看護師の転職の流れとスケジュールの立て方
転職活動の流れと期間
はじめて転職活動をする際、何を目安にスケジュールを立てていいかわからないという人が多いのではないでしょうか。まずは転職活動の流れを把握し、全体のイメージをつかみましょう。 活動のステップは、大きく以下の6つに分けられます。
STEP1 事前準備
STEP2 情報収集
STEP3 書類作成
STEP4 応募、面接
STEP5 内定
STEP6 引き継ぎ/退職
看護師の平均的な転職活動期間は、STEP1の「事前準備」からSTEP5の「内定」までで3週間から1カ月とされています。一般企業への転職では3カ月が目安ですから、看護師の場合はかなり短期決戦だということがわかるのではないでしょうか。 看護師の転職にかかる期間が短いのには、大きく分けて2つの理由があります。 ひとつは、面接がほぼ1回のみであること。 もうひとつは、書類選考で3日、面接に行って結果が出るまで3日ほどと、 選考スピードが一般企業に比べて速いことです。 そのため、現職を続けながらの転職活動でも、ほとんどの人はこの期間内に何らかの結果が出ていると考えていいでしょう。 内定が出てから入職までの期間は病院やクリニックによって異なりますが、人材不足ですぐにでも働いてほしいという場合は、そう長くは待ってくれません。内定を得られそうだなというタイミングで現職に退職の意思を告げ、正式に内定が出てから実際に退職交渉をし、1カ月の引き継ぎ期間を経て退職するのが理想的です。
逆算式でスケジュールを組んでいく
では、具体的なスケジュールの組み方についてご説明します。転職活動は、「事前準備」からスタートしています。大まかなスケジュールはこの段階で決めておかなくてはなりません。 このとき、「来週から求人情報を見始めて次の週に応募し、書類を作成する」といった時系列のスケジュールはおすすめしません。転職活動は、現職の忙しさや求人市場の状況など、外部要因の影響を受けやすく、思いどおりに進まないことも多いからです。また、「いつまでに、何を」という期限と活動内容が見えづらくなりがちなので、だらだらと活動を続けてしまったり、逆に深く検討せずに勢いで転職してしまったりする危険性も高まります。 こうしたリスクを防ぐため、転職活動のスケジュールは「逆算法」で考えるようにしましょう。逆算法とは、「いつから転職活動を始めるか」ではなく「いつから新しい職場で働き始めたいか」という「ゴール」から設定する方法です。 活動開始から内定までが3週間から1カ月、内定から引き継ぎを経て退職までが1カ月と考えると、おのずとスタート地点が見えてきます。少なくとも、設定したゴールの2カ月前には活動をスタートしたほうがいいでしょう。
「100点の職場はない」ことを前提に、優先順位を決める
実際に、キャリアアドバイザーが転職活動をサポートする場合にも、準備を含めて3週間から1カ月の期間内に決めることをおすすめしています。この期間を超えると、「何を決め手にすればいいかわからない」という状況に陥って、転職活動が長期化する可能性が高いからです。 期間を過ぎてしまう原因の多くは、「なぜ転職活動を始めたか」「転職によって叶えたいのは何か」という軸が曖昧になり、「もっといい職場があるのでは」「もう少し粘れば、より良い条件のところに決まるのでは」と欲張ってしまうことにあります。 実際のところ、「あとになっていい求人が出てくる」という可能性はゼロではありませんが、「いくら待っても、最初に内定をもらって見送ったところ以上の求人が出てこない」という可能性も大いにあります。 就職がそうだったように、転職活動においても「希望のすべてが叶う職場」を探すのは非常に困難です。どの職場にも一長一短があり、100点の職場はありません。活動を始めるまえにこの事実を心に刻み、たくさんある条件の中から「これだけは譲れない」という条件を絞り込みましょう。 おすすめは、スケジュールを組むのと並行して、自分が今回の転職で変えたいこと、成し遂げたいことを一つひとつ書き出して、優先順位をつけていくことです。悩んだり、迷ったりしたときに読み返すと、ぶれない転職活動ができるはずです。
「複数応募」と「面接日の確保」で活動期間を短縮
活動の期間をさらに短くし、スピーディーに転職したいという場合は、複数の病院に同時に応募し、面接日をできるだけ多く確保するといいでしょう。現職と並行しての転職活動は時間のやりくりが課題ですが、夜勤明けやお休みの日を活用すると、比較的楽に複数の病院の面接を設定できます。これは、一次面接、二次面接、役員面接と、1社で複数の面接をこなさなければならない一般企業と違って、面接はほぼ1回のみとなる看護師の転職だからこそできることだといっていいでしょう。 実際、「早く転職活動を終わらせたい」「少しでも早く新しい職場で働き始めたい」という場合、夜勤明けに少しがんばって面接を済ませてから帰宅したり、お休みの日なら1日に2つの面接をこなしたりする人が多いようです。
スケジュールを守るために重要な点
逆算法でスケジュールを立て、期間を意識すれば、転職活動はスムーズに進みます。しかし、どれだけしっかりとしたスケジュールを立てても、守れなければ意味がありません。手帳やスマホのカレンダーアプリなどを使って、スケジュール管理をしましょう。 「現職でもさまざまな予定があって、管理しきれない」「どのように面接を入れれば効率的に動けるのかわからない」という人は、転職のプロフェッショナルであるキャリアアドバイザーへの相談も視野に入れてみてはいかがでしょうか。 転職を希望する人が、より充実して働ける環境を見つけられるまで並走するのがキャリアアドバイザーの役割です。スケジュールの立て方からアドバイスを受けられる上、勤務シフトに応じて無理のない面接日程を組むことができますので、肉体的にも精神的にも負担が少なくて済むでしょう。 悔いのない転職活動をするために、また、新天地で気持ち良くスタートを切るために、ゴールを意識したスケジュールを立ててみてください。
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