人と並んで写真を撮ったときに、自分の顔が大きくてショックを受けた経験はありませんか? 結婚式や同窓会などの大事なイベントの前に、「一瞬で小顔になれたらいいのに」なんて思ったことがある方も、いらっしゃるかもしれません。
この記事ではそんな方のために、顔に脂肪がついてしまう原因と、いますぐできる顔痩せマッサージや効果的な筋トレ方法を紹介します。「いまさら小顔になれるわけがない」と諦めてしまう前に、まずは実践してみてください。きっと効果を実感できますよ!
顔が大きく見えてしまう理由
顔が大きく見える最大の理由は脂肪です。顔痩せするには、顔に脂肪がついてしまう理由を知ることが大切です。顔が大きく見える主な原因と、脂肪がつく理由を挙げるので、自分の場合はどれにあたるのか確認しましょう。
①むくみ
脂肪がついていないのに顔が大きく見える場合、その原因は、むくみです。塩分や水分の摂りすぎ、冷えや運動不足による血行不良などがむくみを招きます。
むくみと脂肪の違いは以下の通りです。
- むくみ…フェイスラインや頬、目のまわりに発生しやすく、マッサージで改善しやすい
- 脂肪…あごやあご下、首まわりにつきやすく、マッサージをしてもすぐに変化はない
むくみが、そのまま脂肪になるわけではありません。しかし、むくみは、代謝が低下して老廃物がたまりやすくなっているシグナルです。むくみを放置すると脂肪がつきやすくなるため、マッサージなどでケアする必要があります。
②筋肉の衰え
顔の脂肪に、筋肉の衰えが関係している場合があります。顔の筋肉が衰えると脂肪を支えきれなくなり、たるみが生じて余分な脂肪がつきやすくなります。
近年はマスク生活やリモートワークなどによって、表情筋を動かす機会が減りました。顔の表情筋は意識して動かさないと衰てしまうので、顔痩せのためには表情筋トレーニングやマッサージなどを行って、顔の筋肉の衰えを防ぎましょう。
③ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れも顔に脂肪がつきやすくなる原因の1つです。女性ホルモンの「エストロゲン」は、皮膚にうるおいや弾力を与えるコラーゲンの産生を助ける働きがあります。また皮下脂肪を増やして女性の体に丸みをもたせるとともに、脂肪が過剰にならないよう抑制しています。ホルモンバランスが乱れてエストロゲンが減少すると、皮膚の弾力が低下し、たるみが生じたり脂肪がついたりする原因になります。
リンパが流れるリンパ管は、体の中の余分な水分や老廃物、毒素などの不要なものを流す場所。「体の中の下水管」でといえばわかりやすいでしょうか。
リンパが滞ると、体内に余分な老廃物や水分がたまってしまうため、細胞に必要な栄養素や酸素が行き届かなくなり、代謝機能が低下します。すると、太りやすくなったり、血流が悪くなったりして体が冷え、最終的に顔にも脂肪がつきやすくなります。
特に、フェイスラインから耳下にかけてのリンパは、詰まりやすいので要注意。後述するマッサージで、リンパの流れをよくして代謝を上げ、顔に脂肪がつくのを予防しましょう。
④リンパの滞り
リンパの滞りが、顔に脂肪がつきやすくなる原因になる場合があります。リンパの流れの悪さは体内に老廃物や余分な水分が蓄積する原因の1つです。そのため、細胞に必要な栄養素や酸素が行き届かなくなり、代謝機能が低下します。結果、血流が悪くなって冷えやすくなり、顔にも脂肪がつきやすくなります。
とくにフェイスラインから耳下にかけてのリンパは詰まりやすいので注意が必要です。後述するマッサージでリンパの流れをスムーズにし、代謝を上げて顔に脂肪がつくのを防ぎましょう。
⑤睡眠不足
睡眠不足でも、顔に脂肪が付きやすくなる場合があります。睡眠時間が不足すると体内に水分や老廃物がたまりやすくなり、顔にも脂肪がつきやすくなります。また、睡眠不足が続くと基礎代謝が低下し、同じ量の食事でも脂肪を蓄積しがちです。
さらに睡眠不足には、食欲を抑制するホルモン「レプチン」の分泌量を減少させ、食事の量が増えやすくなるデメリットも。摂取エネルギーが消費エネルギーより過剰になると脂肪がつきやすくなります。
顔痩せマッサージ6選
ここからは、顔痩せ効果を早く実感したい方に、おすすめのマッサージを紹介します。
脂肪はすぐに落とせません。しかし、むくみはマッサージによって短時間で解消できます。そして、むくみ対策を日々行えば、脂肪の蓄積を予防でき、結果的に顔痩せにつながります。ぜひ毎日続けてみてください。
なお、マッサージは「小顔対策」「ほうれい線対策」という具合に、顔の悩み別に6種類をピックアップしました。顔全体を早く引き締めたい方は、1番目から6番目まで、順番にすべて行うのがおすすめです。
小顔対策:顔痩せマッサージ
① | 両手を頭頂部に乗せます。 |
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② | 指の腹で、頭皮をつかみ上げるようにゆっくりマッサージします。これを5秒間行いましょう。 |
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③ | 手の位置を少しずつずらしながら、耳のすぐ上まで5箇所ほどを、②の要領でマッサージします。 |
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ほうれい線対策:顔痩せマッサージ

