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看護師面接での配属希望の回答例文集|希望なしの場合や履歴書の書き方も解説
看護師の採用面接では、配属希望についてよく聞かれます。「正直に第一希望を伝えていいの?」「どこでもいいと答えたらやる気がないと思われる?」など、不安を抱えている方は多いのではないでしょうか。
本記事では、採用担当者に好印象を与える「配属希望」の答え方について、診療科別に具体的な回答例文を用いて解説します。
看護師/ライター
- 1.看護師の採用面接で配属希望を聞かれる理由
- 入職後のミスマッチと早期離職を防ぐため
- 人員配置と適性のバランスを見るため
- キャリアプランと成長意欲の確認
- 2.配属希望の回答の基本構成
- ステップ1:結論(希望する科を端的に)
- ステップ2:理由・エピソード(なぜその科なのか)
- ステップ3:貢献・意欲(どう働きたいか)
- 3.【診療科別】配属希望の回答例文集
- ① 救急外来(ER)・救命救急センター
- ② 集中治療室(ICU・HCU)
- ③ 手術室(オペ室)
- ④ 内科病棟(慢性期・一般内科)
- ⑤ 外科病棟
- ⑥ 整形外科
- ⑦ 小児科
- ⑧ 産婦人科
- ⑨ 精神科
- ⑩ 眼科
- 4.【希望がない場合】配属希望の回答例文集
- ① 「どの診療科でも学べる」という成長意欲を軸にする
- ② 施設や教育体制への「憧れ」を理由にする
- ③ チーム医療・多職種連携への興味を軸にする
- ④ 組織貢献の精神を強調する
- ⑤ 看護観をベースにする
- 5.配属希望がどうしても決まらない場合の対策
- 嬉しかった瞬間を思い出す
- ライフプランから逆算する
- 苦手を消去法で考える
- 病院見学・説明会での直感を信じる
- 6.履歴書への配属希望の書き方
- 基本ルール:特になければ「貴院の規定に従います」
- 希望を書く場合の書き方
- 履歴書作成の5つの重要ポイント
- 7.こんな時どうする?配属希望に関するFAQ
- 「第二希望、第三希望はありますか?」と聞かれたら?
- 「希望が通らなかったらどうしますか?」と聞かれたら?
- どうしても行きたくない科がある場合は?
- 自分の都合で配属を希望してもいい?
- 8.まとめ
1.看護師の採用面接で配属希望を聞かれる理由
採用担当者が配属希望を聞く理由は、主に3つあります。
入職後のミスマッチと早期離職を防ぐため
病院側が最も恐れているのは、採用した看護師が「思っていた業務と違う」「やりたい看護ができない」という理由で早期に退職してしまうことです。
あなたのやりたいことと、病院が提供できる環境が合致しているかを確認し、長く働いてもらえる可能性を探っています。
人員配置と適性のバランスを見るため
病院にとって、現場の欠員状況を埋めることはもちろん、チームバランスも重要です。 病棟ごとに年齢層やスキルの偏りが出ないよう、人事部と看護部は慎重に検討します。
あなたの希望を聞くことで、「この人はA病棟よりも、チーム医療を強化したいB病棟のカラーに合っているかもしれない」といった適性の判断材料にしています。
キャリアプランと成長意欲の確認
配属希望理由は、あなたの看護観や将来のビジョンを知るきっかけにもなります。
明確な理由があるかどうかを聞くことで、「この病院でどのような看護師になりたいか」「どう成長していきたいか」という意欲を知りたがっています。
2.配属希望の回答の基本構成
論理的で説得力のある回答にするために、以下の3ステップ構成を意識しましょう。
ステップ1:結論(希望する科を端的に)
まずは結論から述べます。「私は〇〇科への配属を希望いたします」とハッキリ伝えましょう。 面接では「結論ファースト」が鉄則です。最初に結論を言うことで、面接官は後の話を理解しやすくなります。
ステップ2:理由・エピソード(なぜその科なのか)
希望する根拠を具体的なエピソードとともに伝えます。ここがオリジナリティを出せる部分です。
・実習での経験:患者さんとの関わりで心が動いた瞬間
