生まれてくる小児の中には、生まれつき体や内臓に変形や異常がみられることがあります。今回紹介する「鎖肛(さこう)」もその1つ。読み方自体は難しくなさそうですが、いったいどのような意味なのでしょうか?
「鎖肛」を使った例文
「鎖肛」が使われるのは、主に小児科の分野です。赤ちゃんの状態を観察する際によく耳にします。
例文としては、
「鎖肛の原因は不明ですが、1万人に2~2.5人の新生児にみられ、男の子に多いです」
「鎖肛は消化管の先天異常の中で最も多い病気と考えられています」
「鎖肛は出生後早期に手術が必要な病気です」
などが挙げられます。どうやら消化器系の病気のようですね。
それでは正解を見てみましょう!
「鎖肛」の意味はこちら!
鎖肛とは「生まれつき肛門あるいは直腸が閉鎖している状態」のことです。
妊娠初期に、直腸や肛門、性器が形成される過程が正常に進まなかった場合に起こり、早期に治療が必要となります。新生児の状態によっては、人工肛門を造設する可能性もあります。
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出典:看護師さんのための用語辞典「鎖肛」
制作:TAC企画