今回紹介する医療漢字は「蠕動」。「蠕」の読み方が難しいかもしれません。ヒントを参考に読み方を考えてみましょう!
「蠕」は訓読みで「うごめ(く)」と読みます。「動」という漢字と組み合わさっていることからも、何かが動いたりするときに用いられる言葉のようです。
「蠕動」を使った例文
「蠕動」は主に、腸管を聴診するときに用いられます。
例文としては、
「5~15秒ごとにグルグル・ゴロゴロという音が聴診できる。正常な腸蠕動音だ」
「腸蠕動音の亢進(こうしん)は、下痢やイレウスの沈静化時に見られやすい」
「腹部を『の』の字を書くようにマッサージすると、腸の蠕動運動が促進される」
などが挙げられます。
どうやら消化管の動きを表す医療用語のようですね。それでは正解を見てみましょう!
正解はこちら!
正解は「ぜんどう」でした!
「蠕動運動」なら聞いたことがある人も多いのでは? これは「食道から直腸までの胃腸管内で内容物を肛門部へ移動させるための運動」のことを指し、人間にとってとても重要な動きになります。
出典:「おさえておきたい看護用語 聞き言葉・略語・カタカナ語」(エキスパートナース編集部・編/照林社)
制作:TAC企画