
【看護師の悩み】転職後半年、1年で妊娠したら…妊娠発覚後、職場に迷惑をかけない方法とは
新婚や既婚の看護師さんが、転職活動を得て理想の職場に転職した後、半年や1年目で妊娠するケースは少なくないと思います。喜ばしいニュースですが、「転職したばかりなのに職場に迷惑がかかるのでは?」と不安を抱いたり、心配したりする方がいらっしゃるのではないでしょうか。当記事では看護師さんの転職と妊娠について深く掘り下げるとともに、職場や同僚に迷惑をかけない方法をご紹介します。
1.転職と妊娠のタイミングで悩む方は多い
看護師としてある程度経験を積むと、キャリアアップや労働環境の改善、給与アップなどを理由に転職を考える方も多いでしょう。しかし看護師としてのスキル・経験が身について一人前として働けるようになる時期と妊娠を考えはじめる時期が重なることは多いといえます。実際に転職と妊娠のタイミングをどうすべきか悩む方はたくさんいます。
もし転職後に妊娠がわかった場合、どうすればよいのでしょうか。
①再就職後、半年や1年目に妊娠してしまった場合は?
転職後、1年経たないうちの妊娠は控えたほうがよい、と一般的に言われています。これは育休を取得できるかどうかの判断が「入社後1年」を目安に行われることが多いからだと考えられます。しかし、育休以外にも、転職後1年未満のいわゆる「新人」の時期に妊娠・出産した場合、同僚や上司の中には快く思わない方もいるでしょう。
転職から1年未満で妊娠したとしても引け目に感じる必要はありません。育休は勤務先の就業規則によっては取得できないケースもありますが、産休は在職期間にかかわらず取得可能です。もし妊娠がわかった場合には、なるべく早く職場へ報告して体に負担をかけないよう業務内容や勤務時間、シフトを調整してもらうなど、体調を最優先にして動くことが大切です。
②復帰後お返しする気持ちで考えよう
転職して間もないころはまだまだ新人。そのような中で妊娠が発覚すると、上司や同僚にどう思われるか心配になりますね。しかし、妊娠を隠したり過度に気を遣ったりするのはよくありません。出産後に復帰を考えているのであれば、復帰後に恩返しをする気持ちでまずは無事に出産できるよう体調に気をつけることが大切です。「復帰してからも頑張りたい」という気持ちが伝われば、上司や同僚も応援してくれるでしょう。もちろん、体に無理のない範囲で、産休に入る前から真面目に仕事に取り組む姿勢も大切。普段から仕事に真摯に取り組んでいれば「まったく仕事をしていないのに妊娠なんて……」と周りから思われることもなくなります。気持ちよく産休に入り、職場復帰できるよう、上司や同僚との信頼関係を構築することが重要です。
2.就業後すぐ妊娠が分かったら、職場に迷惑をかけないためにすべきこと
看護師はただでさえ人手不足の職場が多く忙しい仕事。看護師一人に任される業務も多いため、周囲のサポートを受けたりスムーズな引き継ぎを行ったりするためにも、妊娠がわかったらすぐに報告することが大切です。「まだ安定期に入っていないから」「入職したばかりで言いづらい」と報告を先延ばししていると、かえって職場へ迷惑になることもあります。妊娠中は体調の変化が目まぐるしく、つわりや切迫流産などで思うように勤務できないこともめずらしくありません。また、無理をしてしまうことで自分の体やお腹の赤ちゃんに負担をかけてしまうケースもあります。妊娠中の無理は禁物。周囲のため、自分のため、そして赤ちゃんのためにも、妊娠報告と引き継ぎの準備を早め早めに行い、無理のない働き方を心がけましょう。
①職場への報告
妊娠がわかったらなるべく早くの報告がベターです。実際には9週〜12週ごろに報告する方が多いようです。赤ちゃんの心拍が確認できるころにはつわりが始まる人もいるので、体調が悪い場合に勤務時間をずらしたりシフトを交代してもらえたりするよう、早めに妊娠を報告しましょう。まずは直属の上司に報告し、相談しながら他のメンバーへの報告のタイミングを決めるとスムーズです。
妊娠がわかると先に仲のよい同僚などに話したくなってしまうかもしれませんが、職場で一番最初に妊娠報告をする相手は上司。上司への報告の前に、噂などで妊娠していることが上司に伝わってしまうと、人によっては良い気分がしないでしょう。
上司へ報告する際には「出産予定日」「今後も働く意思の有無」「職場に配慮してほしいこと(勤務時間、夜勤、業務内容など)」など、伝えておくべき点や上司から質問されそうな点をあらかじめまとめておくとスムーズです。
②引き継ぎの準備
職場への妊娠報告を済ませたら、早めに引き継ぎの準備にとりかかりましょう。特に妊娠によって夜勤免除や勤務時間の変更が生じた場合には、今までの業務を他のメンバーに代わってもらう必要があります。スムーズな引き継ぎのために前もって引き継ぎ書類の作成を済ませておくと安心です。
