• 2021年11月16日
  • 2023年12月6日

地域医療支援病院とは? 役割・承認要件や働くメリット・転職のコツを解説

 

地域のなかでも比較的規模の大きい病院は、各都道府県の知事から「地域医療支援病院」の承認を受けている場合があります。地域医療支援病院の承認を受けた病院は地域の方から選ばれやすいことが特徴で、働くスタッフ側もあらゆるメリットを受けられるでしょう。

では、地域医療支援病院とは具体的にどのような病院を指しており、どのような役割を担うのでしょうか。

そこで今回は、地域医療支援病院の概要や承認要件・役割から、看護師が地域医療支援病院で働くメリット・デメリット、転職時のポイントまで徹底的に解説します。勤務環境の整った就職先・転職先を選びたい方は、ぜひ参考にしてください。

地域医療支援病院とは?

地域医療支援病院とは、入院治療や専門外来、救急医療など医療の中核を担う体制が備わった病院のことです。地域の各医療機関で機能分担を図り連携を進めるべく、初期治療や投薬といった一次医療は地域の診療所・クリニックのかかりつけ医が受け持ち、より専門的な技術を要する検査や治療においては、地域医療支援病院が受け持つこととなります。いわゆる医療機関としての機能区分の1つで、1997年に行われた医療法改正によって創設されました。
(出典:厚生労働省「地域医療支援病院の見直しについて」

また、厚生労働省による医療施設動態調査結果によると、2023年8月時点での全国における地域医療支援病院の承認を受けた病院の施設数は689です。高齢化社会が進み、入院患者の増加が見込まれる今後は、地域医療支援病院の承認を受ける病院もさらに増加するでしょう。
(出典:厚生労働省「医療施設動態調査(令和5年8月末概数)」

なお、都道府県知事から地域医療支援病院の承認を受けた病院の開設者・管理者は、医療法施行規則第9条の2により各業務に関する年度報告書を毎年10月5日までに都道府県知事へ届出・提出しなければなりません。

■医療法施行規則 第九条の二

地域医療支援病院の開設者は、次に掲げる事項を記載した業務に関する報告書を都道府県知事に提出しなければならない。

一 紹介患者に対する医療提供及び他の病院又は診療所に対する患者紹介の実績

二 共同利用の実績

三 救急医療の提供の実績

四 地域の医療従事者の資質の向上を図るための研修の実績

五 診療並びに病院の管理及び運営に関する諸記録の体系的な管理方法

六 診療並びに病院の管理及び運営に関する諸記録の閲覧方法及び閲覧の実績

七 第九条の十九第一項第一号に規定する委員会の開催の実績

八 患者相談の実績

2 前項の報告書は、毎年十月五日までに都道府県知事に提出するものとする。

3 都道府県知事は、法第十二条の二第二項の規定により、第一項の報告書の内容をインターネットの利用その他適切な方法により公表するものとする。

(引用:e-Gob法令検索「医療法施行規則」

地域医療支援病院の承認要件

病院が地域医療支援病院の承認を受けるためには、個人で開設していない医療機関、いわゆる主体が国・都道府県・市区町村・医療法人・社会医療法人であることが必須となっています。そのほかにも、医療法によって下記の要件が求められます。

■地域医療支援病院の承認要件

  • 開設主体:原則として国、都道府県、市町村、社会医療法人、医療法人等
  • 紹介患者中心の医療を提供していること
    ① 紹介率80%を上回っていること
    ② 紹介率が65%を超え、かつ、逆紹介率が40%を超えること
    ③ 紹介率が50%を超え、かつ、逆紹介率が70%を超えること
  • 救急医療を提供する能力を有すること
  • 建物、設備、機器等を地域の医師等が利用できる体制を確保していること
  • 地域医療従事者に対する研修を行っていること
  • 原則として200床以上の病床、及び地域医療支援病院としてふさわしい施設を有すること 等

(引用:厚生労働省「地域医療支援病院の見直しについて」

なお、承認要件は地域によって若干異なることも特徴です。例として、東京都では上記の承認要件に加えて、「管理者の行うべき事項として知事が定める事項」の要件も設定されています。

