臓器や器官の中にある空洞や窪みにも名前がついているのをご存じですか? 「眼窩」もその1つ。
「眼窩」は「眼球とその付属物を入れる頭蓋骨(とうがいこつ)にある凹み」のこと。一体何と読むのでしょうか?
「眼窩」を使った例文
医療現場で「眼窩」が用いられるのは、眼科または整形外科の領域です。
例文としては、
「眼の周りに硬いボールなどが当たると、眼窩底骨折を生じる可能性がある」
「眼窩内の組織に腫瘍ができると眼球突出が症状としてみられる」
「眼窩底骨折によって眼球陥凹(がんきゅうかんおう)が起きたときは、手術が必要になる」
などが挙げられます。
「眼窩底骨折」という言葉で、何となく読み方がわかった人もいるのではないでしょうか?
正解を見てみましょう!
正解は「がんか」でした!
ちなみに「眼窩」には眼球の他に、目で見たものを脳に伝える役割の「視神経(ししんけい)」や目を動かすための筋肉「外眼筋(がいがんきん)」などが入っています。どれも大事な組織なので、眼の周りに強い衝撃を受けたときは必ず眼科を受診してくださいね。
制作:TAC企画