• 2021年3月26日
  • 2022年4月13日

助産師国家試験まるわかりガイド

 

2022年3月25日(金)14時より、厚生労働省のウェブサイトにて、2月10日(木)に実施された「第105回助産師国家試験」の合格発表が行われています。さっそく、気になる合格率やボーダーラインをチェックしていきましょう!

第105回助産師国家試験 合格状況

合格者数2,077人 合格率99.4%(昨年99.6%)
∟新卒者2,071人 合格率99.7%(昨年99.7%)

前回試験に引き続き、厚生労働省や助産師国家試験運営臨時事務所での掲示による合格発表は、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の拡大防止の観点から行われません。PCやスマートフォンから厚生労働省のウェブサイトを閲覧するかたちとなりますが、アクセスが集中して発表当日の14時前後はサイトが表示されにくくなるかもしれません。

その場合でも落ち着いて深呼吸し、少し時間を置いてから「更新」してください。電話による照会は受け付けていないので、関係機関へ直接問い合わせることは控えましょう。

第105回助産師国家試験 合格率の詳細

第105回助産師国家試験は2022年2月10日(木)に行われ、出願者数2,103人、受験者数2,089人、合格者数2,077人となり、合格率は99.4%(昨年99.6%)。そのうち、新卒者は出願者数2,092人、受験者数 2,078人、合格者数 2,071人、合格率は99.7%(昨年99.7%)でした。

助産師国家試験 過去5年の合格率

助産師国家試験 過去5年の合格率推移グラフ

第105回助産師国家試験 合格基準

総得点87点以上/145点

ボーダーライン(合格基準点)は、一般問題を1問1点(75点満点)、状況設定問題を1問2点(70点満点)とした145点満点のうち、87点以上となりました。

助産師国家試験「一般問題+状況設定問題」得点率推移

第105回助産師国家試験 採点除外等問題対象は2問

・午前の問題
∟[37]

・午後の問題
∟[5]

「択一式でありながら正答が複数ある」「難易度が高すぎる」「状況設定が不十分で正解が得られない」といったものは「不適切問題」とされます。不適切とされた理由に応じて、すべての受験生について採点除外とする、正解者のみ採点対象(不正解者は採点除外)とする、複数の選択肢を正答として扱うといった対応が取られます。厚生労働省の発表によると、第105回助産師国家試験で採点除外等の対象となったのは2問でした。

今回の助産師国家試験について

今年の受験生の学生生活はCOVID-19に翻弄され、通常の授業はもちろん、助産学実習の中止・延期が相次ぎ、思うように学べない歯がゆさを感じる場面も多かったことでしょう。その点については国家試験の出題でもある程度考慮されたようで、全国助産師教育協議会は「COVID-19の臨地実習への影響を考慮し、基本的知識の確認に重点を置いた出題傾向となったと考えられる」と述べています。

試験会場では感染拡大を防止するために厳戒態勢が取られ、COVID-19罹患者を受験させず、濃厚接触者については一定の条件を満たした場合に別室受験とされました。追試の設定もなかったため、受験生は大きな不安を抱えて過ごすことを強いられたといえるでしょう。ともあれ、試験が終わった今となっては、この試練を乗り越えた経験が将来に役立つはずだと前向きに受け止めるべきなのでしょう。受験生の皆さん、本当にお疲れさまでした!

第106回助産師国家試験に向けての対策

助産師国家試験においては、例年、妊娠期・分娩期・産褥期・新生児期等の周産期に視点をあてていた問題が多かったのですが、第105回では、周産期だけでなく基礎的な知識や助産師の支援について幅広く問われていました。
例年とのちがいは、無痛分娩について出題されたことです。無痛分娩は国家試験出題基準に含まれてはいますが、全国の助産師学生の学習状況に地域差があるため、無痛分娩についての国家試験出題は慎重にしなければならないといわれていました。
また、無痛分娩についての出題はこれまでなかったため、今回出題されたことに正直驚きました。しかし、出題された内容は、硬膜外麻酔の副作用という助産師として知っておかなければならないものであり、無痛分娩を実習で取り扱わなかった学生でも解ける内容でした。

全体の難易度としても難しくはなく、全国の助産師国家試験の合格率は99%以上と予想されます。
そして近年、助産師の活躍の場が増えたことにより、役割の拡大や対象者はどんどん拡大しています。毎年、健康教育や更年期、不妊、対象への寄り添い方などの出題数の増加や出題頻度の上昇が見られることからも、今後も周産期だけでなく幅広い知識の獲得が重要視されるでしょう。

学校法人日本教育財団 首都医校
助産師学科
一條明日香先生

試練を乗り越え、妊産婦の不安に寄り添う助産師に

COVID-19は妊産婦のサポート状況にも大きな影を落としました。例えば、家族の分娩立ち合いや面会が制限されたり、母親学級が休止されたりして、ただでさえ不安を抱える妊産婦は大変な試練に直面したといえるでしょう。また、感染予防やワクチン接種に関してわが子のことも考慮しなければならず、さまざまな情報が錯綜する中で信頼できるものを選び取る必要に迫られました。そうした妊産婦を懸命に支えたのが助産師の皆さんでした。

こうした時代だからこそ、新たな命の誕生を支える助産師の仕事がよりいっそう光り輝くともいえます。自身も学生時代の大きな不安を乗り越えた助産師として、妊産婦の不安に寄り添う姿勢を忘れずに、入職した現場で大いに活躍してください。入職後に何らかの困難に遭遇したとしても、助産師という素晴らしい仕事をあきらめてほしくありません。仮にその困難が職場を変えることで解消できそうなら、より自身にマッチする職場を探してみることも一つの手かもしれません。マイナビ看護師では、看護職としてのキャリアに関する悩みが解決できるように、専任のアドバイザーが徹底サポート。個別の無料キャリア相談会も行っているので、気になることや不安なことがあればお気軽にご相談ください。

参照:厚生労働省「第105回助産師国家試験、第105回助産師国家試験及び第111回看護師国家試験の合格発表」


■専門学校 首都医校
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