• 2023年6月20日
  • 2023年6月8日

職場恋愛、嫉妬に耐えられなくなってきた。異動願いを出すべき?

 

水面下で進める職場恋愛は、嫉妬してしまうシーンが多いのがネック。業務とはいえ異性と話しているところを見かけるのがつらすぎて、異動したくなる……。このお悩みに対して人気ブロガーのDJあおいさん、ロリータモデル兼看護師の青木美沙子さん、産業医の井上智介さんらスペシャリスト3人がアドバイスします!

今回のお悩みに答えてくれるスペシャリストたち

職場恋愛、嫉妬に耐えられなくなってきた。異動願いを出すべき?

相談者
数年前から同じ科の医師と職場恋愛をしている看護師です。

職場のみんなにはバレているかもしれませんが、内緒にして付き合っています。

業務上避けられないことなのですが、彼がほかの看護師と話していると、嫉妬心がわいてしまうのが悩みです。

仕事に影響が出てしまわないように気をつけていますが、ここ最近そのことばかりに気をとられ、一人で抱え込むことが多くなり疲れてしまいました。かわいくヤキモチを焼ければいいのですが、素直になれず、2人でいるときにも優しく接することが難しくなっています。

別れるつもりはありませんが、いっそのこと他科に異動願いを出そうかと考えています。でも、恋愛が理由で異動するのもなって……。

みなさんならどのような選択をしますか?

スペシャリスト3人のアドバイスは?

人気ブロガー
DJあおいさん

妬心ってわりと精神面のコンディションに左右されませんか?

弱っているときほど嫉妬深くなるし、ご機嫌なときはそれほど嫉妬しないし、あまり一貫性がないように感じます。

些細なことで嫉妬してしまうときはメンタルがお疲れのときであり、『ちょっと休め』のサインとして受け取ってあげてください。とはいえ仕事を休むことは難しいでしょうから、主に恋愛を休んでください

嫉妬深い性質の人って、恋愛を休むことが苦手。会っても素直になれないくせに会いたがり、喧嘩になるだけなのに休むことができない。結果メンタルを消耗して、さらに嫉妬深くなってしまうという悪循環に陥ります。

素直になれなければ素直になれるまで恋愛なんてひと休みしていればいいんですよ。恋愛も過重労働にならないように、せめて週に2日は休日を挟んであげると、メンタルが安定して嫉妬心も落ち着きますよ(by DJあおいさん)。


ロリータモデル・看護師
青木美沙子さん

私なら迷わず、他科に異動願いを出します。

彼がほかの看護師と接しているのが気になって働きにくいと、それがストレスになり、挙げ句の果てにはミスにつながる可能性もあります。

それに、その嫉妬心が原因で彼との関係性が悪くなっている状態も変えないといけないと思います。職場の同僚に気づかれたら、さらにややこしくなるでしょうし……。

新しい環境で、「仕事は仕事」「恋愛は恋愛」で分けて考えられるような環境づくりが大切だと感じました。

ストレスを感じにくい働き方を自分で選択して、恋愛も仕事も上手くいくように願っています(by青木美沙子さん)。


産業医
井上智介さん

好きだからこそ、つらくなることもありますよね。心のどこかで「彼も配慮が無さ過ぎる!」と思ってしまうこともあるでしょう。

実は恋愛における嫉妬心は、自信のなさからやってきます。心の奥底では「彼に見合うだけの魅力がないのかも……」と不安だから、彼がほかの看護師と話をしているだけでソワソワしてしまうのではないでしょうか。

とはいえ、いきなり自信を持てるようになるのは難しいでしょうから、まずは目の前で起きていることを「事実」と「主観」に分けて考えるようにしましょう。

「他の看護師と話をしている」という事実と、「私のことが好きではないのかも」という主観を結びつけるのは、はたから見れば論理の飛躍です。ひと呼吸おいて、事実だけを感じるように意識してみてください。

それでもモヤモヤが解消できなさそうなら、異動願いを出すのもいい方法ですね。相談者さんの素敵なところは、相手を変えようとせず、自分や自分の環境を変えようとするところです(by 井上智介さん)。

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三者三様のアドバイス、いかがでしたか? 自分の気持ちをコントロールするのは簡単ではありませんが、異動願いを出す前にやれることもありそうですね。相談者さんのお悩み解決の一助になれていれば幸いです。それではまた次のお悩みでお会いしましょう。

企画・構成/藤田佳奈美(TAC企画)

DJあおいさん

月間600万PV!の大人気ブロガー。独自の恋愛観と核心をついた鋭いアドバイスで、Twitter合計フォロワー35万人の人気を誇る謎の主婦。女性誌やサイトで連載多数。著書に『キャリアなどに興味はない。それなりに稼げて、ストレスフリーなら、それがいいのだ! 』(ワニブックス)、『女の人間関係はめんどうなのよ 人付き合いの処方箋』(KADOKAWA)、『結婚は「だから、好き」より「だけど、好き」。』(幻冬舎)など。

青木美沙子さん

ロリータファッションモデル / 看護師 / 日本ロリータ協会会長
雑誌『KERA』『姉ageha』でロリータモデルをしつつ正看護師としても働く。2009年、外務省任命カワイイ大使として25カ国45都市以上の国を歴訪。2013年、日本ロリータ協会を設立。ロリータファッションBOOKの発売やプロデュース業も行うなど、精力的に活動している。

井上智介さん

産業医/精神科医/yahoo!ニュース公式コメンテーター
島根大学医学部を卒業後、現在は産業医・精神科医・健診医の3つの役割を中心に活動している。産業医としては、毎月30社以上を訪問。著書に『職場での「自己肯定感」がグーンと上がる大全』(大和出版)など。

著者プロフィール
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