看護師の転職を成功させる志望動機のまとめ方を徹底解説!|お役立ちガイド | 【マイナビ看護師】≪公式≫看護師の求人・転職・募集

STEP2履歴書・職務経歴書を書く

看護師の転職を成功させる志望動機のまとめ方を徹底解説!

2021.04.20 2021.04.23

看護師として転職する際には、履歴書や職務経歴書の提出が欠かせません。そして、そうした書類なかで、採用側が特に注目している項目が「志望動機」です。たとえば転職に至る本音が「収入アップ」や「現職での人間関係や待遇問題を解決するため」だったとしても、そのまま正直に書くのはおすすめできません。今回は、転職を成功させるために知っておきたい、看護師が志望動機を作成するための考え方と書き方について、具体的な例文を交えて詳しく解説します。

(目次)

志望動機を書く前に、転職先の情報を収集しよう

転職を成功させるためには、まず転職を希望する施設や事業所について、徹底的に情報収集することが大切です。そのうえで、自分の看護観や経験から、転職先が掲げる方針や倫理観を確認し、共感できる要素を見つけてみましょう。

情報収集の方法

転職を希望する施設や事業所の情報を集める方法はさまざま。転職先のホームページをチェックしたり、資料を請求したりといったことのほか、施設見学やインターンシップなども情報を収集する方法の一つです。特に、施設見学やインターンシップは、資料だけでは知り得なかった職場の雰囲気、業務の流れなどを直接確認できる良い機会。実際に勤めている人の話も聞けるため、施設の個性を把握するのにとても役立ちます。「直接話を聞く」ということでいえば、看護職専門の転職合同説明会や就業フェアなどに出向いて、採用担当者に疑問や質問を聞いてみるのもいいでしょう。

情報収集のポイント

転職先の情報を収集する際には、絶対に確認しておきたい「注目ポイント」があります。ここでは、代表的な5つのポイントを紹介しましょう。

【ポイント1】
職場の理念や方針に加えて、国際標準化機構(ISO)や日本医療機能評価機構の認定、プライバシーマークの取得といった第三者評価の状況についても確認しておきましょう。たとえば、ISOの認定を受けていれば、「国際的なマネジメント規格」を満たしていることがわかりますし、日本医療機能評価機構の認定があれば、医療の質の向上に努めている信頼できる医療機関であることがわかります。つまり、こうした第三者評価を積極的に受けている施設は、信頼性の高い施設だと判断できるわけです。

【ポイント2】
入職後に「こんなはずではなかった」と後悔しないためには、“看護部の特徴”についてきちんと確認しておくことが大切です。看護部の理念や方針、組織、目標、教育体制、看護提供体制などは、忘れずにチェックしましょう。情報収集してもわからないことがある場合は、直接担当者に問い合わせることをおすすめします。

【ポイント3】
新卒採用者の教育方針や教育制度については、しっかりと提示されているのに、中途採用者の支援体制や教育制度については明言されていない……。施設や事業所によっては、そんなケースも珍しくはありません。中途採用者の支援体制が整っていないと、日々の安全かつスムーズな業務遂行に支障をきたすだけでなく、入職後のキャリアアップも難しくなるもの。入職前に、中途採用者への支援体制や、専門職として長く働き続けるための継続教育体制などについても、確認しておきましょう。

【ポイント4】
「子育てをしながら、あるいは介護、治療をしながら仕事を続ける」といったように、個人の生活を維持しながら働ける環境は、長く安定して勤めるための大事な要素。たとえば、子育て支援のために一般事業主行動計画を実践している施設や事業所は、子育てサポート企業として厚生労働省による「くるみん認定」を受けることができます。子育てと両立して勤めたい場合には、くるみん認定の有無なども確認しておくと安心でしょう。

【ポイント5】
「自分の経験やスキルを転職先で生かせるか?」についても確認しましょう。応募条件に合致したスキルがあることが理想ですが、たとえ求められているスキルがなくても、看護師の院内教育や育成に力を入れている施設であれば、入職が可能なケースもあります。どんなスキルが求められているかだけでなく、入職後の教育制度があるかどうかについても、しっかり情報を集めましょう。

転職先の方針や看護などについて共感できる要素を見つける

転職先の情報を収集したら、「施設で働きたい理由」をまとめてみましょう。

なぜ転職先を志望したのかを明確にする

前述の情報をもとに、転職先ならではの特徴や独自の取り組みを再確認。「志望動機に取り入れられるかどうか」を考えてみましょう。たとえば、経営指針や看護方針、教育体制などから、いちばん関心が高いものをピックアップし、それを「施設で働きたい理由」として取り入れるのもいい方法です。その際は、誠実かつ熱意を持って伝えることもお忘れなく。

将来の展望を伝える

転職先を志望した理由とあわせて、自身自身の「将来の目標」についてもまとめておきましょう。これについては、入職後にどのような看護をしたいのかを、具体的に表現するのが基本。情報から得た文章をそのまま抜き出すのではなく、自分の言葉でまとめるようにしてください。

採用担当者が志望動機を通して知りたいことは?

