医療分野には、一見同じ症状でも呼び方が異なるものが多くあります。
「喀血」という言葉もそのひとつ。医療ドラマでもよく耳にする「出血(しゅっけつ)」「吐血(とけつ)」とは、細かい部分で意味が異なります。いったい何と読むのでしょうか?
意味は「咳とともに肺や気道から大量の出血液を吐き出すこと」。
ちなみに「吐血(とけつ)」は「食道、胃、十二指腸などの上部消化管から出血した血液の吐出」を指し、「下血(げけつ)」は「肛門からの出血した血液の吐出」を指します。
「喀血」を使った例文
この漢字が主に用いられるのは、肺結核、肺がんといった病気を患った時。
例文としては、
「喀血と吐血の違いは、出血部位にある」
「喀血による血には、泡が混ざっていることが多い」
「喀血は、咳・呼吸困難などの症状を伴うことが多いと考えられている」
などが挙げられます。
読み方が分からなくても、何となく症状のイメージがついた人は多いはず!
それでは正解を見てみましょう!
正解はこちら!
正解は「かっけつ」でした!
同じような症状でも身体の部位ごとに呼び方が変わるので、これらもあわせて覚えてきましょう!
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出典:「おさえておきたい看護用語 聞き言葉・略語・カタカナ語」(エキスパートナース編集部・編/照林社)
制作:TAC企画