人の体には、大小合わせて約206個もの骨があるといわれています。それぞれが体を動かすための重要な役割を果たしており、今回紹介する「篩骨」もその1つ。一体何と読むのでしょうか?また、篩骨とはどこの骨のことなのでしょう?
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「篩骨」を使った例文
「篩骨」は主に耳鼻咽喉科、整形外科分野の診察時に使われます。
例文としては、
「篩骨洞炎は、激しい額の痛みを起こす場合があります」
「篩骨洞周辺の炎症はレントゲンで判断しにくいのでCTを撮りましょう」
「レントゲンで篩骨骨折がみられました」
などが挙げられます。それでは正解を見てみましょう!
正解はこちら!
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正解は「しこつ」でした!
「眼窩(※)と鼻腔を構成する骨」のことで、骨の中でもたくさんの空洞があり体積に対して非常に軽いのが特徴です。篩骨の中にある空洞を「篩骨洞(しこつどう)」と呼び、鼻の周りにある空洞の中で炎症を起こす「副鼻腔炎(蓄膿症)」に深くかかわっています。
制作:TAC企画