「Thank you」すべての医療従事者の方々へ｜クラシコ

今はじっとしているのが正義。だけど「感謝の気持ちを伝えたい！」

NHKによる調査、報道によりますと、東京都内における新型コロナウイルス感染者のうち、医療関係者は14％にもあたるという数字が出されています。

今、現実に75年前に終戦した第2次世界大戦時以来となる「医療機器」が叫ばれる中、医療従事者ではない人たちにできることは、これ以上、感染を拡大しないためにも、むやみに外出せず、自宅で「じっとしていること」でしょう。

多くの方が現場で闘う医療従事者の皆さんにお礼を告げたい、感謝の気持ちを伝えたいところですが、直接、病院を訪ねたりしては本末転倒…。

そんな中、白衣メーカーとして知られるクラシコが、日々奮闘される医療従事者の皆さんに向けて「気持ちの面で少しでもサポートできることがあれば」と企画立案、スタートさせたのが、この特別サイト『Thank you to all medical workers』です。

普段、実用的でファッショナブルな白衣やスクラブなどの商品開発、販売を手がけるクラシコのHPは、医療従事者の皆さんが休息のひと時に閲覧したりする「憩いの場」でもあります。医療従事者の皆さんが「目にしやすい」という利点を生かしつつ、日常なかなか医療従事者の皆さんと接点を持つことができない方々からの感謝のメッセージを目にしてもらおうという企画です。

クラシコでは「世界中の医療現場に、人間的で、感性的で、直感的な革新を生む」という会社のミッションを掲げています。医療現場で使用するものである以上、商品にはまず「実用的であること」が最優先されますが、あえて同時に「人間的なものを忘れない」というのがクラシコ流でもあるそうです。

この特設ページを、何人の医療従事者の方々が閲覧するか？ などの計算はありません。終わりの見えない連日の激務により、時に心が折れそうになっている医療従事者の方が、たった一人でも元気を取り戻してくれたとしたら……。それだけでもクラシコの試みは大成功と言えるのではないでしょうか？

全国各地から続々と感謝のメッセージが集結

特設ページは「感謝メッセージ」と「私の感染予防対策」と2つのコーナーで構成され、「メッセージ投稿フォーム」からメッセージが応募できるようになっています。メッセージの応募を呼び掛けた数日の間に、想定数の2倍を超えるメッセージが集まり、現在100通以上のメッセージが公開されています。

などなど、全国各地から数々の感謝のメッセージが届けられています。

一般の方と医療従事者をつなぐハブに…

「一般の方と医療従事者をつなぐハブになれるのかな」と、サイト立ち上げについて話してくれたのは、クラシコのマーケティング 江村知也さん（以下、「」江村さん）。

SNSの発達で伝達の「手段」だけは多岐にわたっている昨今、ウイルスと同様に悪意が拡散していくのは素早く手に負えないものですが、善意や感謝の気持ちといったものは、なかなか相手に伝わりづらいものです。

そんな中、「感謝を伝えたい」の一念により、この企画をスタートさせたクラシコの実行力には敬服するしかありません。

「まだ医療従事者の皆さんの反応は見えていませんが、クラシコは一般の方と医療従事者をつなぐハブになれるのかなと感じており、本企画に限らず今後も取り組みを考えていきたいと思います。どこかの誰かのメッセージが、どこかの医療従事者にとって支えになるような、点と点をつなぐようなものになれば良いなと思ってます」

医療従事者の皆さんの頑張りによって、人類が新型コロナウイルス感染症を克服し、今度は医療従事者の皆さんへ直接、お礼と感謝の念を伝えることができる世の中がくることを心から願います。

文：ナースプラス編集部