日本医師会は「地域に根差した医師会活動プロジェクト」の第3回シンポジウムを9月21日に開催すると発表しました。能登半島地震をテーマに、日医災害医療チーム(JMAT)の具体的な活動内容や、統括JMAT、JMAT隊員医師、被災地の近接医師会、被災地の診療所の医師など、さまざまな立場での活動や支援について発表が行われる予定です。また、被災地に寄り添った医療支援についてディスカッションも行われます。
日本医師会は9月21日に「地域に根差した医師会活動プロジェクト」の第3回シンポジウムを開催する。1月1日に発生した能登半島地震をテーマに、被災地に寄り添った医療支援とはどのようなものかについて講演する。【渕本稔】
ほかに、日医災害医療チーム(JMAT)の具体的な活動内容や、統括JMAT、JMAT隊員医師、被災地の近接医師会、被災地の診療所の医師など、さまざまな立場での活動や支援について発表が行われ、ディスカッションも行う。
参加は無料で、午後2時-4時半に日本医師会館大講堂で開催する。オンラインでのライブ配信も行う。会場参加は事前申し込みが必要だが、オンライン配信を視聴する場合は申し込みが不要。
地域に根差した医師会活動プロジェクトは23年にスタートし、夜間・休日の輪番業務や救急対応、災害時の救護所や避難所での巡回診療など、地域の医療提供体制を守る医師会員の取り組みを紹介し、医師会の活動への理解を深めてもらうことを目的としている。
日医の渡辺弘司常任理事は28日の定例記者会見で、「地域医療への貢献は個々の医師の努力だけでは限界がある。さまざまな専門性を持った多くの医師が医師会を通じて役割分担をし、地域の病院や関連団体とも連携することで地域全体の医療提供体制を守ることができる」と述べた。また、医師会活動への理解を求めるとともに、来月開催されるシンポジウムへの積極的な参加を呼び掛けた。
出典:医療介護CBニュース
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