① | 両手の人さし指を小鼻の横にしっかりと当て、少し強めの圧をかけながら上下に5回揺らします。 |
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② | ①を5セット行ったら、最後に3秒間かけてゆっくり押し上げ、人さし指をそっと離します。 |
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山本 香奈さん
頬肉対策:顔痩せマッサージ

① | 小鼻の横(頬骨の下あたり)に中指と薬指を当て、肌を少し押し上げるように指圧します。このとき、指が骨に当たらないように注意しましょう。 |
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② | 指の位置を少しずつずらしながら、①の要領で耳下までマッサージします。 |
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山本 香奈さん
顔のゆがみ対策:顔痩せマッサージ
① | 手根(手のひらのつけ根部分)を頬骨のすぐ下に当てます。 |
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② | 頰骨を上に押し上げるイメージで圧をかけましょう。これを5回行います。 |
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フェイスラインのむくみ対策:顔痩せマッサージ


① | 中指と人さし指を第一関節で曲げ、フェイスラインを挟みます。 |
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② | 指に少し力を入れたまま、あごから耳下に向かってすべらせます。 |
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③ | 耳下まで指をすべらせたら、耳たぶのすぐ裏にあるくぼみを人さし指で指圧します。①~③を5セット行いましょう。 |
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リンパのつまり対策:顔痩せマッサージ



① | 最後は、頭皮のかきあげマッサージです。前髪の生え際あたりに、両手の指の腹をしっかり当てて、圧をかけます。 |
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② | 指に力を入れたまま、髪をかきあげるイメージで後頭部へとすべらせます。 |
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③ | 後頭部まですべらせたら、首筋を上から下に向かって親指で指圧します。①~③を5セット行いましょう。 |
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顔痩せに効果的な筋トレ方法2選

