
師長や主任などから「看護師を辞める」ようにうながされ、つらいあなたへのアドバイスをお伝えします。
決定権は自分にある
管理職との面談などで、「あなたは看護師に向いていないと思う」「看護師、辞めたら?」などと言われ、傷ついている看護師たちは決して少なくありません。実際、私のカウンセリングでもそのようなことを言われ、つらい思いをしている方からご相談を受けることがあります。
結論から言いますと、看護師を辞めるか辞めないかの決断は「誰かに言われてする」ものではありません。なぜなら、人生の責任は自分にしかとれないからです。相手は自分のために良かれと思って言ってくれたのかもしれませんが、それは単なるお節介にすぎません。相手がどう思うかを配慮せず、許可なく人生のアドバイスをする人がいることは、私個人としても非常に残念に思っています。
上司に看護師を辞めるよう推奨されたとき、受け流せる人とそうでない人がいます。両者の大きな違いは「たとえつらい気持ちになったとしても、その後に建設的な考え方ができるか否か」です。
ここでいう「建設的な考え方」とは、
- 1) 相手の主観と自分の価値は無関係であることを認識する
- 2) 改善のために、どのように行動すればいいのかを考える
ということ。
この建設的な考え方を阻む最大の原因は「自己肯定感」が極端に低いこと。この自己肯定感が低ければ低いほど、いくら頑張っても行動につながりにくい、あるいは行動が持続できなくなるのです。
頑張っているのに、成果が表れない、認めてもらえない……。と悩む方は、行動も大事ですが、自己肯定感を高めることが最優先となります。
コミュニケーションをとろう
自己肯定感を育てるよりも取り組みやすいのが「実際に行動すること」。しかし、「どのように行動すればいいのか」がわからない人はたくさんいます。
カウンセリングでも「もう3年目なんだから、それなりに動けるようになってもらわないと困る、と言われたものの、どうやって動いたらいいかわからない」といったお悩みが多く寄せられますが、実際に相手が何を求めているかは、言った本人に聞かないとわからないのです。
言われた側は「そんなこともわからないで仕事してるの?」などと否定されるのが怖くてなかなか聞けないかもしれません。しかし、結果的に「相手が具体的に何を自分に望んでいるのか」を明確にできないことにより、いつまでも的を外れた行動をとり続けてしまうといったケースは少なくありません。
「どうやって動けばいいのかわからない」という聞き方ではなく、「~な場合、私がとるべき行動は○○や△△などがあると思いますが、こうすればさらによくなるというアドバイスなどがあれば教えてください」など、自分の考えをしっかりと伝えたうえで、相手の求めていることを聞いてみるといいでしょう。
「誰かに何かを言われたから」という他人任せの意識ではなく、自分が看護師として一個人として「どうありたいのか」をこの機会にもう一度考え、主体的な行動をとるよう意識してみましょう。
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