暑くなりそろそろ素足でサンダルを履く時期になりましたね。素足となると気になるのがかかとのケアです。冬の間は手入れをしない人が多いので、かかとがガサガサになってしまっている……という人もいるのではないでしょうか。かかとのガサガサは手入れ不足の場合だけでなく、水虫の場合もあります。ケアをする際はこの見分けが大切になってきます。今回は「かかとの水虫」と「かかとケア」についてご説明します。
かかとの水虫とは?
かかとの水虫は一見かかとが乾燥して起こるガサガサした症状に見えるため、判断が難しい水虫です。足の指の間などに発症した水虫からカビ(白癬菌)が徐々に角質の奥まで進行していき、最終的には角質の厚い足の裏全体に症状が進行してしまいます。かかと部分だけが発症するわけではありません。さらに、放置することで爪水虫を発症してしまうことがあり、かかとの水虫が疑われる場合は早急に治療を行うことが大切です。
かかと水虫の症状
・足の裏全体(特にかかと)の角質が厚くなる
・足の裏全体が粉をふいたような状態
・皮が剥けた状態
・ガサガサした状態
・かゆみはほとんどなし
かかとの水虫が疑われる人
・足の裏や足の指に水虫がある
・繰り返し水虫になる
・足の裏や足の指の間などにかゆみがある
・ガサガサや皮剥けがなかなか治らない
・一緒に暮らしている人に水虫を発症している人がいる
これらの症状があり、水虫が疑われる条件に当てはまる人は自宅ケアを行う前に診察を受けましょう。
自宅で行うかかとケア
かかとの水虫ではない場合は、かかとケアを行うとよいでしょう。かかとケアには、保湿や角質層(もっとも外側にある皮膚)のケアが大切です。
保湿
ガサガサになってしまったかかとのケアを行う場合、「尿素配合のクリーム」を使用するとよいでしょう。 尿素には保湿効果があり、固くなった角質を柔らかくする効果があります。
角質のケア
角質のケアには下記のような方法があります。
【1】フットケア専用やすりで古い角質を削りとる
フットケア専用やすりは昔からある対処方法で「削る」ことでかかとの角質を取っていきます。ケアを行ってすぐに成果がみえることがメリットです。
【2】ピーリングで古い角質をはがす
ピーリングは足を薬液に30分~1時間程度「浸す」ことで、古い角質が剥がす方法です。浸す時間は商品により異なります。 ピーリング後1週間程度で古い角質が剥がれていきます。日数を要しますが綺麗に剥がれるため、足が綺麗に見えます。
角質のケアはこのようなものを利用して行うとよいでしょう。 かかとケアは定期的に行っていくことが大切ですが、注意点もあります。また、今後かかとがガサガサしないように生活することも大切です。 次回はこれらの注意点についてご説明しますね。