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vol.083 キャリアアップの強化書

​​看護師の面接での退職理由の伝え方|ケース別例文と答え方のポイント​

2026.06.27 2026.06.26

​​看護師の面接で悩みがちな「退職理由」の伝え方を解説。ネガティブな理由をポジティブに言い換えるコツや、人間関係・残業・体調不良などケース別の例文を紹介しています。​

​​看護師として転職活動をする​​中で「退職理由をどう伝えれば​​​​いい​​のかわからない」「正直に話してもマイナス評価にならないか不安」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。​ 

​​退職理由は伝え方次第で印象が大きく変わります。​​ネガティブな理由であっても、前向きな意図や成長意欲に言い換えることで、採用担当者に好印象を与えることが可能です。​ 

​​本記事では、看護師によくある退職理由を整理したうえで、面接で評価される伝え方のポイントや具体的な例文をわかりやすく解説します。​ 

​​採用担当者が退職理由を聞くのはなぜ?​

​​看護師面接で退職理由を聞かれる理由は、応募者の人柄や仕事への向き合い方を見極めるためです。​転職先とのミスマッチを防げるか、そしてこれまでの経験を踏まえて前向きに改善・成長できる人物かを判断する意図があります。

​​また、医療現場ではチームでの連携が欠かせないため、退職理由をもとに周囲と協力しながら働ける人材かどうかも確認されています。​

​​そのほか、同じ理由で早期退職を繰り返すリスクがないかも見られているでしょう。​

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​​看護師の面接で使える退職理由の例文【ケース別】​

​退職理由や転職理由に応じて、面接でそのまま使える例文を紹介します。状況に合わせてカスタマイズできるよう、回答のポイントとあわせて解説します。

​​人間関係や職場の雰囲気が合わない​

人間関係に課題を感じたり、職場の雰囲気が合わなかったりして退職を検討している場合は、「チーム医療を重視し、円滑なコミュニケーションの中で看護を実践したいという前向きな理由に言い換えて伝えましょう 

人間関係を理由にする場合の注意点として、特定の人物への批判ではなく、自身が求める働き方に焦点を当てることが挙げられます。チーム医療への意欲を示すことで、協調性のある人材であることをアピールできます。 

以下では、人間関係や職場の雰囲気を理由に退職する際の具体例を見ていきましょう。 

前職の急性期病棟では、入退院対応や緊急対応が重なることが多く、申し送りやカンファレンスの時間を十分に確保しづらい状況がありました。私自身、患者さんの状態変化をその都度メモにまとめて共有するなど工夫していましたが、より早い段階で多職種と相談できる体制の重要性を実感しました。今後は、カンファレンスや情報共有を大切にしている環境で、報連相を徹底しながらチーム全体で安全な看護を提供し貢献していきたいと考えています。​ 

​​忙しい・残業が多い​

忙しくて体力的につらい、残業が常態化している場合もあるかもしれません。そんなときは、患者さん一人ひとりともっと向き合いたい」「長く安定して働きたい」といった前向きな理由に言い換える方法があります 

単に忙しかったと伝えるのではなく、その経験を通して何を学び、どのような看護を実現したいと考えたのかまで伝えることで、評価につながりやすくなります。 

前職では入退院が多い病棟で勤務しており、日々の処置や記録、急な対応に追われる中で、患者さんやご家族と十分に関わる時間を確保することの難しさを感じていました。もちろん優先順位をつけて業務を進める力は身につきましたが、一方で退院後の生活を見据えた説明や不安への対応まで十分に行えない場面もありました。その経験から、効率的に業務を進める視点に加え、患者さんと丁寧に関われる環境の重要性を実感しました。今後はこれまで培った判断力や業務遂行力を活かしながら、患者さん一人ひとりに必要な説明や支援まで行える環境で、より質の高い看護に取り組みたいと考えています。 

​​スキルアップ・キャリアアップがしにくい​

スキルアップやキャリアアップを目的とした転職では、なぜ前職では実現できなかったのか、そしてなぜ応募先で実現したいのかを明確に伝えることが重要です。 あわせて、自身の目標と応募先の特徴がどのように一致しているのかまで具体的に説明することで、志望度の高さや成長意欲を効果的にアピールできます。 

前職では整形外科病棟で勤務し、術後管理や退院支援に携わってきました。その中で、患者さんが退院後も継続して生活を整えていく過程を支える看護に関心を持つようになりました。一方で、病棟業務では入院中の対応が中心となるため、退院後の生活まで継続的に関わる機会は限られていました。そのため、今後は訪問看護の分野で、生活の場で患者さんとご家族を支える看護を学びたいと考えるようになりました。貴社は同行訪問や研修体制が整っており、未経験からでも在宅看護を学べる環境に魅力を感じています。病棟で培った観察力や多職種連携の経験を活かし、在宅でも安心して療養できる支援につなげていきたいと考えています。 

​​体調不良・メンタル不調​

体調不良やメンタルの不調を理由に退職する場合は、不調を隠すのではなく、現在は回復しており業務に支障がないことを明確に伝えることが重要です。 あわせて、再発防止に向けた取り組みや自己管理の工夫を具体的に伝えることで、安心して働ける人材であることをアピールできます。

前職では体調を崩した時期があり、治療と生活の立て直しを優先するため退職いたしました。現在は医師の指導のもとで体調は安定しており、夜勤も含めて就業に支障がない状態です。再発防止のために、睡眠や食事の管理、定期的な受診、業務量の調整が必要な際には早めに相談することを意識しています。この経験を通じて、自身の体調管理も看護師として安定して働くうえで重要な責任だと実感しました。今後は体調管理を徹底しながら、これまでの経験を活かして継続的に現場に貢献していきたいと考えています。 

