看護師として働くとき、「何が必要なのだろう?」「余計なものは持ちたくないし……」と、仕事の持ち物に悩んでしまいがちです。あれもこれもと念入りに準備をしたのに、結局使わなかったということも多々あります。新人として入職する際や、復職の前に、本当に必要な物をしっかりとそろえておきましょう。今回は、持っておくべき「看護師の必需品」を厳選してみました。
看護師の必需品①:筆記用具
復職してからは、たくさんのメモを取る忙しい日々が始まります。覚えることが多いので、メモ帳も1冊ではたりないかもしれません。私は、2冊のメモ帳を「日々のメモ用」、「保存版」として使い分けています。「保存版」は処置などの必要物品や、電子カルテの細かな内容などをまとめたもので、いつも持ち歩いています。せっかく上司に聞いたことを忘れてしまったときも、これさえあれば確認できるので作っておくと便利です。また、ボールペンはなくしてしまうことが多々あるので、最低でも2本は持っておくようにしましょう。
看護師の必需品②:時計(秒針付き)
時計は、時間のスケジュールを立てるときだけでなく、脈拍を測ったり、点滴を合わせたりするときにも使います。また、ポケットに収まるサイズのもので、取り出しやすいようストラップが付くものがおすすめです。腕時計は不潔になりやすく、患者さんを傷つけてしまう恐れがあるので、控えましょう。
看護師の必需品③:印鑑
看護師には事務的な業務も多く、押印を求められる場面も多いもの。印鑑はワンタッチで押すことができるシャチハタタイプが便利でしょう。ボールペンと一体型になっているものなど、種類も豊富にあるので自分が使いやすいものを選びましょう。ただし、職場によっては、シャチハタ不可という場合もありますので確認が必要です。
看護師の必需品④:ハサミ(ストラップ付)
一般的なハサミではなく、医療用のハサミがおすすめです。医療用は刃の先端に保護ガードが付いているので、万が一患者さんの身体に先端が当たっても傷つかないよう、安全に配慮されています。また、ストラップが付いているものなら落ちる心配もなく、出し入れもしやすいですよ。
看護師の必需品⑤:電卓(タイマー付き)
点滴の計算に必ず使う電卓は、タイマーが付いていればより便利です。「20分後に採血の指示」「10分後に様子を見に行かなきゃ!」と、忘れないように心がけていたのに、ほかの業務に取りかかっているうちに時間が過ぎてしまうことも。時間を気にする業務があるときは、タイマーをセットしておけば安心ですよ。
看護師の必需品⑥:駆血帯
あると便利なのがこの駆血帯です。職場にたくさん準備されているものですが、いざというときの血管確保に重宝します。準備が不足していると何度も取りに戻らなくてはなりませんので、自分用に1つ持っておくと安心です。
看護師の必需品⑦:聴診器
耳に直接触れるものなので、スタッフで使い回すより、自分専用の聴診器を持っていた方がいいかもしれません。常に持ち歩くことは難しいですが、看護師として常備しておくことは必要ですね。 今回厳選した「看護師7つ道具」は、働く場所によって違いがあるかもしれません。ですが、看護師として最低限持っていると安心なものばかり。ぜひ、復職するときの参考にしてみてくださいね。
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