目元のたるみや小じわ、クマなど、年齢を重ねるごとに、目の周囲の悩みを抱える方は多いのではないでしょうか。とくに眼輪筋が衰えると、目元の印象も変わりやすいと言われています。しかし眼輪筋の衰えによるお悩みは、ご自宅で適切なケアをするだけでも、簡単に解決できる可能性がありますよ。
今回は、眼輪筋の役割や衰える原因、鍛えるメリット、そして効果的なトレーニング方法について詳しく紹介します。この記事を読むと、目元の印象を若々しく保つための具体的な方法がわかります。誰でもわかるように説明するので、ぜひ日常に取り入れてみてください。
眼輪筋とは

眼輪筋(がんりんきん)とは、目の周囲をドーナツ状に取り囲む表情筋の1つで、上眼瞼(上まぶた)と下眼瞼(下まぶた)にわたって存在し、瞬きや目を細める際に活動します。笑顔や驚きなどの表情をつくる際にも活動し、私たちの感情表現を豊かにしています。
眼輪筋は、目を保護する機能も持ち合わせています。たとえば、強い光や異物が目に入るのを防ぐために、反射的に目を閉じる動作を行います。さらに、涙の分泌や排出を助け、目の乾燥を防ぐ役割も担っています。
このように、眼輪筋は日常生活や表情の形成において欠かせない筋肉ですが、加齢や生活習慣の影響で衰えることがあります。眼輪筋が衰えると、目のまわりの脂肪を支えきれなくなり、たるみやクマの原因となることがあるため注意が必要です。 まずは眼輪筋が衰える原因を理解し、適切なケアに役立てましょう。
眼輪筋が衰える原因
眼輪筋が衰える主な原因は、次の通りです。
- 加齢
- 目の酷使
- 環境の影響
各項目について解説します。
加齢
眼輪筋は、加齢とともに筋力が低下することが研究で明らかになっています。この筋力低下の一因として、筋肉組織の「線維化」が挙げられます。線維化とは、筋肉線維が弾力性に乏しい組織に置き換わり、筋肉の伸縮性が低下する現象です。眼輪筋の線維化が進むと、筋肉の柔軟性が失われ、結果として筋力の低下を招きます。
さらに、眼輪筋が薄くなることで、目の下の脂肪(眼窩脂肪)を支えきれなくなり、脂肪が前方に突出して目の下のたるみが生じることも報告されています。このように、加齢による眼輪筋の変化は、目元の外見に大きな影響を及ぼすのです。
目の酷使
現代社会において、パソコンやスマートフォンの長時間使用は日常的なものとなっています。これらのデバイスを長時間見続けることで、まばたきの回数が減少し、眼輪筋の活動が低下します。その結果、眼輪筋が衰え、目元のたるみやくまの原因となることがあります。
さらに、目を酷使することで眼精疲労が蓄積し、目の周囲の血行不良を引き起こします。血行が悪くなると、老廃物の排出が滞り、むくみやクマが生じやすくなるのです。これらの症状は、目元の印象を暗くし、老けた印象を与える要因となります。
環境の影響
眼輪筋の衰えには、環境要因も大きく関与しています。とくに、紫外線は肌の老化を促進する主要な要因の1つです。紫外線を日常的に浴びることで、皮膚のコラーゲンやエラスチンが破壊され、皮膚の弾力が低下します。その結果、目元の皮膚がたるみやすくなり、眼輪筋への負担が増加します。
また、乾燥した環境も目元の肌に悪影響を及ぼす点には注意が必要です。空気の乾燥は、皮膚の水分を奪い、乾燥による小じわやたるみの原因となります。
眼輪筋を鍛えるメリット
眼輪筋を鍛える主なメリットは、次の3点です。
- 目の下が若々しい印象になる
- 目の開きが良くなり表情が明るくなる
- クマやむくみが軽減する
それぞれについて解説します。
目の下が若々しい印象になる
眼輪筋を鍛えると、目のまわりのたるみを防ぎ、顔全体の引き締め効果が期待できます。とくに、下まぶたのたるみは「目袋」とも呼ばれ、周囲に老けた印象を与える原因の1つです。これらのたるみが改善されることで、顔全体の印象が若々しくなります。
目の開きが良くなり表情が明るくなる
眼輪筋を鍛えると、目をぱっちりと開きやすくなり、表情が明るくなります。表情が明るくなることで周囲に対して親しみやすさや信頼感を与え、コミュニケーションにおいても好印象を与える効果が期待できます。
クマやむくみが軽減する
眼輪筋を伸び縮みさせて動かすと、目の周囲の血行が促進されます。血行が良くなると、老廃物の排出がスムーズになり、目の下のクマやむくみの軽減が期待できます。クマやくすみの原因が血行不良にある場合、眼輪筋を鍛えて血流を促すことで目元の明るさを取り戻せるでしょう。
眼輪筋を鍛えるトレーニング
眼輪筋を鍛えるトレーニングとして、「まぶた開閉トレーニング」と「下まぶたリフトアップトレーニング」、「眼球回しエクササイズ」の3つを紹介します。
まぶた開閉トレーニング

まずは簡単にできるトレーニングで、眼輪筋を刺激してみましょう。目の下のたるみとまぶたの重なりが気になる人におすすめのエクササイズです。
- 力を入れて思いっきり目をギュッと閉じ、5秒間キープする。
- 力を抜いてパッと目を開ける。
- 1と2の動作を10回ほど繰り返す
眼輪筋をしっかり収縮させるためにも、目をギュッときつく閉じることを意識してトレーニングしてみてください。
下まぶたリフトアップトレーニング

このエクササイズは、下まぶたの筋肉を強化し、目の下のたるみやクマの改善に効果的です。
- 鏡の前に座り、顔の力を抜いてリラックスします。
- 目線を上に向け、上まぶたは動かさずに下まぶたをゆっくりともち上げます。(このとき、目を細めた状態になります。)
- 下まぶたをもち上げた状態で2秒間キープします。
- ゆっくりと元の状態に戻します。
- この動作を10回繰り返します。
目を細めた状態になったときに、目の周辺が疲れる感覚や、プルプルと震える感覚があれば眼輪筋をトレーニングできています。
眼球回しエクササイズ

眼球自体を動かすと、まわりの筋肉をほぐし、血流を促進できます。次の手順で眼球回しエクササイズを実践してみてください。
- 楽な姿勢で座り、顔を動かさずに目だけを動かします。
- まず、目線を上に向け、そのまま時計回りにゆっくりと1周させます。
- 次に、反時計回りも同様にゆっくりと1周させます。
- この動作を各方向5回ずつ繰り返します。
目が疲れてきたら、次のマッサージで眼輪筋をほぐしましょう。
眼輪筋ほぐし

眼輪筋をトレーニングした後は、眼輪筋をほぐしてリラックスさせましょう。
- 人差し指、中指、薬指の3本を眉頭の下にあるくぼみにあて、少しもち上げます。
- その状態で指を左右に小さく揺らします。
- 約10秒間を目安に行います。
- 左目も同じようにして行います。
眼輪筋のトレーニングとマッサージを組み合わせることで、より効果的に眼輪筋のゆるみをケアできます。
まとめ
今回は、眼輪筋の役割や衰える原因、鍛えるメリット、そして効果的なトレーニング方法について紹介しました。今回紹介したトレーニングを実践すると、目元のたるみや小じわといったお悩みを軽減し、若々しく明るい印象を手に入れることができます。ぜひ、日常生活に眼輪筋のトレーニングを取り入れ、継続して行ってみてください。いつまでも若々しく、魅力的な目元を保てる状態を目指していきましょう。
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