新しい職場で働く1日目、第一印象はこれからの職場生活の明暗を分けるといっても過言ではありません。「どうすればいい印象を与えられるのだろう……」と、緊張や不安でいっぱいになってしまうこともあるかと思います。今回は、復職1日目から好印象をもたれるためのポイントをご紹介します。
第一印象はあいさつで決まる!
復職1日目に好印象を与えるポイントは、ずばり「あいさつ」です。久々の職場への緊張から表情がこわばっているかもしれないので、職場に入る前に深呼吸をしたり、顔の筋肉を動かしたりして、自然な笑顔をつくれるようにしておきましょう。
あいさつは、笑顔とハキハキとした声で行いましょう。恥ずかしそうに下を向いていたり、小さな声であいさつをすると、自信がなく暗い印象を与えてしまいます。
また、新人看護師ではありませんから、元気いっぱい! というよりは、落ち着いたあいさつのほうが好感がもてます。声のトーンなど工夫してみましょう。「休職していたぶん頑張ります」という気持ちを伝えてみるのも、好印象につながりますよ。
復職先の看護師は、復職してきたあなたがどんな人物であるか、冷静に観察しています。まずは職場に受け入れてもらうことが大切なので、看護経験者として少しの余裕と自信、そして「いろいろとご指導お願いします」という謙虚な姿勢の言葉をつけると、好印象を与えるあいさつになるでしょう。
見た目の印象も大切!
あいさつと同じくらい印象に強く残るのが、「見た目」です。表情はもちろん、髪型・清潔感も今後の人間関係に大きな影響を与えるポイントになります。
髪型はなるべくまとめ、長い場合はお団子にするのがベストです。また、お化粧はナチュラルメイクを心掛け、口紅もなるべく薄づきのものがよいでしょう。
復職時に忘れがちなポイントが「爪」です。患者さんに触れるのはもちろん、ゴム手袋を頻繁に使用するので、爪は短くすることが鉄則です。とくに看護師は手をよく見られるので、爪の伸ばしすぎには気をつけましょう。
服装は、シンプルな形で落ち着いた色の服をおすすめします。派手な色合いや個性的な服は、極力控えましょう。また、スーツのような決まりすぎた服装は逆に目立ってしまうので、柔らかい印象を与えるような私服がいいでしょう。
早く覚えたいオーラ全開で!
復職1日目、絶対に持っておきたいアイテムは「メモ帳」です。休職中に業務内容は大きく変化していることが多いため、基本のこと以外は一度リセットしておきましょう。今後は、「どんどん新しい知識や技術を身につけていく」という気持ちを持つことが大切です。 やる気を感じられない看護師は「仕事ができない」というレッテルを貼られてしまいがち。そんなことにならないためにも、1日目から「一生懸命覚えたい」という姿勢で、必死にメモを取る姿を印象づけることが大切なのです。 「やる気」は心の中で思うより、態度で見せることで相手にも伝わりやすくなります。積極的な姿勢も必要ですから、説明を聞いているだけでなく、疑問点は自ら質問してみましょう。
復職1日目はあっという間に時間が過ぎます。業務が終わり、帰る際には、周囲の看護師全員に伝わるよう「本日はありがとうございました。明日もよろしくお願いします」というあいさつを忘れずに。きちんとしたあいさつで締めくくれば、看護師復帰1日目は成功です!
復職してまだ1日目、されど1日目……。好印象を与えることは今後の働きやすさにつながり、人間関係の構築にも大切な要素になります。今回ご紹介したポイントをおさえ、復職1日目に臨んでみてくださいね。