病院ではさまざまな専門用語・略語が使われています。今回紹介する「アナムネーゼ」も医師や看護師さんがよく使う言葉。入院したら必ず患者さんにアナムネーゼが行われています。意味を一緒に考えてみましょう!
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新人看護師はもちろん、入院経験がある人も一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。医療現場では、「アナムネ」と略されて使われることが多いです。
「アナムネーゼ」を使った例文
「アナムネーゼ」が使われるのは、新しい患者さんが入院してきたとき。
例文としては、
「緊急入院の患者さんくるから、落ち着いたらアナムネとってきて」
「アナムネは看護計画や退院支援を考えるために必要だから、しっかりとってきてね」
「アナムネでとってきた情報は必ずカルテに残しておいてね」
などが挙げられます。
入院してきた患者さんに必ず行うことなので、入院経験のある方は知らず知らずのうちにアナムネされていたようですね。
それでは正解を確認してみましょう!
正解はこちら!
![](https://kango.mynavi.jp/contents/nurseplus/wp-content/uploads/2023/05/anamune2.png)
正解は「病歴・既往歴を聴取すること」でした!
具体的に「アナムネーゼ」で行われることは、家族構成やこれまで飲んでいた薬の情報、嗜好品、アレルギーの有無、予防接種歴、生活・歩行の自立度などの聴取です。医師が聴取することもありますが、看護師が「アナムネーゼ」をとるケースもあります。
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制作:TAC企画