• 2022年1月6日
  • 2024年10月21日

看護師の初任給は平均いくら? 1年目の手取り額やボーナス事情も紹介

 

「看護師の初任給はいくら? 」「ボーナスはもらえるの? 」など、新卒看護師の給料事情を知りたい方は多いでしょう。看護師の初任給やボーナスは、一般的な職業と比較して高めの水準にあるとされています。

この記事では、看護師の初任給を病院規模や設置主体、地域別で解説します。手取り額やボーナス支給額のほか、勤続年数によってどれほど給料がアップするのかもまとめています。初任給以外に就職先選びで注目するポイントも紹介しているので、看護師を目指す方はぜひ参考にしてください。

看護師の初任給

日本看護協会の「2023年病院看護実態調査報告書」によると、看護師の初任給は約27万円でした。ただし、新卒看護師の初任給は下記の通り、最終学歴によって異なります。

<看護師の初任給平均額>

大卒 274,752円
高卒+3年課程新卒 266,558円
(出典:日本看護協会「2023年病院看護実態調査報告書」

大学卒のほうが初任給平均額は高く、病院などによっては1~2万円程度の差がつく可能性もあります。ただし、高校・専門学校卒の初任給平均額も一般的な職種と比較すると、高水準です。労務行政研究所の「2024年度新入社員の初任給調査」によると、全職種における平均初任給は大学卒が約23.9万円、短大卒が約20.6万円、高校卒が約19.3万円でした。

看護師は国家資格を取得したうえで、医療分野の専門業務を担当する仕事です。看護師は入院患者さんや介護施設利用者さんの健康を守るなど責任ある業務を担当することも影響し、一般的な職種と比較して高い初任給を期待できます。

看護師の初任給の推移

2014~2023年の初任給平均額の推移は、下記の通りです。

<看護師の初任給平均額の推移>

大卒 高卒+3年課程新卒
2023年 274,752円 266,558円
2022年 271,730円 263,711円
2021年 267,440円 259,233円
2020年 270,292円 262,277円
2019年 271,381円 263,551円
2018年 273,854円 266,041円
2017年 271,694円 263,131円
2016年 269,788円 262,013円
2015年 270,806円 262,565円
2014年 270,200円 262,074円
(出典:日本看護協会「日本看護協会調査研究報告シリーズ」
※2019年以前のデータは予定初任給

過去10年の初任給平均額は、大学卒と高校・専門学校卒ともに大きな変動は見受けられません。社会情勢の影響を受けて2021年には初任給が一旦下がったものの、2022年や2023年には回復しています。

少子高齢化による労働力の減少や医療従事者不足によって看護師をはじめとする医療従事者に対する需要は、非常に高い状況です。日本看護協会では2024年も看護師の処遇改善に向けて取り組んでいることもあり、初任給の水準は今後、より向上する可能性もあります。
(出典:日本看護協会「看護職員の処遇改善に向けて」

4月の給与が低いケースもある

職場によっては、初任給である4月の給与が平均の半分以下など非常に低いケースもあります。4月の初任給が低い理由には、「締め日」が大きく関係します。

締め日を毎月10日や15日などに設定している場合、4月に入社した新卒看護師は実際に出勤した4月1日~4月10日/15日までの給与しか振り込まれません。そのため、初任給が非常に低くなります。

さらに、新卒看護師の場合、入職してすぐの4月から夜勤をすることはほぼありません。多くの医療機関では、日勤業務に慣れた後の5、6月に夜勤を始めるのが一般的です。夜勤がなければその分夜勤手当も受け取れないため、たとえ締め日が月末であっても想像していたほどの初任給は得られないでしょう。

看護師の初任給の手取り額

看護師の初任給の手取り額

前述した看護師の初任給は額面で、社会保険料や所得税などを引いた後の手取り額とは異なります。一般的に手取り額は額面の約8割といわれるため、実際に就職した後に自身が受け取れる初任給は、下記の金額程度でしょう。

<看護師の初任給平均手取り額>

大卒 219,801円
高卒+3年課程新卒 213,246円
(出典:日本看護協会「2023年病院看護実態調査報告書」

新卒看護師は学歴にかかわらず、初任時から手取り額で21万円程度以上を期待できます。手取り額で21万円程度あれば一般的には無理なく一人暮らしができ、計画的に支出をコントロールした場合、一定の貯金も可能です。住宅手当や通勤手当の支給される就職先を選択すれば生活費を抑えられ、比較的余裕のある生活も期待できます。

