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現役看護部長のお悩み相談室 おりんに言ってごらんなさい

看護師歴33年。現役看護部長の行徳倫子さんが、仕事の悩みに九州弁でお答えします。 人の命を預かるプレッシャー、忙しさや人間関係…ココロの重荷を、おりん姉さんの厳しくも温かいアドバイスで取り除いてみませんか?

お悩み相談 vol.11
患者さん中心の寄り添う看護がしたい!
22歳・女性・新人看護師
おりんのアドバイス
ちょっとまった!その看護、ただの「寄り添い」です!

「患者さんに寄り添う看護をしたいんです! 急性期病院で、なかなか患者さんに寄り添う看護ができません!」
看護師1年生として大手の病院に就職したA子さんは、業務に追われ学校で学んできた患者さん中心の看護が提供できないことに悩み、転職を希望して、おりんのところへ駆け込んできました。

おりん「素晴らしい思いですね~。では、質問します。あなたが思う“患者さんに寄り添う看護”とはどんな看護ですか?」
A子さん「ベッドサイドで、患者さんの訴えをゆっくり聞くことです」
おりん「急性期病院では、難しい事でしたか?」
A子さん「はい、急性期は業務が優先で、患者さんの話が聞けませんでした」

う~ん、なんか違う気がする……。
確かに患者さんの声に耳を傾けることは、とても素晴らしいことだけど、A子さんのいう“寄り添う看護”には、何となく違和感を覚えるんだよなぁ……。

問題発見→アセスメント→解決=“看護”

おりんが違和感を覚えた理由はズバリ、A子さんが患者さんの話を聞く姿勢だけにとらわれているからです。
患者さんの訴えを聴く――つまり「傾聴する」という行動姿勢は、看護計画のケアプランによく挙げられます。しかし、 その行動の中から問題点を見いだし、アセスメントを行い、どのように解決していくかを考えなければ“看護”とはいえません。
そうでなければ、 ただの“寄り添い”でしょ?

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そもそも“寄り添う看護”ってどんなこと?

ベッドサイドで患者さんの訴え、気持ちを聞くことだけが“寄り添う看護”ではありません。では、そもそも“寄り添う看護”ってどんなことでしょうか?



●入院時、患者さんの情報を多角的に捉えて、看護問題を見いだし「何が必要か」「最良な看護提供方法は何か?」などのチームカンファレンスを開催する。

●看護過程(アセスメントから評価)を、日々の看護を通じて看護経過記録に記述する。

●患者さんを十分観察して、日々の看護必要度の評価と裏付けとなる記録を記述する。

●退院に向けて、医療上の問題、介護上の問題、あるいは経済上の問題など、患者さんの視点から問題分析をおこない退院支援サポートを行う。


これら全部“患者さんに寄り添う看護”だと思いませんか?

A子さんが思う“患者さんに寄り添う看護”とは少し違うかもしれませんが、急性期病院でA子さんは日々“患者さんに寄り添う看護”をしていたと思います。だから、まずは自分に「お疲れさまでした」といってあげましょう!

看護師1年生のみなさんへ――

おりんの処方箋
  • 1医療現場には “働く”というルールも存在する
  • 2視点を変えると“看護”はできている
  • 3経験豊富な先輩に相談してみる
「看護学生のときに思い描いていた“看護”がなかなか実現できない」といった理想と現実のギャップに苦しむ看護師1年生をよく見かけます。しかし、現実は煩雑とした医療現場。 “看護”という二文字だけではなく“働く”という社会的ルールが存在することを忘れてはなりません。また、思い描いていた“看護”ができていないと判断しても、 視点を変えて振り返ると案外できているということも多いものなんです。
経験が浅い1年生や同世代との会話だけで判断するのではなく、答えを導き出してくれる先輩に相談する姿勢も、ときには必要ですよ。
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行徳倫子(ぎょうとく りんこ)
行徳倫子(ぎょうとく りんこ)

佐賀女子短期大学付属看護学校を卒業後、33年間看護師として民間病院や公的病院での一般急性期の医療に携わり、看護実践や教育・看護管理などの経験を培う。豊富な経験を活かした講演会やセミナーは悩める看護師たちに高く評価されている。現在は、医療法人鵬志会 別府病院にて看護部長として勤務中。

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