャリアアドバイザーと
一緒に、
理想の転職を叶えましょう!

求人を探す

看護師の求人を資格から探す

看護師の求人を勤務形態で探す

看護師の求人を雇用形態で探す

看護師の求人を施設形態で探す

看護師の求人を担当業務で探す

看護師の求人を診療科目で探す

看護師の求人をこだわりで探す

看護師の求人を勤務地で探す

看護師の求人を資格から探す

看護師の求人を勤務形態で探す

看護師の求人を雇用形態で探す

看護師の求人を施設形態で探す

看護師の求人を担当業務で探す

看護師の求人を診療科目で探す

看護師の求人をこだわりで探す

看護師の求人を勤務地で探す