ただし、看護師の初任給の水準は、就職先によって変動する点には注意しましょう。手取り額で21万円程度以上を希望する場合には病院の規模や働く地域にこだわり、初任給の高い就職先を探してください。

看護師の給料から差し引かれるもの

看護師の給料から差し引かれるものには、主に「税金」と「社会保険料」が挙げられます。

【税金】

所得税

毎月の所得に対して発生する国税

住民税

前年度(6月から5月まで)の所得に対して発生する地方税

【社会保険料】

健康保険料

けがや病気などでの通院・入院を保障する医療保険の費用
職場と看護師自身が半々で負担する

介護保険料

介護保険の費用
40歳以上の勤労者は全員介護保険の被保険者となり、毎月の給料から介護保険料が差し引かれる

雇用保険料

失業時の生活安定や再就職促進のために、失業給付金などを受け取れる保険制度の費用
負担率は職場によって異なり、勤務先が7割程度、看護師自身が3割程度となる傾向にある

厚生年金保険料

定年退職後の年金や障害年金、遺族年金を受け取るための保険の費用
職場が厚生年金を適用している場合は、毎月の給料から厚生年金保険料が差し引かれる
職場と看護師自身が半々で負担するのが基本

社会保険料で挙げた4つの項目は、給与明細で「社会保険料」などとひとくくりに表記されることもあります。

また、新卒看護師は前年度の所得がないため、初任給から住民税が差し引かれることはありません。住民税が発生する2年目以降は、手取り額がやや下がる可能性があることも覚えておきましょう。

基本給に加算されるもの

看護師の給料は、基本給に加えて「各種手当」が加算されます。具体的な手当項目は、下記の通りです。

資格手当

看護師免許・准看護師免許・助産師免許など、保有資格に対して加算される手当

職能手当

看護師の能力次第で加算される手当
「専門看護師」や「認定看護師」の資格を保有し、専門分野で活躍する看護師によく加算される

夜勤手当

夜勤をした看護師に対して、夜勤をした日数・時間から概算して加算される手当

役職手当

看護師長や主任、チームのリーダー看護師など、役職に就いた看護師に対して加算される手当

交代勤務手当

不規則かつやや負担の多い交代勤務をした看護師に対して加算される手当
職場によって、交代勤務手当の有無は異なる

通勤手当

公共交通機関や自家用車などでの通勤にかかる費用として加算される手当
上限金額を定めている職場も多々ある

住宅手当

看護師が入居している部屋の家賃に充てる費用として加算される手当
職場によって、住宅手当の有無や条件、金額は異なる

家族手当

配偶者や子どもなど、扶養家族のいる看護師に対して加算される手当
「扶養手当」とも呼ばれる

手当の項目が多ければ多いほど給料に加算される金額が増えるため、十分な手取り額を得ることが期待できます。

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病院の規模が大きいほど看護師の初任給は高い

病院の規模が大きいほど看護師の初任給は高い

看護師の初任給は手取り額で21万円程度以上を期待できるとはいえ、実際には勤務する病院などの規模により、給料水準が変化します。日本看護協会が公表した病床規模別の初任給平均額は、下記の通りです。

病床規模 大卒 高卒+3年課程新卒
99床以下 268,265円 260,415円
100~199床 272,320円 265,219円
200~299床 274,566円 266,325円
300~399床 282,470円 272,834円
400~499床 284,818円 274,907円
500床以上 285,528円 276,437円
(出典:日本看護協会「2023年病院看護実態調査報告書」

病床規模500床以上と99床以下の病院の初任給平均額は、大卒の場合で1.7万円程度、高卒・専門学校卒の場合で1.6万円程度の差がついています。基本的には学歴にかかわらず、大規模な病院などに就職するほど高い初任給を期待できるでしょう。

ただし、2022年と比較すると、病床規模や学歴を問わず全体として初任給が上昇している傾向があります。今後、少子高齢化がより進行して看護師の需要が高まると、病床規模に関係なく初任給が上がる可能性もあるでしょう。

設置主体によっても初任給は異なる

設置主体によっても初任給は異なる

病院の形態には厚生労働省や国立大学などが開設した「国立」、都道府県や市町村などが開設した「公立」のようにさまざまな種類があり、初任給は変化します。日本看護協会が公表した設置主体別の初任給平均額は、下記の通りです。

