• 2019年1月22日
  • 2021年9月24日

片づけがスイスイ進む思考法

 

疲れがとれないまま過ごしていると、時間があっても部屋を片づける気になれないものです。しかし、雑然とした部屋で過ごすことは、ますます疲労が蓄積される原因にもなりかねません。今回は、片づけのモチベーションを上げるポイントについてご紹介します。

片づけは「願望」が決め手

これまでの私の口ぐせは「片づけないと……」という言葉でした。もともと整理整頓に対する意識が人一倍強く、完璧主義も裏目に出てしまい、納得のいく片づけができないことに常日頃からストレスを抱えていました。しかし、ここ最近、いろいろと新しい活動を始めるようになってから、片づけに対する意識を変えることが大切だと気づきました。

これまでは「片づけなければならない」という義務感が強かったのですが、今では「新しい未来に向けてパフォーマンスをあげていきたい」「できるだけ不要なストレスをためないようにしたい」という願望が片づけをする原動力となっています。つくづく、片づけというのは「義務感」ではなく、「願望」が大事だと思います。そんな私がこれまで試して効果があった片づけのポイントについてお伝えします。

片づけがうまくいくポイント・実践編

・とにかく急いで片づけたいときまずは散らかっている物をすべて見えない場所にしまい、目に見える部分だけでもキレイにしましょう。また、人を家に招くのも効果的。しかし、これはあくまでも一時的な対処です。目に見える部分が片づいたとしても、真の意味で片づいたことにはならないため、無意識のうちにストレスがたまってしまうことも。

・片づけそのものが面倒なとき多忙な毎日を過ごしているとつい「今日は疲れているから休みの日にやろう……」などと片づけを後回しにしがちです。そこで、本腰を入れて片づけをする必要があるときは、片づけをしたい場所に付箋などを貼り、片づけが完了した場所からはがしていくというようなルールを作ってみましょう。

たとえば、片づけたいタンスの引き出しなどに1枚ずつ付箋を貼っていくことで、「早く付箋をはがしてすっきりしたい」という思いから、片づけようとする気持ちが強くなります。

・捨てることにちゅうちょするとき「いつか使うかもしれない」と、なかなか物を捨てられないこともあると思います。私は極力、物を捨てたいタイプですが、それでも時折、捨てるのをちゅうちょすることがあります。

しかし、「たとえ捨てたとしても、本当に必要になったときには再び手に入る」「捨てることができないのは、将来必要な物が手に入ることを信じていない=自己信頼の欠如の証」ということを学んでからは、自分を信頼する力を高めるという意味でも捨てることへの迷いを断ち切るようにしました。

本当に自分が気に入った物だけを手元に残すことを徹底するようになって数年が経ちますが、物を捨てたことでとくに困った経験はありません。

年始の大掃除に本腰を入れて取りかかる方も多いと思います。これを機に、短時間でも少しずつ片づける習慣を身につけ、「片づけたくても片づけられないストレス」から解放されましょう。

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