• 2023年7月7日
  • 2023年7月18日

コロナ拡大「第9波」との判断が妥当、日医~高齢者への感染防ぐための対応を呼び掛け

 
7月5日、日本医師会の釜萢敏常任理事は新型コロナウイルス感染症について、「全国で感染が徐々に増えていく状況は変わらない」と述べました。コロナ患者報告数は1カ月前の第21週(5月22-28日)と比較してほとんどの地域で増えたことを指摘しており、感染拡大の「第9波」に入ったと判断するのが妥当だとの認識を示しました。

日本医師会の釜萢敏常任理事は5日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染症について、「全国で感染が徐々に増えていく状況は変わらない」と述べ、感染拡大の「第9波」に入ったと判断するのが妥当だとの認識を示した。【兼松昭夫】

新型コロナの定点医療機関からの患者報告は、沖縄、鹿児島、熊本などで増えていて、釜萢氏は、第25週(6月19-25日)の報告数を1カ月前の第21週(5月22-28日)と比べると、ほとんどの地域で増えたことを指摘した。

中でも沖縄からの報告はこの間にほぼ4倍に増えていて、釜萢氏は「第8波」のピークを迎えて医療が逼迫した1月の規模を上回るという見方を示した。

さらに、沖縄や九州以外に東京や大阪などでも、「(患者報告が)じわじわと増えてくる状況がみられる」と指摘した。

釜萢氏はその上で、高齢者や基礎疾患がある人など重症化するリスクが高い人に感染が広がるのを防ぐための対応を呼び掛けた。


出典 :医療介護CBニュース