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看護師国家試験について

看護師国家試験の目的や近年の合格率は?
基本情報から、最新の出題傾向までチェック!
国家試験の今をご紹介します。

看護師国家試験の目的って何?

看護師国家試験は、即戦力として働くために必要な知識や技術を習得しているかを確認するための試験です。合格すると「看護師免許」が取得できます。
受験の手続きは、10月中旬から配布される受験願書と国家試験受験資格認定申請理由書を、所属の看護学校もしくは地方厚生(支)局で受け取り、11月下旬~12月上旬(2016年は11月18日~12月9日まで)に、必要書類をそろえて受験希望試験会場を管轄している地方厚生(支)局に提出します。受験票は1月下旬より順次郵送により交付されます。看護学校に通っている場合は、願書提出から受験、その後の手続きまですべて学校が行ってくれますが、そうでない場合は「看護師国家試験の施行」を確認して余裕を持って手続きをしましょう。
看護師国家試験の合格率は、例年90%前後。出題される問題は、ハイレベルなものではなく、臨床現場ですぐに必要となる基本的な問題がほとんどなので、しっかり勉強すれば必ず合格できます。

過去10年間の
看護師国家試験合格率は?

過去10年間の看護師国家試験の受験者数や合格率をみてみると、受験者数はゆるやかに増加していますが、合格率は90%前後をほぼ横ばいで推移しています。2016年2月に実施された「第105回の国家試験」では、62,154人が受験し、うち55,585人(全体の89.4%)が合格しました。

看護師国家試験の概要~出題科目
・試験時間・ボーダーライン

看護師国家試験は、①「必修問題」②「一般問題」③「状況設定問題」の全240問で構成されています。これらの問題は、厚生労働省が定める『保健師助産師看護師国家試験出題基準』のガイドラインに沿って作成・出題されます。ガイドラインは、社会変化や看護を取り巻く環境の変化に合わせて定期的に改善されます。

試験科目

出題科目は以下の10科目です。

  • ・「人体の構造と機能」
  • ・「疾病の成り立ちと回復の促進」
  • ・「健康支援と社会保障制度」
  • ・「基礎看護学」
  • ・「成人看護学」
  • ・「老年看護学」
  • ・「小児看護学」
  • ・「母性看護学」
  • ・「精神看護学」
  • ・「在宅看護論及び看護の統合と実践」

参照:厚生労働省「看護師国家試験の施行」

試験当日のタイムテーブル例と出題数

  方式 出題数 時間
午前9:50~12:30 客観式必修問題(4肢択一・5肢択一) 25問 2時間40分
客観式一般問題(4肢択一・5肢択一・5肢択二) 65問
客観式状況設定問題(4肢択一・5肢択一・5肢択二) 30問
昼休憩 12:30~14:20 1時間50分
午後14:20~17:00 客観式必修問題(4肢択一・5肢択一) 25問 2時間40分
客観式一般問題(4肢択一・5肢択一・5肢択二) 65問
客観式状況設定問題(4肢択一・5肢択一・5肢択二) 30問

※横にスクロールして御覧ください。

例年上記のようなタイムテーブルで試験が行われており、午前・午後に分けて①「必修問題」25問②「一般問題」65問③「状況設定問題」30問の120問ずつ、計240問を解答します。

配点と合格ライン

問題構成や配点、合格点のボーダーラインは合否をわけるので気になるところです。一般問題や状況設定問題は相対評価のため毎年変動します。

問題構成 配点 合格ライン・ボーダー
必修問題全50問基本的な知識・技能について 50点満点(1問1点) 正解率80%以上
一般問題全130問幅広い科目から出題
(※1)
130点満点(1問1点) 相対評価のため毎年変動
(※2)
状況設定問題全60問現場に直結する内容 120点満点(1問2点)

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(※1)出題科目
「人体の構造と機能」「疾病の成り立ちと回復の促進」「健康支援と社会保障制度」「基礎看護学」「成人看護学」「老年看護学」「小児看護学」「母性看護学」「精神看護学」「在宅看護論」「看護の統合と実践」
上記科目より出題され、科目ごとの出題数は毎年ほぼ決まっています。
(※2)一般・状況設定問題の合格ライン・ボーダーは年によって変動する「相対評価」となっています。

過去10年間の合格率と
一般・状況設定問題・必修ボーダーライン

  受験者数(人) 合格者数(人) 合格率 一般・状況設定問題
ボーダーライン
必修問題
ボーダーライン
第96回 50766 46000 90.6% 194点(72.1%)/269点中 24点/30点
第97回 51313 46342 90.3% 180点(66.7%)/270点中 24点/30点
第98回 50906 45784 89.9% 174点(66.4%)/270点中 24点/30点
第99回 52883 47340 89.5% 151点(66.4%)/250点中 40点/50点
第100回 54138 49688 91.8% 163点(65.2%)/250点中 40点/50点
第101回 53702 48400 90.1% 160点(63.6%)/250点中 40点/50点
第102回 56546 50232 88.8% 160点(64%)/250点中 40点/50点
第103回 59725 53495 89.6% 167点(66.8%)/250点中 40点/50点
第104回 60947 54871 90.0% 159点(64.1%)/250点中 40点/50点
第105回 62154 55585 89.4% 151点(61.1%)/250点中 40点/49点

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一般・状況設定問題の合格ライン・ボーダーは「相対評価」にて算出。

看護師国家試験最新の出題傾向
~ココが変わる!

看護師国家試験の出題範囲はとくに変更ありませんが、傾向は毎年少しずつ変わります。
2017年2月に実施される「第106回看護師国家試験」からは、新傾向の問題導入が検討されているので、出題傾向を把握して試験対策を立てる必要があります。
新傾向としては、「看護の統合と実践」科目の問題強化が検討されています。より臨床実践に近い形で知識・技術を習得しているかを問われるような出題内容になり、既存の出題基準項目の「看護におけるマネジメント」、「災害と看護」および「国際化と看護」以外に、「複数科目の知識を統合する能力」や、「多重課題や集団へのアプローチに必要な広い知識」「複数患者さんへのアセスメント能力」などを問うような内容が予想されます。
近年重視されている問題の傾向として、「画像やイラスト、写真などを掲載した問題」「計算問題」の増加のほか、「5肢択1問題」「5肢択2問題」も増加傾向にあります。また、訪問看護、介護保険などの「社会保障」問題や「精神科疾患」問題、状況設定問題における「アセスメント能力」を問う問題も増加傾向にあります。

参照:厚生労働省「保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会報告書(案)」

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