・前職の経験:どのようなスキルを身につけ、なぜ環境を変えてまでその科を志望するのか
・自身の体験:自分や家族が入院した際の原体験など
ステップ3:貢献・意欲(どう働きたいか)
最後に、その科でどのように働き、病院に貢献したいかで締めます。 「勉強させてほしい」「学びたい」という受け身の姿勢だけでなく、「即戦力として貢献したい」「患者様に〇〇なケアを提供したい」というGive(与える)の視点を入れるのが、採用される回答のコツです。
3.【診療科別】配属希望の回答例文集
ここからは、診療科ごとの回答例文を紹介します。
① 救急外来(ER)・救命救急センター
私は救急外来への配属を希望いたします。前職では二次救急指定病院で勤務し、迅速なトリアージや処置の経験を積んでまいりました。御院は三次救急としてより重篤な患者様を受け入れており、その最前線で私の経験を活かしつつ、さらに高度な救命スキルを身につけたいと考えています。一刻を争う現場で、チーム医療の一員として一人でも多くの命を救うことに貢献したいです。
② 集中治療室(ICU・HCU)
私はICUへの配属を希望いたします。呼吸器内科での勤務経験を通じ、急変時の対応や重症管理の重要性を痛感しました。御院の集中治療室では、最新の医療機器を用いた高度な全身管理が行われていると伺っております。私の強みである『些細な変化も見逃さない観察力』を活かし、患者様の回復を一番近くで支えたいと考えております。
③ 手術室(オペ室)
私は手術室への配属を希望いたします。高校生の時に自身が手術を受けた際、不安な私を励まし続けてくれた看護師の姿に感銘を受けました。解剖生理の知識を深めるとともに、円滑な手術進行を支える器械出しなどの専門技術を習得し、患者様が安心して手術に臨めるようサポートしたいと考えています。
④ 内科病棟(慢性期・一般内科)
私は内科への配属を希望いたします。慢性疾患を抱える患者様への生活指導や、退院後の生活を見据えた支援の奥深さを学びました。御院は地域医療の中核を担っており、患者様一人ひとりに寄り添った看護を実践されている点に魅力を感じています。患者様の不安を受け止め、信頼関係を築きながら、健康増進をサポートできる看護師になりたいです。
⑤ 外科病棟
私は外科への配属を希望いたします。リハビリ病棟での経験を通じ、怪我や病気からの回復を助ける仕事にやりがいを感じてきました。次のステップとして、手術前後の患者様の身体的・精神的なケアを実践したいと考えています。私の長所である行動力を活かし、術後の疼痛管理や早期離床に向けたサポートを積極的に行い、患者様の早期退院に貢献したいです。
⑥ 整形外科
私は整形外科への配属を希望いたします。大学でスポーツ看護を学んだ経験があり、怪我や手術から回復し、再び歩けるようになって退院される患者様の姿を見ることに大きなやりがいを感じます。多職種と連携しながら、患者様の意欲を引き出す関わりを実践し、早期社会復帰をサポートしたいです。
⑦ 小児科
私は小児科への配属を希望いたします。実習にて、闘病中の子どもたちが笑顔を取り戻していく姿に感銘を受けました。子ども特有の疾患や発達段階に応じた看護を学ぶとともに、不安を抱えるご家族の心のケアも含めた『家族看護』を実践したいと考えております。子どもたちの成長を支える存在として、地域医療に貢献したいです。
⑧ 産婦人科
私は産婦人科への配属を希望いたします。自身の出産経験を通じて、助産師や看護師の方々の温かい励ましに救われた経験があります。今度は私が医療者として命の現場に立ち会い、不安を抱える女性に寄り添いたいと強く願っております。御院の周産期医療の現場で、まずは看護師としての経験をしっかりと積み、専門性を磨くことに集中したいと考えております。御院に長く貢献できる存在を目指します。
⑨ 精神科
私は精神科への配属を希望いたします。以前、外科病棟で勤務していた際、身体的な治療だけでなく精神的なケアが患者様の回復に大きく影響することを学びました。私の強みである『粘り強く話を聞く力』を活かし、患者様の心に寄り添いながら、社会復帰に向けたサポートを行いたいと考えております。
⑩ 眼科
