• 2024年4月3日
  • 2024年3月29日

新生児におこる先天性の病気「鎖肛(さこう)」って?

 

生まれてくる小児の中には、生まれつき体や内臓に変形や異常がみられることがあります。今回紹介する「鎖肛(さこう)」もその1つ。読み方自体は難しくなさそうですが、いったいどのような意味なのでしょうか?

「鎖肛」を使った例文

「鎖肛」が使われるのは、主に小児科の分野です。赤ちゃんの状態を観察する際によく耳にします。

例文としては、

「鎖肛の原因は不明ですが、1万人に2~2.5人の新生児にみられ、男の子に多いです」

「鎖肛は消化管の先天異常の中で最も多い病気と考えられています」

「鎖肛は出生後早期に手術が必要な病気です」

などが挙げられます。どうやら消化器系の病気のようですね。

それでは正解を見てみましょう!

「鎖肛」の意味はこちら!

鎖肛とは「生まれつき肛門あるいは直腸が閉鎖している状態」のことです。

妊娠初期に、直腸や肛門、性器が形成される過程が正常に進まなかった場合に起こり、早期に治療が必要となります。新生児の状態によっては、人工肛門を造設する可能性もあります。

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出典:看護師さんのための用語辞典「鎖肛」

制作:TAC企画

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