勤務時間や業務内容が大きく変わらないとしても、引き継ぎの準備は早めにしておいたほうがよいです。妊娠中は何が起こるかわかりません。急に体調が悪くなる可能性もありますし、妊娠経過によっては医師からの安静指示が出る場合もあります。体調不良などで急に欠勤したときでもメンバーが対応できるよう、仕事の合間に書類や口頭などで適宜自分の受け持っている仕事の状況を共有するようにしておきましょう。
あらかじめ準備しておけば、周りにも迷惑をかけずに済みます。
③オーバーワークをしない
妊娠中は、体調不良で今までどおりに仕事を進められなかったり仕事に追われたりしてしまい、ついオーバーワークになってしまう方もいます。特に転職したばかりで妊娠した場合には、周囲への引け目から無理をしがちになることも多いようです。
妊娠中に働きすぎると体調を崩しやすくなることはもちろん、切迫流産など赤ちゃんの命に危険が及ぶ可能性もあります。「あのとき無理をしなければ」と後悔しないよう、妊娠中は頑張りすぎるのではなく、いつもより休憩を多めに取るなど体を第一にした働き方を心がけましょう。
看護師は体位交換などの力仕事、立ち仕事が多いです。体への負担を感じたら事情を説明して他の看護師に業務を代わってもらったり、休憩をもらったりしましょう。くれぐれも無理は禁物です。
3.転職を考えているうちに妊娠が分かったら
転職を考えている段階で妊娠がわかった場合にはどうすればよいのでしょうか。フルタイム勤務を希望する場合には一度転職を保留して出産後に転職活動を行うのがよいとされています。妊娠中は夜勤など体に負担の大きい仕事は任せられないため、妊娠していないときよりも採用されにくいのが実情です。
転職して1年未満だと育休は取得できない場合が多いです。今の勤務先で育休産休を取得する方向で考えたほうが出産後も安心でしょう。また、転職後1年未満での出産で育休が取得できないと「育児休業給付金」を受け取ることができません。金銭面から考えても今すぐ転職しなければならない事情がない限りは、現職を続けるほうがよいでしょう。
妊娠中にどうしても転職したい場合には、短期や単発の仕事、座っての仕事が多い健診(検診)センターでの仕事など、体への負担の少ない働き方を選ぶようにしましょう。
①転職計画は一旦リセットし、現職で産休育休を取得することを考えよう
上記で述べたように、転職してから1年経たないうちは基本的に育休を取ることができません。育休を取らずに職場復帰をしようとした場合、子どもの預け先の問題や産後の体の回復が不十分など、育休を取ってからの復帰よりもさらに職場復帰のハードルが高くなります。妊娠中に転居の予定があるなど特段の事情がある場合を除いては、一度転職活動をストップして現職を続ける方向で調整したほうが安心です。
現職がハードワークの場合には、負担の少ない業務や診療科の異動などを検討してもらえないか上司に相談してみましょう。
②妊娠中は、給付金等受け取れないため、金銭的に苦しくならないよう今後も継続して仕事できる道を考えよう。
転職後1年未満で育休を取得できないと育児休業給付金を受け取れません。また、妊娠中に夜勤が免除になると手当も支給されないため、今までよりも手取りが少なくなることがあります。妊娠中、出産後は何かとお金が必要になることも多く、経済的な余裕がなくなってしまうことも考えられます。
③退職はできるだけせずに将来の勤務イメージを考えよう
妊娠出産があることを前提に、今の職場におけるキャリアプランやライフプランを再度考え直してみることも大切です。転職を考えた理由がキャリアアップへの不安であれば上司に今後のキャリアプランについて相談したり、夜勤が負担に感じているのなら夜勤のない診療科や系列病院への異動願いを出したりすることも検討してみてください。
4.まとめ
妊娠は女性にとって大切なライフイベントのひとつなので、転職から1年未満で妊娠したとしても引け目に感じる必要は全くありません。しかし、妊娠中の体の変化は予測が難しいです。体調不良などで欠勤や遅刻なども増えることが多いので、転職を考えている時期に妊娠がわかったら、一旦転職活動は保留にし、現職で産休・育休を取得する道を考えましょう。職場には早めに妊娠報告をし、引き継ぎをしておくことも大切です。どうしても妊娠中に転職する必要がある場合には体調を最優先に考え、単発・短期の仕事や座ってできる仕事などを中心に探してみましょう。
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