生まれて間もない赤ちゃんには、「新生児微笑(しんせいじびしょう)」や「新生児黄疸(しんせいじおうだん)」など、さまざまな生理現象が起こります。今回紹介する医療漢字「溢乳」も、その1つ。一体何と読むのでしょうか?
「溢乳」を使った例文
「溢乳」が使われるのは、小児科や産婦人科の分野です。赤ちゃんが母親から母乳やミルクをもらっているときによく耳にします。
例文としては、
「赤ちゃんが溢乳をするのは胃の筋肉がまだ弱いからです」
「溢乳がみられても、びっくりしなくて大丈夫ですよ。ほとんどの赤ちゃんに起こります」
「溢乳がみられたら、窒息しないように上半身をしばらく起こしてあげてください」
などが挙げられます。それでは正解を見てみましょう!
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正解は「いつにゅう」でした!
意味は「乳児が授乳直後に少量の乳汁を口角からよだれのように出すこと」。一般的にはどの赤ちゃんにもみられる生理的な現象なので対処法を考える必要はありません。しかし、吐き出した母乳やミルクに血が混ざっていた場合は他の異常が考えられるため、医師に相談しましょう。
制作:TAC企画