• 2018年8月7日
  • 2022年5月11日

点滴管理のマナー

 

看護業務のなかでも点滴管理は非常に行う頻度が高いものです。点滴管理に関するマナーについてお伝えします。

定期的に観察・確認を行う

業務の状況により、適正な点滴管理が難しいことも多々あります。しかし、滴下数の過不足、点滴漏れによる刺入部の腫脹などのトラブルが生じることを防ぐためにも、定期的に観察・確認を行う習慣をつけましょう。その際、滴下調整だけでなく、刺入部の観察や、ルートトラブルの有無の確認なども合わせて行うことが大切です。忘れがちな場合は、目に付くところに付箋を貼って注意喚起する、タイマーを活用するなどの工夫をしましょう。

患者さんに管理をさせない

意識状態に問題がない患者さんであっても、点滴管理をすることなく「点滴が終わったら教えてください」などと、患者さん任せにするのはプロとして失格です。あくまでも、点滴は患者さんが見るものではなく、看護師が管理をする前提であるという意識を持ちましょう。声かけの際は、「私(看護師)も定期的に見に来ますが、もしも、点滴が終わってしまったら教えていただけると助かります」というような関わり方をすることをおすすめします。

点滴管理は、少しの油断で急速滴下などによる事故を引き起こす危険性があります。日ごろから気を引き締めて取り組みましょう。

文:看護師/カウンセラー 坂口千絵

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