• 2019年10月18日
  • 2022年5月13日

5年後・10年後……自分のキャリアをどうすればいい?

 

5年後・10年後……自分のキャリアをどうすればいい?

看護師人生における長期的な展望を思い抱こうとしても、「このままではいけないような気がする……」「でも、どうしたらいいのかわからない……」と迷うことはありませんか? 今回は、看護師としてのキャリアを考えるときに、必要な考え方についてご紹介します。

いろいろな「働き方」の情報収集を

看護師としての働き方はさまざまです。例えば「キャリアアップ」だけにとどまらず、雇用形態や資格を活かした職種変更など、選択肢はいろいろとあります。しかし、自分が5年後、あるいは10年後、どのようにキャリアを活かせば良いのかについて、白紙の状態から考えようとしても難しいのではないでしょうか。
そこでまずは、どのような働き方があるのか情報収集から始めると、希望の働き方に関するイメージが浮かびやすくなります。

<選択肢の例>

  • 【看護師として現在の職場でのキャリアアップ】
    • ・役職系
      リーダー・主任・師長・看護部長など
    • ・資格系
      保健師、助産師、専門看護師、認定看護師、看護教員
  • 【資格を活かしたキャリア変更】
    • ・一般企業への就職(産業看護師)
      治験コーディネーター(CRC)、CRA(臨床開発モニター)、医務室、保健室コールセンターなど
    • ・社会福祉施設
      老人保健施設、特別養護老人ホーム、デイケア、デイサービス、訪問看護、訪問入浴など
    • ・児童福祉施設
      保育所、児童養護施設、障害児入所施設、乳児院、母子生活支援施設、児童厚生施設など
    • ・国際看護師
  • 【雇用形態の変更】
    • ・正社員、パート、派遣看護師、夜勤専従看護師、アルバイト、ツアーナースなど

何を望んでいるのかを明確に

今後のキャリアについて考えたとき、多くの人が「待遇」「収入」「労働時間」などの条件を重視しがちです。もちろん、ワークライフバランスという視点で考えると、これらの条件を考慮することはたしかに重要です。
しかし、「条件優先」の考え方は新しい可能性が制限されるだけでなく「妥協」に終わってしまう可能性があります

また、「友達がいいと言っていたから……」「ドキュメンタリーを見て、かっこいいと思ったから……」など、自分以外の誰かや、何かから得た情報をもとにキャリアを選択したり、「経験が足りないから」「勉強不足だから」など「欠乏」からくる動機は、本当の望みではないことが多いです。
たとえキャリア変更ができたとしても「こんなはずじゃなかったのに……」など徒労に終わる場合もあります。

実際に「決める」「決めない」は別として、興味がある分野についてさまざまな情報収集をしたうえで、「自分が本当に望んでるのは何か」「それを望む理由は何か」「理想のキャリアを積み重ねながら生活をしている自分はどんな暮らしをしているのか」など、丁寧に自分の内側を探索することから始めることをおすすめします

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