■管理者の行うべき事項として知事が定める事項

(1) 平常時からの準備も含め、新興感染症等がまん延し、又はそのおそれがある状況において感染症医療の提供を行うこと

(2) 平常時からの準備も含め、災害時に医療を提供すること

(引用:東京都保健医療局「地域医療支援病院概要」

このように地域医療支援病院の承認要件は、地域の特性や社会情勢の変化によって異なる可能性があります。実際に、「特定機能病院及び地域医療支援病院のあり方に関する検討会」では、地域医療支援病院の要旨見直しが定期的に求められていることもあり、地域医療支援病院の承認要件が変更する可能性もゼロではありません。とはいえ、地域の医療機関との連携が重要である点が変わることはないでしょう。

地域医療支援病院の役割

地域医療支援病院の役割

地域医療支援病院は、地域医療の充実を図るべく下記のような役割が求められます。

紹介患者さんに対する医療の提供

地域医療支援病院になかでも特に大きな役割が、地域のかかりつけ医との連携による紹介患者さんに対する医療の提供や、治療終了後のかかりつけ医への逆紹介です。

地域医療支援病院はかかりつけ医から紹介状を渡された患者さんを積極的に受け入れ、適切な医療を提供しなければなりません。ある程度の治療が一段落した際は、再度かかりつけ医に逆紹介をして継続的な治療体制を整えます。

医療機器の共同利用の実施

地域医療支援病院では、院内の医療機器や必要設備を地域の医師・歯科医師などと共同利用することも求められます。

病院によっては、地域のかかりつけ医と地域医療支援病院の主治医が共同診療を行い、患者さんに対して今後の治療方針を定める「開放型病床」を有しているケースもあります。

救急医療の提供

地域医療支援病院の重要な役割が、救急医療の提供です。地域医療支援病院は、救急搬送された重症患者さんをいつでも受け入れられるよう、24時間体制で検査や治療の体制を整えなければなりません。

具体的には、重症患者さんの治療に必要となる集中治療室(ICU)や治療機器、さらに専任スタッフの設置が求められます。

地域の医療従事者に対する研修の実施

地域医療支援病院は、地域医療従事者の教育を目的とした研修や勉強会の開催も重要な役割となります。各医療機関との連携だけでなく、地域の医療従事者全体の質を向上し、より質の高い医療を提供できる体制を整えることを求められています。

都道府県ごとに地域医療支援病院に求められる責務

都道府県ごとに地域医療支援病院に求められる責務

2021年の省令改正により、都道府県知事は地域ごとの事情にもとづき、地域医療支援病院に独自の責務を加えられるようになりました。

実際に地域医療支援病院に加えられている責務の例は、下記の通りです。

東京都 平常時からの準備も含め、災害時における医療の提供
福岡県 逆紹介を円滑化するための退院調整部門の設置
熊本県 医師が少ない地域への支援
(出典:大阪府「地域医療支援病院の承認のあり方について」

都道府県知事が独自の責務を定めている場合、地域医療支援病院は上記のような機能を求められることがあります。

ここでは、都道府県知事によって加えられている、地域医療支援病院が果たすべき役割を解説します。

感染症への対応

感染症への対応は、新型コロナウイルス感染症の流行による地域医療体制の逼迫への対応策として、地域医療支援病院に求められるようになった役割です。
(出典:厚生労働省「地域医療支援病院について」
(出典:一般社団法人日本病院会「地域医療支援病院の役割(感染症医療・災害医療)について」

都道府県知事が感染症への対応を責務として定める場合、地域医療支援病院は下記のような役割を担います。

  • 平常時からの感染症医療提供の準備
  • 感染症医療の提供
  • 患者の重症度に応じた医療機関への紹介

など

感染症への対応を担う地域医療支援病院では、医療関係者や院内の感染対策を徹底したうえで、感染症患者の受け入れ・治療を積極的に行います。

災害時の対応

災害時の対応が責務として加えられた地域医療支援病院は、災害発生時に災害拠点病院・災害拠点連携病院などと連携して、地域の災害医療提供体制に貢献します。
(出典:厚生労働省「地域医療支援病院について」
(出典:一般社団法人日本病院会「地域医療支援病院の役割(感染症医療・災害医療)について」

