• 2024年1月13日
  • 2024年1月10日

看護師はブランクがあっても復職できる? 復職準備や転職方法も解説

 

ライフステージの変化や家庭の事情で看護師としての仕事を離職した方のなかには、復職を検討している方もいるでしょう。しかし、一度現場を離れたことで、復職にさまざまな不安を感じているかもしれません。

当記事では、ブランクがある看護師が抱えやすい不安と解決法、復職のポイントについて解説します。復職を目指す看護師のためにさまざまな復職支援制度が用意されているので、研修や転職サポートを有効活用して自分に合った職場を探しましょう。

ブランクのある看護師が抱えやすい不安は?

家庭の事情などで看護師の仕事を離れた方が、再び就職するときに抱えやすい不安は複数あります。看護師が再就職前に不安をなるべく解消するためには、自分がどのような不安を抱えているのかを整理し、1つずつ解決していくことが大切です。

ここでは、ブランクのある看護師が抱えやすい不安2つと解決方法について紹介します。

新しい知識に対応できるか

医療の分野は専門性が高いうえ、日々進化していくものです。医療現場を何年も離れていた場合、最新の医療についていけるか不安を感じる方も多いでしょう。

また現在の医療業界では、AIなどの新テクノロジーの導入、紙のカルテから電子カルテへの変更などが進んでいます。ブランクが長い方ほど、現場の常識の変化についていくのが大変なケースもあります。

しかし、看護師は慢性的に人手不足であり、常に人材が求められている職業です。ブランクがある看護師でも一定の医療の知識・スキルを持っていることは確かなので、求人で「ブランクOK」などの文言が記載された職場では特に歓迎されやすいでしょう。

また、再就職前に自身の看護技術を見直し、現在の看護現場に即した研修を受けることで、自信を持って再就職に臨みやすくなります。

仕事とプライベートを両立できるか

ブランクがある看護師のなかには、離職前と現在とで本人や家族のライフスタイルが変化している方も多くいます。特に妊娠・出産で退職した看護師は、仕事とプライベートを両立できるか不安を感じている場合も多いです。

しかし、看護師には仕事とプライベートを両立させる方法が複数あります。たとえば、子育て中の場合は保育施設や託児施設がある病院に勤めることで安心して働けます。夜勤のない事業所や入院施設を持たない医療機関に就職すれば、負担が少ない働き方をしやすくなるでしょう。

医療現場は看護師不足に陥りやすく、国や事業所でも退職した看護師の復職・再就職を支援するさまざまな取り組みを行っています。日本看護協会では看護師が家事や育児との両立を図る「看護職のワーク・ライフ・バランス推進ガイドブック」を発行しているため、参考にしてください。
(参考:公益社団法人 日本看護協会「看護職のワーク・ライフ・バランス推進ガイドブック」

看護師に復帰するための準備

看護師に復帰するための準備

看護師の仕事を離れた理由は人それぞれですが、自分に合った働き方で現場復帰できるかは多くの方が共通して抱える悩みです。

看護師業務にブランクがある方も、復帰前にしっかりと準備をすればスムーズに働けるでしょう。看護師に復帰するためにしておきたい準備やコツについて解説します。

最新の知識を身につける

「最新の医療についていけるか」というのは、ブランクのある看護師が感じやすい不安の1つであり、ブランク期間が長いほど大きくなりやすい不安です。復帰までに不安を払拭するためには、最新の医療知識を自ら勉強し、自信をつけることが大切です。

ブランクのある看護師が最新の知識を身につける手段としては、以下の方法が挙げられます。

  • 研修やセミナーを受講する
  • 通信講座を受講する
  • インターネットや書籍を活用する
  • 関連資格を取得する

最も手軽な勉強法としては、インターネットや書籍を使って独学する方法が挙げられますが、内容の信憑性が低いケースもあるため注意が必要です。利用する前に出典・運営元・監修者に目を通し、信頼できる情報を扱っているかどうかを必ず確認しましょう。

家族の理解を得る

看護師への復職にあたっては、働きやすい環境を自分で用意することも大切です。復職によってライフスタイルが大きく変わることを家族に共有して理解を得れば、トラブルやストレスが発生する可能性を減らせるでしょう。