志望動機を作成する際には、“採用担当者の視点”もおさえておくといいでしょう。どのような施設・事業所においても、採用担当者は「即戦力になるかどうか」「長く働いてもらうことができるか」という視点で志望動機に目を通すもの。自分自身の状況を踏まえつつ、そのあたりをきちんと織り込んでおくのが正解です。

即戦力になれることをアピール

求人を出す施設では、人員不足を補うと同時に、質の高い看護を提供するための人材を求めています。そのため、採用担当者は「看護の基礎的な知識や技術をすでに習得している、即戦力を採用したい」と考えるケースが多いもの。即戦力であることを認めてもらうために、「これまでの経験やスキルをどのように生かせるのか?」について、具体的かつわかりやすくまとめるようにしましょう。

将来の展望や目標も明確に!

「将来の展望や目標が明確か?」や、「長く勤める意欲があるか?」なども、チェックされやすい項目の一つ。施設や事業所の看護の質を維持するためにも、「長く安定して勤めてもらうことのできる人材」が必要だからです。志望動機には、自身の目標や転職先に感じているやりがいなども、きちんと書き加えておきましょう。

志望動機の例文を上手に活用する

看護師の臨床経験や看護観は人それぞれ。インターネットなどに掲載されている志望動機の例文が、自分自身にぴったり当てはまるケースはほとんどありません。したがって、例文は“構成の参考程度”にとどめておくのが正解。ここでは、志望動機の例文の活用方法と注意点について解説しましょう。

参考例文をアレンジする

例文にありがちな、どの職場にも共通するような看護理念では、一般論や建前に見えてしまいます。アレンジのポイントは、あいまいな表現を避けつつ、転職先ならではの情報を加えること。たとえば、転職先の方針などの「共感できる要素」に対して、「自分の強み(セールスポイント)をどのように生かせるのか?」を明確に表現するのもいい方法です。

【NG例】
患者様の心に寄り添った看護を行いたいと思い志望しました。

【OK例】
これまで救急病棟に勤めるなかで、患者様のご家族のケアまで配慮することができず、もどかしく感じる場面が数多くありました。そして、次第に急性期の患者様、ご家族のケアについても強く関心をもつようになりました。貴院では、急性期の患者様だけでなくご家族のケアにも力を入れていると知り、とても魅力を感じています。学びを深めながら、これまでの救急病棟勤務で培ったスキルを生かして、患者様とご家族に寄り添った看護を実践したいと思います。

自己中心的な印象を与える内容は控える

スキルアップや収入アップ、育児や介護、療養のためなど、人によって転職理由はさまざま。志望動機に転職理由を入れ込むのは構いませんが、自己中心的な印象を与える内容を記載するのは、あまり好ましくありません。「福利厚生が充実しているから、安心して長く勤められる」「自宅から通勤しやすい」「残業が少なく生活リズムに支障をきたさない」といった、直接的な表現は避けましょう。家族の事情や私事などにもついても、必ずしも前面に出す必要はありません。
また、待遇や勤務条件にばかり注目して志望動機を作成すると、意欲に欠ける印象を与えてしまいがち。「家庭との両立のため」ではなく「仕事に集中できる環境を整える」と書くなど、看護師として働く意欲が伝わる表現を心がけるとよいでしょう。

【NG例】
これまで勤めてきた施設よりも待遇が良く、定時に帰宅できる条件だったため、志望しました。

【OK例】
前職の勤務条件では、仕事と家庭の両立が難しく感じるようになりました。仕事に集中できる環境を重視されている貴院であれば、自分のスキルを生かした看護が実践できると思い、志望しました。

ポジティブな印象を与えるよう工夫する

志望動機にネガティブな表現が多いと、採用担当者に好印象を与えるのが難しくなります。たとえば、「これまで勤務していた施設では、希望する看護を実践できなかった」と表現するのではなく、「これまでの経験を生かして、求められる看護を実践できるように成長していきたい」とポジティブな印象を与える表現に置きかえてみるのも手です。

【NG例】
前職では、業務に追われるばかりで、患者様に寄り添った看護を実践できませんでした。

【OK例】
緩和ケアについて学びを深めながら、専門的知識に基づいて、看護患者様一人ひとりに寄り添った看護を実践したいと思い志望しました。

記載欄はスペースの8割が埋まるように

志望動機の記載欄に空欄が目立つと、働くことへの意欲が低い、もしくは関心が薄いような印象を与えてしまう可能性があります。志望動機を記入する際は、記載欄の8割を目安にまとめることも大切なポイントです。

志望動機に悩むようなら転職サポートを利用しよう

志望動機は、書類選考の通過を左右する重要な要素。どうしてもうまくまとめられないときには、転職サポートを利用するのもいい方法です。まずは、プロの意見が聞ける看護師専門のキャリアアドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか。

文:ブルーナ明子 元看護師・助産師

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[参考・文献]

公益社団法人日本看護協会 中央ナースセンター はたさぽ
マイナビ転職 採用担当者が明かす! 面接「NG志望動機・志望理由」ワースト5
マイナビ転職 転職ノウハウ 「説得力のある志望理由を組み立てられる」企業研究シート
公益財団法人 日本医療機能評価機構 評価機構について
一般財団法人 日本品質保証機構 ISOの基礎知識
厚生労働省 次世代法に基づく「一般事業主行動計画」の策定と「くるみん・プラチナくるみん」認定について(平成31年2月)

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