災害時の対応において、地域医療支援病院に求められる役割は下記の通りです。

  • DMAT(災害派遣医療チーム)の整備
  • 災害発生時における医療の提供
  • 被災した医療機関に対する支援

など

地域医療支援病院そのものが災害拠点病院・災害拠点連携病院に指定されるケースもあります。災害拠点病院などに指定された地域医療支援病院は、災害発生時における医療拠点という位置付けでの活動が求められるでしょう。

看護学校への支援

地域医療支援病院の責務として、看護師を養成する看護学校への支援が加えられることもあります。地域の医療体制を充実させるには、地域の看護学校に在籍する看護学生の養成が欠かせないためです。

看護学校への支援が責務に加えられた場合、地域医療支援病院は下記の役割を担います。

  • 看護学生を対象とした院内教育や臨床実習の受け入れ
  • 看護学校への講師の派遣

など

高齢化社会が進む日本において、看護人材の拡充につながる看護学校への支援は重要性の高い役割です。

地域医療支援病院の紹介率・逆紹介率

地域医療支援病院の紹介率・逆紹介率

地域医療支援病院の承認要件には、「紹介患者さん中心の医療を提供していること」が定められています。この承認要件においては、ほかの病院や診療所から紹介された患者さんに対し、適切な医療を提供する体制が整備されているかどうかを判断するために、紹介率・逆紹介率の双方に該当基準が設けられていることが特徴です。

紹介率とは、初診患者さんのうち、ほかの医療機関から紹介され、来院した患者さんの割合を指します。一方で逆紹介率とは、ほかの医療機関を紹介した初診患者さんの割合のことです。ほかの医療機関を紹介した初診患者さんが、紹介された医療機関に実際に受診した際に、「逆紹介患者数」としてカウントされます。

2022年10月現在、紹介率と逆紹介率は基本的に下記の計算式で算出されています。いずれも数値が高ければ高いほど、地域の医療機関との連携が密にとれていることの証明となります。

紹介率 (紹介患者数+救急搬送者数)÷初診患者数×100
逆紹介率 (逆紹介患者数÷初診患者数)×100
(出典:厚生労働省「令和4年度診療報酬改定の概要外来Ⅰ」

なお、紹介率・逆紹介率の算出方法は、地域医療支援病院を含む各医療機関の体制・方針の見直しによって変更される可能性もあります。医療ニーズが大きく変化する近年、地域医療支援病院の承認要件のみならず紹介・逆紹介割合の見直しも行われる可能性が十分にあることも覚えておきましょう。
(出典:厚生労働省「<地域医療支援病院制度の概要>」

地域医療支援病院で重要な役割を担う看護師・ケアマネジャーとは?

地域医療支援病院で重要な役割を担う看護師・ケアマネジャーとは?

近年、地域包括ケアシステムの推進により「地域医療連携」が重要視されています。地域医療連携とは、地域のなかで重要な役割を果たす各医療機関が連携しながら、医療を必要とする患者さんが急性期~回復期を経て在宅復帰できるまで、切れ目なく適切な医療を提供するネットワークのことです。

地域医療連携制度において、医療の中核を担う体制を整備した地域医療支援病院は、「“在宅医療などを提供するほかの医療機関”を支援する機関」として欠かせない存在となっています。病院規模ではなく医療機能を重視した、患者さん中心の医療連携体制の構築が地域医療支援病院の主な役割といえるでしょう。

また、地域医療連携において地域医療支援病院で働く看護師とケアマネジャーの役割は重要度が高いことも特徴です。ここからは、地域医療連携における看護師とケアマネジャーの役割について詳しく紹介します。
(出典:厚生労働省「地域医療支援病院制度について(地域医療連携体制との関連を含めて)」

看護師の役割・仕事内容

紹介患者さんへの適切な医療を提供する地域医療支援病院でも、当然看護師の存在は欠かせません。地域医療支援病院で働く看護師の主な役割は、下記の通りとなっています。

  • 救急搬送された重症患者さんの受け入れ
  • 入院患者さんの看護ケア・退院サポート
  • 医師による診療・治療の補助
  • 共同利用のできる設備の整備・管理
  • 地域で働く医療従事者の教育・育成・研修
  • 多職種連携 など