顔痩せに効果的な筋トレを2種類紹介します。すべて実行する必要は無く、やりやすいものから試してください。すきま時間を活用して、継続できると良いですね。
あいうえお体操
あいうえお体操は表情筋を鍛え、フェイスラインの引き締めに効果がある筋トレです。普段より大きく、顔全体を動かすのがポイントです。手順を紹介しますので、1日に3セット程度行いましょう。
- 口を大きく開けて「あ」の形のまま5秒間キープします。
- 口を横に広げ、口角を上げて「い」の形のまま5秒間キープします。
- 口をすぼめて前に突き出し「う」の形のまま5秒間キープします。
- 口を横に広げて「え」の形のまま5秒間キープします。
- 口を丸くして「お」の形のまま5秒間キープします。
舌まわし体操
顔の筋肉以上に。普段、舌を使う機会は少ないものです。舌のトレーニングを行うと口まわりや頬、あご下などの筋肉を刺激し、顔まわりの脂肪が落ちやすくなります。最初は2秒間で1周のペース、慣れてきたら3秒間で1周のペースで回します。20回がきつい場合は、少ない回数から徐々に増やしていきましょう。
- 口を閉じて唇と歯の間に舌を入れます。
- 左上から右上、右下、左下の順に歯茎の外側に沿って舌を動かします。(20回程度)
- 2と反対向きに20回程度繰り返します。
顔痩せを目指す人におすすめのグッズ
マッサージや筋トレに加えて、顔痩せに効果のあるグッズを併用すれば、より顔痩せが期待できるでしょう。顔痩せに使えるおすすめグッズを紹介します。
美顔ローラー
美顔ローラーとは、コロコロと転がして顔をマッサージする器具です。血行を促進し、老廃物の流れを良くします。複数の形状がありますが、フェイスラインに使用する場合はY型やダブルタイプが適しています。比較的値段も手ごろなので、手軽にケアしたい方におすすめです。
かっさプレート
「かっさ」とは、専用の板を使って肌をすべらせ、滞っている血液やリンパの流れを促進し、老廃物を流しやすくする器具です。この専用の板が「かっさプレート」です。かっさプレートは全身に使えますが、顔に使うものはコンパクトなタイプがおすすめです。顔に使う場合は内から外、下から上に向かってすべらせます。肌を傷つけないように、すべらせる場所にはクリームやオイルをつけておき、力を入れすぎないように注意しましょう。むくみが気になる方におすすめです。
小顔ベルト
小顔ベルトとは、顔のラインに沿って装着するベルトで、フェイスラインの引き締めやリフトアップが期待できます。頭を固定するタイプやベルトタイプ、マスクタイプなど、さまざまな形状が販売されています。装着するだけで簡単に使用できるので、家事やテレビの時間を使った「ながら美容」したい方におすすめです。
口にくわえる小顔グッズ
顔痩せを目指すグッズには、口にくわえて表情筋のトレーニングができるグッズもあります。口に加えて息を吸ったり吐いたりするタイプもあれば、重りのついたバーを口にくわえて上下に振るタイプなど、トレーニング方法もさまざまです。表情筋をしっかり鍛えたい人は、自分が使いやすいタイプを選んで使ってみてはいかがでしょうか。
顔痩せには生活習慣の改善も重要

前項で紹介したマッサージを日々行えば、むくみを解消でき、脂肪がつきにくい状態を手に入れることができます。ただし、小顔をキープしたいのであれば、生活習慣そのものを見直すことも大切です。
まずは、普段から表情筋を意識して使うようにしましょう。人と会話するときは顔全体の筋肉を動かすようにすると、むくみや脂肪の蓄積を予防できます。仕事や家事の合間に、口を「あいうえお」の形に思い切り動かすのもおすすめです。
食事は減塩を心がけると、むくみの予防・改善につながるでしょう。加えて、姿勢にも注意が必要です。姿勢の悪い状態が続くと、血行不良、筋肉の衰え、冷え、むくみなどを招き、脂肪もつきやすくなります。1日に何度か自分の姿勢をチェックして、正す習慣を身につけてください。仕事中は、1時間ごとに10分ほど休憩し、ストレッチをすると効果的です。
普段から適度な運動ができれば理想ですが、運動の時間をつくるのが難しいという方も多いはず。そうした方は、エレベーターやエスカレーターではなく、でるだけ階段を使うようにしてみましょう。
ほんの少しだけ体を動かすように意識したり、生活習慣をちょっと変えたりするだけで、体も顔も着実に変化します。まずはできることから、毎日の生活に取り入れてみましょう。
まとめ|顔痩せマッサージと筋トレで小顔を手に入れよう
顔に脂肪がつく原因には、むくみ、筋肉の衰え、ホルモンバランスの乱れ、リンパの滞り、生活習慣の乱れなどが挙げられます。ついてしまった脂肪を1日で落とすのは困難ですが、今回紹介したマッサージやトレーニングを続けれていれば、顔のむくみや脂肪の蓄積予防につながります。表情筋を鍛える筋トレは顔の引き締めやリフトアップも目指せます。毎日コツコツ続けましょう。
また、顔のむくみや脂肪の撃退には、生活習慣を見直すことも大切です。減塩や姿勢改善などを心がけて、体の内側と外側の両方からアプローチするのが、小顔への近道といえるでしょう。
小顔になると第一印象が変わります。本記事を参考に、結婚式や同窓会などのイベントに自信を持ってのぞめる、すっきりと引き締まった小顔を目指してください!
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