​​家庭の事情​

育児や介護など、家庭の事情で退職することは決して珍しくありません。事情を無理に隠すのではなく、周囲のサポート体制が整っており、今後の業務に支障がないことを伝えましょう。 

あわせて、勤務可能な時間帯や働き方を伝えることで、採用後のイメージを持ってもらいやすくなります。

前職では育児との両立が難しく、急なお迎えや家庭での対応が必要になる場面が重なったため、継続勤務が難しいと判断して退職いたしました。現在は家族内で送迎や緊急時の対応分担を見直しており、必要に応じて病児保育も利用できる体制を整えています。そのため、現在は安定して勤務できる状況です。今後は勤務可能な時間帯を明確にしたうえで、限られた時間の中でも責任を持って業務に取り組み、長期的に貢献していきたいと考えています。

​​早期退職​

職場環境や業務が合わず、早期退職に至るケースもあるでしょう。短期間での退職はネガティブな印象を持たれやすいため、自身の至らなかった点を振り返りつつ、今後は転職先で成長していきたいという前向きな意欲を伝えることが重要です。 

また、同じことを繰り返さないための対策を明確にして伝えることもポイントです。改善意識や成長意欲が伝わることで、マイナスな印象をカバーできます。 

新卒で入職した高度急性期病棟では、入職後すぐにスピード感のある判断と対応が求められ、自身の基礎知識や技術の習得が追いつかず退職に至ったことを反省しています。退職後は看護技術の復習に加え、疾患ごとの観察項目や急変時対応を学び直し、自分には段階的に成長できる教育体制が必要だと整理しました。今後は基礎から着実に学べる環境で経験を積み、長期的に現場で貢献できる看護師を目指したいと考えています。

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​​退職理由を伝える際のポイント​

​​転職活動中の看護師の中には、退職理由を正直に伝えることに不安を感じる方も多いでしょう。​​しかし、退職理由の伝え方によってはプラスの印象を与えることもできます。​

​​退職理由と志望動機はセットで伝える​

​​退職理由と志望動機に一貫性を持たせることが重要です。​​退職に至った背景と今後の目標を結びつけることで、納得感のある前向きな転職であることを伝えられます。​ 

反対に、矛盾があると「本当の退職理由は別にあるのでは?」と疑問に思われるかもしれません。 

​​一貫性のあるストーリーで伝えることで、説得力が増し、採用担当者にも納得感を持って受け止めてもらいやすくなるでしょう。​ 

​​前向きな言葉に変換する​

いまの状況に不平不満があっても、そのまま伝えることはおすすめできません。「入職後に同じような事態になったら、すぐ辞めてしまうのでは?」と疑念を抱かれやすいからです。事実を曲げる必要はありませんが、ポジティブな表現に変換し、前向きな姿勢を見せましょう。 

​​以下では、よくあるネガティブな退職理由をポジティブな表現に変換した例をまとめました。​ ​

ネガティブな理由  ポジティブな理由 
給料が低い  経験や役割が適切に評価される環境で、モチベーション高く働きたい 
残業が多い  スキルを磨ける環境で働きたい 
人間関係が悪い  周りとコミュニケーションを取りながら、質の高い看護を実現したい 
自分のやりたい看護ができない  患者さん一人ひとりに寄り添った看護を実践したい 
夜勤が辛い  生活リズムを整え、心身ともに安定した状態で長く働きたい 
仕事がマンネリ化している  より専門的な知識や技術を身につけ、スキルアップしたい 

なお、言い換える際のポイントは、単なる言葉の置き換えで終わらせないことです。​ 

​​「どのような環境で働きたいのか」「どのように成長したいのか」といった意思まで含めて伝えることで、より説得力のある退職理由になります。​ 

​​嘘をつかない​

​​退職理由を聞かれた際、嘘をつくのは絶対にやめましょう。​​面接で嘘をつくと、深掘りされた際に矛盾が生じる可能性があります。​​​事実は曲げずに、前述の言い換え表などを用いて表現を工夫することが重要です。​

​​たとえば、給料の低さが理由で退職した場合は、「自分のスキルを思う存分に発揮し、正当に評価されたい」といった形で伝えると​​​​良い​​でしょう。​

​​周囲や環境のせいにしない​

​​退職理由を周囲や環境のせいにする発言は、評価を下げる要因になります。​

​​たとえ職場環境や人間関係に課題があった場合でも、一方的に責任を外に求めるのではなく、自身の課題にも触れることが重要です。​そのうえで、何を学び、どのように改善しようとしているのかを伝えることで、主体性や成長意欲をアピールできます。​ 

​​マイナビ看護師で納得のいく転職を叶えよう​

​​マイナビ看護師では、キャリアアドバイザーが一人ひとりの状況に合わせて、退職理由の添削や面接対策を無料でサポートしています。​​次こそは失敗したくないと感じている方こそ、プロに相談することで、自分では気づけなかった選択肢や強みが見えてくることもあります。​

​​また、プロのサポートがあることで、希望条件に合った職場選びを安心して進められるのも大きなメリットです。​

​​一人で悩まず、早めに相談することで、転職活動をスムーズに進められるでしょう。転職活動で悩んでいる方は、まずはお気軽にご相談ください。​

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​​まとめ​

​​看護師の転職活動では、ネガティブな退職理由をポジティブに言い換え、前向きな姿勢を伝えることが重要です。​​前職に不満があった場合でも、自身の課題やそこから得た学びを伝えることで、採用担当者に好印象を与えられます。​ 

​​また、退職理由は単なる過去の説明ではなく、自分の価値観や今後の働き方を伝える重要な要素でもあります。​​しっかりと整理し、自分の言葉で伝えられるよう準備しておくことで、採用担当者により良い印象を与えられるでしょう。​ 

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