基本的な仕事内容においては、二次救急や急性期医療を提供する一般的な医療機関で働く看護師と大きな違いはありません。患者さんが住み慣れた場所で自分らしく暮らし続けられるよう、療養上の世話や退院支援、さらに家族へのケアやサポートも大切な仕事となります。職場によっては、夜勤もあるでしょう。

地域医療支援病院で働く看護師には、多職種との連携スキルが特に求められます。また、多くの診療科がある職場も多いため、幅広い分野の医療知識を有する看護師はより活躍できるでしょう。
(出典:職業情報提供サイト(日本版O-NET)「看護師」

ケアマネジャーの役割・仕事内容

地域医療支援病院においては、ケアプラン(介護サービス計画書)の作成やサービス事業者間との調整を行うケアマネジャーも欠かせない存在です。地域医療支援病院で働くケアマネジャーの主な役割は、下記の通りとなっています。

  • ケアプラン作成・見直し
  • ほかの医療機関への患者さんの情報共有
  • 入院中の患者さんの生活支援

ケアマネジャーは、適切なケアプランを作成するためにも、医療や介護を必要とする患者さんに対してまずはコミュニケーションをとりつつ情報収集・アセスメントを行います。アセスメントによって患者さんのニーズをきめ細かに把握したうえで、どのようなサービスが適切なのかを判断する必要があります。

また、ほかの医療機関や医療スタッフに患者さんの情報をしっかりと共有する必要があるため、看護師と同様、連携スキルの保有は必須です。加えて、患者さんの悩みやニーズを正確にヒアリングするためには、円滑にコミュニケーションをとりながら、信頼関係を築き上げられるスキルも重要となります。
(出典:職業情報提供サイト(日本版O-NET)「介護支援専門員/ケアマネジャー」

看護師が地域医療支援病院で働くメリット・デメリット

看護師が地域医療支援病院で働くメリット・デメリット

看護師が地域医療支援病院で働くことには、メリット・デメリットの両方があります。

「自分は地域医療支援病院で働くことに向いているか」といった点を把握するためにも、メリット・デメリットを理解しておきましょう。

メリット

看護師が地域医療支援病院で働くメリットには、下記の5つが挙げられます。

●設備や診療科など、医療体制が充実している

地域医療支援病院は、24時間体制で安心・安全な医療サービスを提供すべく、設備や診療科などの医療体制が充実している傾向にあります。看護師として、さまざまな診療科での経験を積みたい・あらゆる経験を積んでスキルアップを図りたい方にとっては、絶好の環境となるでしょう。

●教育体制が充実しており、スキルアップを図れる

前述の通り、地域医療支援病院は地域医療従事者を対象とした研修や講習会を定期的に開催しています。日々の業務ではもちろん、定期的な研修により、日々の業務だけでは得られない知識を得られ、効率的なスキルアップも期待できるでしょう。

●規模の大きな病院では福利厚生制度が整っている

各都道府県知事からの承認を受けた地域医療支援病院は、大規模でかつ多くのスタッフ・職員が勤務していることが特徴です。人材定着率を維持するためにも、福利厚生制度を整えている病院も少なくありません。雇用条件や福利厚生がしっかりしていると、長く働き続けられるでしょう。

●外部との連携により、さまざまな職種への理解が深まる

地域医療支援病院では、医療機関だけでなく行政機関や介護施設など外部のあらゆる機関・施設との連携を日々行います。多職種の方たちと関わるため、自然と視野が広がり、さまざまな職種への理解が深まるだけでなく、さらなるスキルアップにもつながるでしょう。

●ライフスタイルの変化に合わせて、シフト調整や雇用条件を変更できるケースがある

地域医療支援病院は、地域の中核病院であり、ある程度の規模・設備を有しています。規模の大きな病院はスタッフ数も多く、人材確保に向けて待遇も比較的好条件であることが特徴です。シフトの調整や雇用条件、働き方を柔軟に変更できるケースもあるため、ライフスタイルの変化に合わせて負担なく働ける点は大きな魅力といえるでしょう。