家族の理解を得るためには、看護師へ復職するという事実だけではなく、就労先の勤務形態や勤務時間などを詳しく説明しておくことが大切です。また、家事や子どもの送迎など、家庭内での役割をどのように分担するかも事前に相談し、自分も家族も納得できる着地点を見つけておきましょう。

復職支援制度を利用して相談、不安なスキルを補う

多くの都道府県には「ナースセンター」が設置されています。ナースセンターは看護職の確保や離職防止を目的に就業相談などを実施している施設であり、離職中の看護師を対象に研修やセミナーなどの復職支援を実施しています。

ナースセンターで利用できる復職支援制度は、最新医療の基礎知識を学ぶ講習会や、注射・採血・点滴の実習、看護基礎技術研修などさまざまです。復職支援制度を利用することで実践的な看護スキル・知識の習得や復習が可能なため、看護師への復職を考えている方は積極的に活用しましょう。

復職支援制度の内容は自治体によっても異なるので、気になる方は自分が住む地域のナースセンターに問い合わせてください。
(出典:総務省「医師等の確保対策に関する行政評価・監視結果報告書 第3-2」
(出典:厚生労働省 看護職のキャリアと働き方支援サイト「ブランクを経て働く」

【ブランクのある方向け】看護師の転職方法

【ブランクのある方向け】看護師の転職方法

ブランクのある方が看護師の仕事を探す際には、復職しやすい職場を探すことが重要です。たとえば、日勤のみの施設や高度な医療が求められない職場であれば、ブランクがある方でも復職しやすいでしょう。

また、求人に「ブランク可」と明記している職場も採用される可能性が高いといえます。求人票に記載がなくてもブランクがある方を歓迎している場合もあるため、気になる求人があればまずは応募するのが大切です。

ブランクによって体力面で不安を抱えている方は、パートや時短勤務といった雇用形態も選択肢に入れるとよいでしょう。

ブランクがある方向けに、看護師が転職を成功させる方法について解説します。

ナースセンターを利用する

ナースセンターでは、ブランクがある看護師向けに再就職相談や就職先の紹介なども行っています。ナースセンターのインターネットサービス「eナースセンター」を利用した仕事探しのステップは以下の通りです。

1 登録
PCやスマホからeナースセンターにアクセスし、ID・パスワードを申請した後に求職情報を入力します。

2 求人検索
eナースセンターにログインし、求人検索を行って希望の求人を探します。

3 紹介依頼・応募
希望の求人に応募するか、ナースセンターに紹介応募を依頼しましょう。

4 面接
応募先と面接日時を調整し、面接を受けます。

5 就職
採否結果をナースセンターに連絡し、採用だった場合は就職となります。

ナースセンターを利用して復職活動を行えば、相談員の方が無料で再就職をサポートしてくれるのがポイントです。仕事探しはナースセンターの窓口でも行えますが、自宅などからインターネットを通しても行えるため、時間や気持ちの面でも負担が少なく済みます。
(出典:厚生労働省 看護職のキャリアと働き方支援サイト「ブランクを経て働く」

転職エージェントを利用する

就職先探しへの不安が大きい場合や効率よく就職先を探したい場合は、転職エージェントを利用するのも手段の1つです。転職エージェントの多くは、実際に職場に足を運んで情報収集を行っています。そのため扱っている情報の信憑性が高く、復職後のミスマッチを防ぎやすい点が大きなメリットです。

転職エージェントを利用すれば、求人を見ただけでは分からない職場の人間関係などを教えてもらえるケースもあります。復職活動をするなかで気になることがあれば担当者に質問してみましょう。

まとめ

一度離職しブランクがある看護師は、知識面や技術面、またプライベートとの両立について不安を抱えやすい傾向にあります。知識や技術を高めたい場合は、ナースセンターが実施している研修や講習会に参加してみましょう。また、復職しやすい職場を探す際はナースセンターの就職相談や転職エージェントが役立ちます。

復職を考えている方は、ぜひ一度マイナビ看護師にご相談ください。マイナビ看護師では看護業界に精通したキャリアアドバイザーによる転職サポートが受けられます。また、転職先の情報について気軽に聞くこともできるため、自分に合った職場を探せます。

※当記事は2023年11月時点の情報をもとに作成しています

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