設置主体 大卒 高卒+3年課程新卒
国立 283,065円 271,430円
公立 277,067円 266,969円
日本赤十字社 285,104円 275,480円
済生会 281,700円 272,118円
厚生連 266,801円 254,126円
その他公的医療機関 279,616円 272,069円
社会保険関係団体 282,874円 274,393円
公益法人 273,694円 266,219円
私立学校法人 293,243円 284,309円
医療法人 271,750円 264,727円
社会福祉法人 280,230円 273,147円
医療生協 254,631円 248,830円
会社 276,550円 264,996円
その他の法人 276,832円 268,821円
個人 270,221円 265,333円
(出典:日本看護協会「2023年病院看護実態調査報告書」

最も初任給が高い設置主体は私立学校法人で、大卒の場合には293,243円とすべての主体の平均額と比較すると、1.9万円程度の差がついています。高卒・専門学校卒の場合も284,309円と、すべての主体の平均額と比較して、1万円程度高い水準です。

ただし、設置主体の選択により、看護師としてのキャリアプランや習得できるスキルは変化します。後悔しない就職先を選択するためには初任給以外の要素も考慮して、自身に合う職場を検討しましょう。

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看護師の初任給には地域差がある

看護師の初任給には地域差がある

看護師の初任給平均額には病床規模や設置主体以外に、働く地域の選択が影響します。日本看護協会が公表した都道府県別の初任給平均額を参考にして、地域差の詳細を把握しましょう。

都道府県 大卒 高卒+3年課程新卒
北海道 268,148円 260,525円
青森県 262,317円 255,432円
岩手県 264,689円 254,428円
宮城県 267,316円 258,691円
秋田県 261,538円 252,564円
山形県 260,607円 251,520円
福島県 260,716円 249,929円
茨城県 277,074円 266,433円
栃木県 280,537円 275,806円
群馬県 272,450円 267,369円
埼玉県 281,743円 275,018円
千葉県 299,782円 291,444円
東京都 296,939円 289,069円
神奈川県 297,092円 289,930円
新潟県 264,781円 256,828円
富山県 262,971円 252,062円
石川県 266,766円 257,044円
福井県 279,403円 270,347円
山梨県 261,485円 254,081円
長野県 263,341円 254,734円
岐阜県 268,412円 259,892円
静岡県 291,974円 285,066円
愛知県 284,767円 276,614円
三重県 277,418円 268,979円
滋賀県 278,433円 272,303円
京都府 281,216円 272,033円
大阪府 287,237円 281,129円
兵庫県 282,278円 275,542円
奈良県 288,989円 283,710円
和歌山県 271,206円 257,427円
鳥取県 249,166円 242,242円
島根県 265,151円 258,717円
岡山県 269,160円 261,761円
広島県 266,343円 258,059円
山口県 264,492円 254,851円
徳島県 267,718円 259,053円
香川県 265,952円 252,727円
愛媛県 251,281円 245,952円
高知県 254,620円 245,245円
福岡県 260,032円 253,087円
佐賀県 263,559円 258,033円
長崎県 253,819円 246,109円
熊本県 257,393円 247,890円
大分県 255,897円 249,080円
宮崎県 247,880円 236,732円
鹿児島県 255,397円 245,227円
沖縄県 268,192円 256,788円
(出典:日本看護協会「2023年病院看護実態調査報告書」

初任給が最も高い都道府県は千葉県で、大卒は299,782円、高校・専門学校卒は291,444円が平均と、看護師全体のデータをいずれも2~3万円程度上回っています。東京都・神奈川県・大阪府なども、比較的初任給平均額が高い都道府県です。

看護師に限ったことではないものの、求人の絶対数が多い都市部では人材の採用難易度が高いため、待遇の良い求人を探しやすい傾向があります。居住地域で希望の待遇を満たす求人が見つからない場合には、都市部で働くキャリアを検討する方法も一案です。

ただし、地方都市にも待遇の良い求人は存在します。上記はあくまでも平均値であることを念頭に置いて、後悔しない就職活動を行いましょう。

看護師の給料事情

看護師の給料事情

ここまで、新卒看護師の平均初任給額は約26万~28万円であり、病院規模や地域によっても大きく異なることを説明しました。

しかし、初任給だけを見て職場を決めることはおすすめしません。給料を重視して就職先を選ぶなら、看護師のボーナス・手当・経験年数ごとの平均年収など、より具体的な給料事情もある程度把握しておくことが大切です。

次に、看護師の給料事情を紹介します。

ボーナスは1年目からもらえる?

