• 2018年12月7日
  • 2022年5月13日

新人看護師のための年末年始・病院でのマナー

 

「社会人として働きだしてから今年初めて年末年始を迎えるけど、どのように過ごすのかイメージがつかない……」という新人看護師さんも多いのではないでしょうか。今回は、そんな新人看護師さんのために、知っておくと役に立つ年末年始のマナーについてご紹介します。

シフトの希望が通らないことも覚悟して

年末年始に帰省をする看護師も多いため、休暇の希望を出すスタッフの人数がぐんと増えるのがこの年末年始という時期です。休暇希望の確率が高くなる……という点ではほかの長期休暇とは異なる特殊な時期だといえるでしょう。
そして、新人看護師さんが気になるのは「自分も年末年始に休暇の希望を出せるのか?」という素朴な疑問ではないでしょうか。事情が分からないとはいえ、休暇の事情は周りの先輩にもなかなか質問しにくいかもしれませんね。
実際、新人だから年末年始に休暇をとれないというわけではありませんが、希望が通りにくいことも多いのが実情です。また、職場によっては新人看護師さんが年末年始に希望を出すこと自体を快く思わない方がいることも、残念ながらあります。
よほどの事情がある場合は別ですが、波風を立てたくない……という方は休暇希望を出さないほうが無難かもしれません。

年末年始の病院での過ごし方

大晦日や元日というと、なにか特別なことをしなければならないような気もしますが、病院では基本的には通常の業務と変わりありません。
近年、年中無休で診療をしているクリニックも増えてはいますが、いずれにしても、元日は休日扱いとなります。診療時間が短縮されたり、あるいは休日勤務に準じたりする形になる場合が多いでしょう。

患者さんとの年賀状のやりとりは控えて

日ごろから患者さんと親しく付き合いを重ねていくなかで、「年賀状を出したいから連絡先を教えて」などと言われることもあるかと思います。しかし、個人情報を安易に教えるとトラブルにつながりかねません。気持ちに感謝をし、丁重にお断りすることをおすすめします。

「初めての年末年始勤務」は少し緊張するかもしれませんが、基本的にはいつもの業務と大きな差はありません。晴れやかな気持ちで新年を迎えられるよう、自分だけでなく周りの方も大切にすることを意識して年末年始を過ごしましょう。

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

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