デメリット

看護師が地域医療支援病院で働くデメリットには、下記の3つが挙げられます。

●二次救急、急性期医療を提供するため長時間労働になりやすい

地域医療支援病院は二次救急、急性期医療を提供するため、患者さんの入れ替わりが激しく、日々の業務に追われるケースが多々あります。急患対応により夜間の勤務や宿直が入り、長時間労働になりやすい点に注意が必要です。

●時間外労働が多いため、プライベートな時間を確保しにくい

地域医療支援病院で働く看護師は、当直勤務を行うことも多々あります。長時間労働になりやすいだけでなくプライベートな時間を確保しづらく、ワークライフバランスを重視する人にとってはややストレスを感じるでしょう。

●地方では人手不足により1人あたりの負荷が大きくなる可能性がある

地域医療支援病院は、比較的規模の大きい病院であることが多いものの、地方によっては人手が不足傾向にある職場もあります。このような職場の場合、シフトを柔軟に調整できない・残業が多いなどが原因で、1人あたりの負荷が大きくなる可能性があることも覚えておきましょう。仕事の負担をなるべく少なくしたい場合は、その職場の規模と従業員の数をチェックしておくことが大切です。

地域医療支援病院で働くのに向いている看護師の特徴は?

地域医療支援病院で働くのに向いている看護師は、下記のような特徴がある方です。

●キャリアアップを目指したい方

地域医療支援病院では地域の医療従事者向けの研修を行っていて、認定看護師も多く所属しています。看護の特定分野における専門性を高められるため、キャリアアップを目指したい方に向いています。

●規模が大きい病院で働きたい方

地域医療支援病院の承認基準は原則として200床以上の病床であり、地域の医療拠点としてふさわしい施設・医療設備を有していることが求められます。規模が大きく、設備も整っている病院で働きたい方に地域医療支援病院は向いています。

●地域医療に関わる仕事をしたい方

「地域に貢献したい」「地域医療にかかわる看護師として活躍したい」という思いがある方は、地域医療支援病院で働くことが向いています。受診する患者さんの多くは紹介患者であり、医療・看護の必要性が高いため、看護師として働くやりがいを感じられるでしょう。

看護師が地域医療支援病院の求人を探すときのポイント

看護師が地域医療支援病院の求人を探すときのポイント

看護師が地域医療支援病院の求人を探すときには、まず下記の観点をおさえることが大切です。

  • 提示された雇用要件と希望は合っているか
  • 目指している収入と給与水準が見合っているか

上記のポイントをチェックしたうえで、理想に近い求人を絞り込みましょう。

また、気になる求人を見つけた際は実際に職場見学をすることも重要です。職場見学をする際は「職場やスタッフ、患者さんの雰囲気は自分に合っているか」「設備・勤務環境は整っているか」をチェックするとよいでしょう。

地域医療に関わる施設の求人を探すなら「マイナビ看護師」

地域医療に興味がある方で、就職・転職を検討しているなら、ぜひ全国の看護師求人サイト「マイナビ看護師」をご利用ください。マイナビ看護師では、地域医療支援病院からの求人だけでなく、介護施設も含むさまざまな施設からの求人を豊富に掲載しております。

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マッチ度の高い求人のご紹介のほか、面接日程の調整や非公開情報の質問といった各種サポートも対応しております。転職に不安のある看護師さん・理想の職場で働きたい看護師さんは、ぜひお気軽にご相談ください。

地域医療支援病院で働くための志望動機

地域医療支援病院の求人へと応募するにあたり、「志望動機をどのように書けばよいか」で悩む方は多いでしょう。

まず、看護師が志望動機を作るときには3つのポイントがあります。

  • 転職の理由を書く
    採用担当者は、応募者が前職を辞めた経緯に問題などがなかったかを気にします。自分がなぜ前職を辞めたかを、悪印象を与えないように書きましょう。