就職先によっては、1年目からボーナスが支給される可能性もあります。厚生労働省の「令和5年賃金構造基本統計調査」によると、1年目(経験年数0年目)の看護師のボーナス平均支給額は131,800円でした。前年度のボーナス平均支給額は93,100円であるため、3万円以上も上がっています。
(出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」
(出典:厚生労働省「令和4年賃金構造基本統計調査 職種(小分類)、年齢階級、経験年数階級別所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)」

ただし、賃金構造基本統計調査では、6月分の給料に関して調査したデータを公表しています。6月末時点では1年目の看護師がボーナスの支給対象に含まれていないケースも多く、上記の数字は、実情よりも低くなっている可能性が高い点には注意しましょう。
(出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」

また、ボーナスの支給額や支給条件は、就職先の方針によって変化します。1年目の支給額が低いもしくは支給されない就職先の場合、2年目以降に大幅なボーナスアップを期待できる可能性もあるため、長い目で見た判断を行うことも必要です。

夜勤手当が高収入につながる

夜勤手当は、看護師の受け取る各種手当のなかでも特に支給額の大きな手当にあたります。夜勤手当の相場は三交代制と二交代制で異なり、それぞれの平均支給額は、下記の通りです。

三交代制:準夜勤 4,234円
三交代制:深夜勤 5,199円
二交代制:夜勤 11,368円
(出典:日本看護協会「2023年病院看護実態調査報告書」

三交代制の準夜勤とは主に夕方16時前後から深夜1時前後までの時間帯に働くこと、深夜勤とは主に夜22時前後から翌朝8時前後まで働くことです。二交代制の夜勤は夕方16時前後から翌朝8時前後まで働くケースが多く、勤務時間の長さを理由に通常、多くの夜勤手当を受け取れます。

三交代制・二交代制の平均夜勤回数は、下記の通りです。

三交代制:準夜勤 7.5回
三交代制:深夜勤
二交代制:夜勤 4.9回
(出典:日本看護協会「2023年病院看護実態調査報告書」

上記をもとに1か月あたりの夜勤手当の平均支給額を計算すると、三交代制の場合で3.2万~3.9万円程度、二交代制の場合で5.6万円程度となります。

看護師の給料はどのくらいアップする?

厚生労働省が「令和5年賃金構造基本統計調査」で公表しているデータをもとにした看護師の勤続年数別給料水準は、下記の通りです。

勤続年数 平均月収 年間賞与など 年収
1年未満 26万600円 13万1,800円 325万9,000円
1~4年 28万1,600円 69万2,400円 407万1,600円
5~9年 30万300円 77万1,600円 437万5,200円
10~14年 31万3,900円 86万1,200円 462万8,000円
15年以上 34万8,600円 103万6,200円 521万9,400円
(出典:厚生労働省「令和5年賃金構造基本統計調査」

勤続年数1年未満の新人看護師と15年以上のベテラン看護師とでは、平均年収で196万円程度の差がついています。看護師は、給料の決まり方は職場によって異なるものの、基本的には勤続年数を重ねるほど段階的な昇給が期待される職業です。一定の経験を積み、看護技術を磨いた後は役職者へのステップアップを目指すことで、一層の昇給も期待できます。

なお、上記は、残業手当のように超過労働に対して発生する手当を除く「所定内給与額」をもとに計算した給料水準です。実際には、上記を超える給料を得られる可能性が高いことを意識しておきましょう。

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看護師が初任給以外に就職先選びで注目するポイント

看護師が初任給以外に就職先選びで注目するポイント

初任給は、就職先選びにおいて重要な項目です。とはいえ、給料の良さだけで就職先を選ぶと、就職後に後悔する恐れがあります。

納得のいく給料を得ながらストレスなく働き続けるためにも、初任給以外に注目すべきポイントを知っておきましょう。

教育制度

看護師が給料アップをするには、知識や経験を身につけることが重要です。

新卒看護師が効率的に知識と経験を身につけるには、充実した教育制度や先輩看護師からのサポートが欠かせません。教育制度や体制が整っていなければ、結果として収入アップへの道が遠回りになる可能性があります。そのため、教育制度の充実度はしっかりチェックしておきましょう。 

