患者さんに退院後の生活指導をする際、「1日3食バランスの良い食事を摂るようにしましょう」などの説明をしても、「朝は忙しくて食べる時間がない」「毎日バランスの良い食事を作るなんて難しそう」と、なかなか行動に移してくれなかったことはありませんか? 生活指導の内容を受け入れてくれない患者さんへの対応のポイントは次の2つです。
「できる」ことを前提に話を進めていく
今までの生活習慣を変えるときには、慣れるまでの過程を面倒に感じたり、難しく思ったりするもの。患者さんは「できない」ことを前提に考えている場合が多いので、「できる」ことを前提に話を進めていきましょう。
例:
指導者 「朝食を作る時間がなければ、栄養補助食品を取り入れたり、ご家族の方に朝食だけを作ってもらうなどの方法がありますが、このなかでできそうなことは、何かありますか?」
指導者 「バランスの良い食事を日常生活に反映するためには、どんな工夫ができそうですか?」
目標を細分化する
いきなり目標を掲げると、患者さんには負担が大きくなってしまいます。患者さんは負担が大きいとハードルが高く感じてしまいます。
小さなステップに分け、目標に向かって少しずつ達成していけるように配慮することが必要です。
例:
指導者 「1日3食を規則正しく食べることがゴールだとしたら、最初は何をしましょうか?」
「できる」ことを前提に、まずは取り組みやすい生活習慣の指導をすると、患者さんも前向きに受け入れてくれるようになりますよ。
文:看護師/カウンセラー 坂口千絵
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