    なお、新卒の場合は「看護師を目指した理由」を書きます。

  • 「応募先の病院を志望する理由」を盛り込む
    志望動機に「応募先の病院で働きたい」という強い思いがなければ、書類選考で落ちる可能性が高まります。自分が応募先の病院で働きたい理由を、採用担当者が納得できるよう論理的に書くことが重要です。
  • 自分の看護観を書く
    看護観を書くことで、自分が看護師という仕事に持っている熱意や使命感を説明できます。自分の体験や業務経験をもとに、自分がどのような看護師になりたいかを記述しましょう。

最後に、地域医療支援病院で働く場合の志望動機を、3つのパターンに分けて紹介します。

地域医療に興味がある場合

●志望動機の例文

私は地域医療に携わる看護師として活躍したいと考えており、地域医療支援病院の承認を受けている貴院を志望しました。

私が地域医療に興味を持ったきっかけは、父が糖尿病の治療を受けるときに、地域のさまざまな医療機関・介護施設にお世話になったためです。患者さんの疾病や容態に合わせた治療を提供することの重要性を感じ、地域の医療機関と連携して医療を提供する地域医療支援病院で働きたいと考えるようになりました。

貴院で働く看護師の一員として、地域の健康に貢献できる看護を提供したいと思います。

地域医療に興味がある場合の志望動機は、「自分がなぜ地域医療に興味を持ったか」を明確に述べましょう。自分や家族が地域の医療機関で治療を受けた経験を交えると、説得力のある志望動機が書けます。

スキルアップを目指したい場合

●志望動機の例文

現在は総合病院の急性期病棟で5年間働いています。病棟の仕事は多くの患者さんと関われることから、やりがいが多い環境であったものの、業務範囲が固定化されていて看護技術のスキルアップが難しいと感じていました。

貴院は地域の中核病院として救急医療の提供を行っており、看護師に多くの役割を求めています。看護師が参加できる研修会やセミナーを開催していることも、私が魅力と感じている点です。

自身が提供できる看護の質向上を実現するとともに、来院する患者さんによりよい看護を提供したいと思い、貴院を志望しました。

スキルアップを目指したい場合の志望動機では、「自分がスキルアップをしたい理由」と「地域医療支援病院でなければならない理由」を両方とも含めることが大切です。

また、単に「スキルアップを目指したい」だけでは、独りよがりの志望動機になります。採用後に自分がスキルアップをすることで、病院側にどのような利点があるかも必ず書きましょう。

専門性を高めたい場合

●志望動機の例文

私が貴院を志望した理由は、呼吸器疾患看護の分野における自分の専門性を高めたいと思ったためです。

前職では呼吸器内科のクリニックで6年間、看護師として働いてきました。来院する患者さんのなかには病状悪化により設備の整った病院に紹介入院される方が多く、完治まで責任を持って看護できないことに歯がゆさを感じていました。

地域医療支援病院である貴院には多くの認定看護師が所属していて、呼吸器疾患看護の認定看護師の方もいらっしゃいます。採用された場合は私も貴院で経験を積んで認定看護師となり、呼吸器疾患看護の分野で貢献をしたいと考えています。

専門性を高めたい場合の志望動機は、「自分がどの分野における専門性を高めたいか」を理由も添えて書きましょう。採用後にどのような道筋で専門性を高めるかまで書くと、キャリアパスを考えている人材として採用担当者にアピールできます。

まとめ

地域医療支援病院は医療機関としての機能区分の1つで、入院治療や専門外来、救急医療など医療の中核を担う病院のことです。定められた要件・趣旨を満たすことで各都道府県知事からの承認後、地域医療支援病院として運営できます。

自分に合った地域医療支援病院で働くためには、自分のこだわりと求人情報に記載されている内容を照らし合わせて理想の求人をある程度絞り込み、実際に職場見学をするとよいでしょう。

ここまでの内容を参考に、地域医療支援病院で働きたいと考えている看護師さんは、ぜひ全国の看護師求人サイト「マイナビ看護師」をご利用ください。無料転職サポートをご利用いただいた会員様には、キャリアアドバイザーによる求人のご紹介・条件交渉などのサポートを受けられます。就職先・転職先選びに悩む看護師さんは、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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※当記事は2023年11月時点の情報をもとに作成しています

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