肌が乾燥すると皮膚がかゆくなりやすいですが、かゆみの原因は他にもあります。今回紹介する「白癬」も、かゆみをもたらす病気の1つ。一体何と読むのでしょうか?
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「『皮膚糸状菌』というカビが原因で生じる感染症」のことで、「水虫(みずむし)」はその一種です。
「白癬」を使った例文
この漢字は、よく皮膚科で用いられる言葉です。
例文としては、
「白癬の診断方法には、KOH直接鏡検法が用いられる」
「白癬はかゆみの他に皮膚の皮がむける症状も見られる」
「爪が白く濁っている。白癬の可能性があると考えていいだろう」
などが挙げられます。
「癬」の読み方がわかればスッキリするはず。それでは正解を見てみましょう!
正解はこちら!
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正解は「はくせん」でした!
ちなみに「白癬」は、発症した部位によって名前が変わります。
頭部に発症した場合は「頭部白癬(しらくも・とうぶはくせん)」、顔に発症した場合は「顔面白癬(はたけ・がんめんはくせん)」、股やわきの下、下腹部など体の屈曲部に発症した場合は「頑白癬(いんきんたむし・がんせん)」と呼ばれます。併せて覚えておきましょう!
出典:「おさえておきたい看護用語 聞き言葉・略語・カタカナ語」(エキスパートナース編集部・編/照林社)
制作:TAC企画