勤務形態

病院に勤める看護師の勤務形態は、一般的に二交代制と三交代制があります。

二交代制は、勤務パターンが2つなので生活リズムを整えやすいのが特徴です。しかし、夜勤の拘束時間が長く、身体への負担がかかりやすい勤務形態といえるでしょう。一方、三交代制は夜勤の拘束時間が短く体力的負担は少ないですが、生活リズムを整えにくいというデメリットがあります。

二交代制と三交代制には、それぞれメリット・デメリットがあります。そのため、各勤務形態の特徴を把握したうえで、自身に適した勤務形態で働ける病院を選ぶことが大切です。 

離職率

どれほど給料条件が良くても、働き続けられる職場でなければ意味がありません。

職場環境が悪く離職率の高い病院は、人材確保のために高い給料を提示している場合もあります。給料だけに目を向けず、離職率もチェックしておきましょう。

福利厚生

給料の高さは、看護師に限らずすべての職種において大切なポイントです。しかし、単純に基本給が高いというだけで仕事を続けていける方は一握りでしょう。

給料も当然大切ですが、ライフステージが変わっても働き続けるためには、「福利厚生がしっかり整っているか」という点にも注目しておく必要があります。

福利厚生とは、雇用主が社員に対し、基本給に加えて手当・報酬を支給する制度の総称です。通勤手当や住宅補助制度、さらに家族手当は企業が社員の生活やキャリアを充実させるために任意で設ける法定外福利厚生であり、この法定外福利厚生が充実しているかどうかがカギとなります。

福利厚生が充実している職場は、結婚・妊娠・出産・育児などライフステージの変化に応じて手当・報酬が支払われるため、モチベーションを保って働き続けられるでしょう。

なお、どのような福利厚生が整っているかは職場によって細かに異なるため、あらかじめ「自分が求める福利厚生」を明確にしたうえで求人を探し始めることが一案です。

職場の規模や看護師の人数

職場の規模や働く看護師の人数によって、携わる業務範囲は大きく異なります。職場の規模が大きい・看護師の人数が少ないほど業務範囲は広くなり、反対に規模が小さい・看護師が多い職場は任される業務の範囲が狭まるといえるでしょう。

業務範囲が広がれば、その分多くの経験ができる一方で、業務負担は大きくなることに注意が必要です。

特に、大規模病院は研修制度が充実しており、高い看護スキルをスピーディーに習得できるものの、急変対応に追われる・オールラウンドで業務に取り組む必要があるなどして、ときには夜勤が続くことも珍しくありません。

就職後のミスマッチを防ぐためにも、「自分が目指す看護師像」と「理想の働き方」をあらかじめ明確にしたうえで、適切な規模・看護師数の職場を選ぶとよいでしょう。

人間関係

看護師は、チームの一員として常にほかの看護職員や多職種と連携しながら仕事に取り組みます。単独作業はほとんどなく、業務を円滑に回すためには周囲のスタッフとの協力が欠かせません。そのため、人間関係がよいかどうかは看護師の働きやすさを大きく左右する重要な要素といえるでしょう。

人間関係が良好で風通しのよい職場であれば、密な多職種連携がスムーズとなります。それだけでなく、仕事をするうえで困ったことがあればすぐ相談できる環境がすでに構築されているため、心身的な負担を感じることも少ないでしょう。

とはいえ、求人票だけで職場の人間関係を見極めることは困難です。そのため、まずは職場見学をするとよいでしょう。職場見学の際は、「優しく声をかけてくれる看護師がいるか」「患者さんと看護師や看護師同士の雰囲気は良好か」といったポイントをしっかり見ておくことが大切です。

まとめ

2023年度における新卒看護師の初任給額は大卒が約27万円、高卒+3年課程卒が約26万円で、手取りにすると約21万円です。看護師は世間一般的に見て、初任給の高い職業だといえるでしょう。しかし、働く病院の規模や地域によっても初任給額は異なります。

確実な給料アップを目指すためには、病院の教育制度や勤務形態、離職率などの細かな情報をチェックしておくことも重要です。

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※当記事は2024年8月時点の情報をもとに作成しています

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