• 2017年7月14日
  • 2021年11月16日

看護師の夏のボーナス、高いって本当?

 

看護師のボーナスは高い?

そろそろ夏のボーナスの時期。日本経済団体連合会が6月9日に発表した大手企業の夏のボーナス集計結果によると、今年は円高の影響などから5年ぶりに減少に転じたそうです。ここ数年は好調に推移していましたが、ここにきてようすが少し変わった模様。一方、「看護師のボーナスはほかの職種と比較して高い」といわれていますが、実際はどうなのでしょうか。これまでのデータをもとにご紹介します。
参照:経団連『春季労使交渉/賞与・一時金 妥結状況』
\合わせて読みたい/
【2019令和初】「夏のボーナスいくら?」看護師1000人調査

勤務先の規模別に看護師のボーナス相場をチェック

まずは、勤務先の規模別に、看護師と准看護師のボーナス相場をみてみましょう。

参照:厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査」
このデータは、夏と冬のボーナスの合計額です。看護師を対象に実施したマイナビ看護師の調査結果によると、夏と冬のボーナスはほぼ同額だったので、上の額の約1/2が看護師の夏のボーナス相場ということになります。 ボーナスの金額は年齢や勤続年数によって異なりますが、やはり事業所の規模が大きいほど金額は多くなるようです。また、このデータは従業員が10人以上の事業所が対象なので、個人経営の病院などではやや少なくなってしまうかもしれません。

勤続年数別に看護師のボーナス相場をチェック

続いて、勤続年数別に看護師と准看護師のボーナス相場をみてみましょう。

参照:厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査」
データは夏と冬のボーナスの合計額です。勤続年数が長くなればなるほど、ボーナス支給額はアップしていくのがわかります。

気になるほかの職種の夏のボーナス相場は?

気になるのは、ほかの職種との比較。女性が多く活躍する職種のボーナス相場をみてみましょう。

看護師:82万6,900円
准看護師:64万6,400円

※10人以上の事業所の平均 金額は年間支給額

【女性が多く活躍する職種】
・幼稚園教諭:64万5,300円
・保育士:58万8,200円
・保険外交員:52万6,000円
・百貨店店員:42万4,600円
・ホームヘルパー:30万6,600円
・スーパー店チェッカー:16万5,000円
【医療系の職種】
・診療放射線、診療エックス線技師:97万1,400円
・臨床検査技師:89万8,400円
・薬剤師:78万7,000円
・理学療法士、作業療法士:70万1,200円
・歯科衛生士:40万2,300円

参照:厚生労働省「平成28年賃金構造基本統計調査」

職種によって賃金形態が違うため単純に比較はできませんが、看護師のボーナス相場は全体的に高いようです。また、他の医療系職種と比較しても、遜色のない金額であることがわかりますね。

さいごに

看護師の仕事は責任が重く、体力的にもきつい仕事です。しかし、そのぶんがボーナスに反映されていて、ほかの職種よりも支給額が多くなる傾向にあります。今年も夏のボーナスをしっかりもらって、仕事のモチベーションを高めていきましょう!

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