私は眼科への配属を希望いたします。以前、混合病棟で白内障手術後の患者様を担当した際、『目が見えるようになる喜び』を共有し、視機能が生活の質に直結することを学びました。御院では専門的な手術も行っていると伺いました。繊細なケアと患者様への点眼指導などを通じて、視る喜びを支える専門性を高めたいです。
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4.【希望がない場合】配属希望の回答例文集
「まだやりたいことが定まっていない」「どの科も魅力的で選べない」という方もいるかもしれません。希望が定まっていない場合は、次の5つの切り口で答えましょう。
① 「どの診療科でも学べる」という成長意欲を軸にする
特定の診療科への希望はあえて持っておりません。それは、小児科では成長支援、外科では術後管理など、どの科でも習得すべき重要な学びがあると考えているからです。まずは御院の教育体制のもとで配属された部署の専門性を深め、幅広い知識を持つ看護師に成長したいと考えています。
② 施設や教育体制への「憧れ」を理由にする
私が御院を志望した最大の理由は、充実した新人教育プログラムとキャリアラダー制度に魅力を感じたからです。診療科を問わず、御院の整った環境で看護の基礎を固めることが、今の私にとって最優先事項です。そのため、配属先については御院の判断にお任せいたします。
③ チーム医療・多職種連携への興味を軸にする
私はチーム医療の一員として、他職種と連携しながら患者様を支えることに強く関心があります。御院はどの診療科においてもチーム医療を推進されているため、配属先にはこだわりません。配属されたチームの中で、看護師としての役割を全うし、組織に貢献したいと考えています。
④ 組織貢献の精神を強調する
私は御院の「地域医療への貢献」という理念に共感し、その一翼を担いたいと強く願っています。私個人の希望よりも、病院組織として今一番力を必要としている部署に配属していただきたいです。そこで全力を尽くすことが、結果として自身の成長にも繋がると確信しています。
⑤ 看護観をベースにする
私の看護観は、「患者様の不安を取り除き、安心して治療を受けていただくこと」です。この看護観は、内科であれ外科であれ、どの診療科でも実践できるものです。配属先にかかわらず、目の前の患者様の心に寄り添う看護を実践していきたいと考えております。
5.配属希望がどうしても決まらない場合の対策
「例文を見ても、やっぱり自分の希望がわからない…」 そんな時は、以下の4つの視点で過去を振り返ってみてください。
嬉しかった瞬間を思い出す
実習や過去の仕事で、心が動いた瞬間はいつでしたか? 「患者さんとじっくり話せたとき」なら精神科や慢性期、「処置がうまくいったとき」なら外科や救急、「子どもの笑顔を見たとき」なら小児科、といったように、感情が動いた原体験が適性のヒントになります。
自分がどのような看護を提供しているときに一番「看護師になってよかった」と感じるか、その心の動きを大切にしましょう。
ライフプランから逆算する
「結婚・出産を考えている」「バリバリ働いて稼ぎたい」「認定看護師などの資格を取りたい」など、私生活やキャリアの目標から逆算します。
長く働き続けるためには、自分の生活リズムを守れるかどうかも重要な適性です。家庭との両立がしやすい外来や手術室、あるいは夜勤でしっかり稼げる救急病棟など、未来の自分をイメージして選ぶのも立派な一つの戦略です。
消去法で考える
どうしても血を見るのが苦手なら手術室は避ける、体力に自信がないなら多忙な急性期は避ける、といった消去法も有効です。
やりたいことが見つからなくても、これだけは避けたいというポイントは明確な場合が多いからです。ただし、面接で伝える際は「〇〇が嫌だから」と伝えるのではなく、「〇〇の分野で力を発揮したいと考えたからです」とポジティブな表現に変換しましょう。
病院見学・説明会での直感を信じる
実際に働いている看護師の雰囲気を見て、「この人たちと一緒に働きたい」「この病棟の空気感が自分に合っている」と感じた印象を信じるのもよい方法です。
