時節柄新人さんの夜勤業務が開始されるケースも増えてくる中、後輩との距離感や関わり方に悩んでしまうことはありませんか? 今回は先輩と後輩の関係性をバランスよく保つコツについてご紹介します。
「○○しすぎ」はNG
後輩に対して厳しい言い方をするのが苦手で、良い先輩でありたいという思いから、指導が優しくなりすぎてしまうという方は少なくありません。
しかし、そのせいでうまく指導が伝わっていなかったり、フォローが必要になったりして、自分の仕事を抱えすぎてしまうことも。また、優しすぎる指導によって緊張感が緩み、確認不足によるインシデントにつながってしまう可能性もあります。 一方で、厳しくしすぎてしまうと退職を考える原因にもなりかねません。あくまでも仕事の上での関係性なので、優しさも厳しさも場面ごとによって使い分けることが必要です。
普段から後輩との関わり方で意識してほしいのが、看護師としての成長に視点を置くことです。まずは、ひとり立ちしてもらうことを意識しながら、関係性を築いていきましょう。
適度な距離感を保つ
後輩ができると、つい張り切ってプライベートのことまで深入りしたくなるかもしれませんが、ここは注意が必要です。 仕事で信頼関係を築くためには、ある程度の距離感が求められます。
あまりにもフレンドリーになりすぎてしまうと、先輩としての立場や指導に支障が出てしまうことがあります。 逆にジェネレーションギャップを感じてコミュニケーションに戸惑い、気を遣いすぎてしまうことも。 後輩には、あくまでも先輩という立場から看護の楽しさや厳しさを伝えつつ、ちょうどよい距離感で接することを心がけていきましょう。