現場のリアルな空気感やスタッフ間の連携の様子は、パンフレットだけでは得られない何よりの情報源です。「あの時の明るい雰囲気が忘れられず、ぜひあのチームの一員になりたい」という理由は、面接官にも非常に強く響きます。
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6.履歴書への配属希望の書き方
面接での回答準備と並行して、履歴書の「本人希望欄」の書き方も確認しておきましょう
基本ルール:特になければ「貴院の規定に従います」
特別な事情(家庭の事情で夜勤ができないなど)がない限り、履歴書の本人希望欄には「貴院の規定に従います」または「貴院規定でお願いいたします」と書くことが基本です。
希望を書く場合の書き方
どうしても希望を伝えたい場合は、以下のようにポジティブかつ謙虚に記載します。
「これまでの外科病棟での経験を活かしたく、外科への配属を希望いたします。」
「循環器内科での勤務を希望いたしますが、貴院の規定に従います。」
履歴書作成の5つの重要ポイント
1. 「貴院」と「御院」の使い分け: 履歴書(書き言葉)では「貴院」、面接(話し言葉)では「御院(おんいん)」を使います。
2. 修正液・修正テープは厳禁: 書き損じたら新しい用紙に書き直します。修正液は避け、書き直すのが無難です。
3. 正式名称で書く: 「オペ室」→「手術室」、「ICU」→「集中治療室」など、正式名称を基本に、必要に応じて略語を併記しましょう。
4. 封筒の選び方: 履歴書を折らずに入れられる白色の「角形A4号」または「角形2号」を選びます。表面左下に赤字で「履歴書在中」と書き、裏面には〆マークを忘れずに。
5. ネガティブな理由は書かない: 「夜勤なし希望」「残業少なめ希望」など、条件面ばかりを書くと採用のハードルが上がります。どうしても譲れない条件がある場合は、面接の場で口頭で補足するか、転職エージェントを通して伝えましょう。
7.こんな時どうする?配属希望に関するFAQ
面接現場でよくある「困った質問」への対処法をまとめました。ぜひ参考にしてください。
「第二希望、第三希望はありますか?」と聞かれたら?
無理に作らず正直に答えるか、関連性の高い科を挙げましょう。 「第一希望は〇〇科ですが、全身管理を学ぶという意味では〇〇科にも興味があります」など、関連性を持たせると一貫性がアピールできます。
全くない場合は、「第一希望は〇〇科ですが、他のどの診療科に配属されても前向きに取り組む所存です」と柔軟性を示しましょう。
「希望が通らなかったらどうしますか?」と聞かれたら?
「辞退します」は避けた方が無難です。「希望通りでなければ働きません」という態度はマイナス評価につながりやすいため、前向きな姿勢を見せましょう。「もちろん希望が通れば嬉しいですが、配属された部署には私に求められている役割があると思いますので、まずはそこで精一杯学び、経験を積みたいと思います」と答えましょう。
どうしても行きたくない科がある場合は?
「辞退します」は避けた方が無難です。「希望通りでなければ働きません」という態度はマイナス評価につながりやすいため、前向きな姿勢を見せましょう。「もちろん希望が通れば嬉しいですが、配属された部署には私に求められている役割があると思いますので、まずはそこで精一杯学び、経験を積みたいと思います」と答えましょう。
自分の都合で配属を希望してもいい?
「夜勤をしたくないから外来がいいです」といったように、自分の意思を中心に伝えるのは避けましょう。
「子育てと両立しながら長く御院に貢献したいため、外来勤務を希望します。子どもが大きくなれば夜勤も検討したいです」など、長く働く意思とセットで伝えることで納得感が生まれます。
8.まとめ
看護師の面接で聞かれる配属希望は、「自分がどのような看護師になりたいか」「この病院でどう貢献したいか」をプレゼンテーションする絶好の機会です。
この記事の例文と戦略を参考に、あなたらしい回答を準備して、自信を持って面接に挑んでください!
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